今夜も飲んじゃった・・・

よう子とたか子のカルトワイン日記

本当なのかい、Jolyさん・・・

2006-06-24 16:59:53 | Weblog
先代A.Jolyについて調べているうちに、現当主Nicolasさんの記事にハマっちゃいました。基本的に言ってる事の半分以上は意味不明(笑)。その中で酸化について非常に興味深いことを言っているのでご紹介。


『ビオディナミのワインはほとんど酸化(生命が破壊されること)しません。』


確かにビオワインは抜栓して置いといても、変らないって聞くけど限界があるような気が・・・。「酸化」の事を『生命が破壊されること』と言ってるところがアブナイJolyワールドです

ちなみに高めの温度、18~20度でサービスするのがベストらしく、赤と同じで冷やしちゃダメってことですね。そして一番衝撃的なのがコレ↓。


『抜栓後、冬なら暖房が入っても数ヶ月もちます。夏は2~3週間ほど。10年熟成したものは3~4日、20年ものなら2~3日でしょう。』

夏の2~3週間もスゴイけど、冬なら数ヶ月!? そんな常識を覆すような事があるのか!?本当なのかい、Jolyさん・・。今度安いヤツ買って試してみようかな。でも私には1本のボトルを数ヶ月飲まずに我慢するの、無理か・・・
誰か意思の強い方がいれば実験してみて下さい。

こんな顔

2006-06-23 00:39:02 | ロワール
下記のA.Jolyのラベルです。今とあまり変わりませんがヴィンテージのラベルなんか味があってグっときますね。 

今回のワイン会では、相手の行動をどこまで許せるか、つまりどこからが浮気なのか?みたいな議題で盛り上がり「日本×クロアチア」戦以上に白熱しました 私の結論は男女間で随分認識の差異があるということです。もちろん、個人の考え方もありますから一概には言えませんが・・・。三度のご飯と同じだけ恋愛話が好きな私としましては次回のミッドナイトもこの辺の話題でいきたいと思います


Clos de la Coulee de Serrant,A.Joly 1962

2006-06-23 00:23:41 | ロワール
ジョリー家がこの畑を所有した年が1962年だそうです。だからファーストだと思います。濃い目の黄金色、分かります?でも'97のサヴニエールもかなり濃い色してたので'62を見たときも特に何も感じなかったのですが・・。逆に下の'83の色の明るさに驚きました かなりドライな味わいでピークをやや超えた感はありましたがしっかりした酸も残ってるし、かなり耐久力のあるワインだなーと思いました。確かにモンラシェと表現されるくらいですから、十分熟成可能なんでしょう。私はモンラシェ飲んだことないですどね、ははは。誰か飲ませて下さい この当時はまだビオでは無いですが、かなり骨格がしっかりしていて良いワインでしたよ、私は好きだな  

ASADA, le 18 Juin

2006-06-22 23:53:36 | ASADAワイン会
今回の目玉は何と言ってもA.Jolyでしょっ 参加申し込みしてからは店主のKさんに、「何人くらい来そうですか?」と何度も連絡したくらい、どーしても飲みたかった1本。だって、もう二度とお目にかかれないかもって言うほどレアな物です。1名欠けていたので若干リスト変更になりましたが主役は続投!貴重な体験でした。

Vin Petillant Naturel Rose,Domaine Ancestra
可愛いっ!!ノンフィルターなのでちょと濁りのある濃いめのローズピンク。とろみと甘みの強いネクター・ジュースにアセロラの酸味と色合いを加えたみたい。甘いけど、酸がしっかりしてるから後味は爽やか!お酒弱めの女の子から呑ん兵衛まで満足させるストライクゾーンの広い1本

Savennieres Clos de la Coulee de Serrant,Nicolas Joly 1983
言わずと知れたビオの教祖様のモノポール。初めて飲んだビオはこれの1997でしたけど、色、香り、味わいまで全然印象違います。'97はもわっとしたビオ香たっぷり、色も濃い目でまったりと肉厚、ボテっとしてたライン。今回はまず香りの複雑性にびっくり。かなり鉱物的でゴム、火打石、オイルなど熟成ムルソーっぽいボリューム。強い酸味と乾いた果実味でややフラットな印象の味わい。ここまでシャープだとは思わなかったなー。ただ1時間後に残りを飲んだら、かなりボリュームアップ!透明感は保ちつつも、とろみ厚みが増してました。

Savennieres Clos de la Coulee de Serrant,A.Joly 1962
目玉!!詳細は後ほど・・・

Monthelie,Jean Garaudet 2004
モンテリーなんかほとんど飲んだこと無かったです。さすがはラシーヌさんだけあって、すごく果実味が感じられるんですが、若いせいかアルコール感がちょっと強くて香りにも味わいにも出てたかな。凝縮したレッドフルーツの香りと一緒にペタっとした粘土香を感じました。もうちょっと寝かせたらどうなるんでしょ?

Midnight Party, le 9 Juin

2006-06-12 02:25:35 | ASADAワイン会
ASADAのブログで何やら奇妙な記事を見ちゃった人、そこで見た詳細(特に数字的なものですね)は忘れるよーに 何だか大げさな形でゲリラ的にアナウンスされてしまいましたが(恨んでますからね・・・)、何かって言うと、『皆で楽しくワインを飲もう!色々飲みたいから持ち込みにしちゃえ!テンション上げてきたいから深夜から始めちゃえ!』という極めて呑ん兵衛的コンセプトの飲み会です、ハイ。記念すべき(?)第一回は3名でしたが、皆さんのセレクションのレベルの高さに脱帽でした


Freeman Pinot Noir Akiko's Cuvee 2003
香りがすごくチャーミングでフレッシュなクランベリーやラズベリーの甘酸っぱさがグラスから溢れてます。フレッシュフルーツのような瑞々しい果実味と想像以上にしっかりした酸。2003とは思えないまろやかなタンニンで本当に繊細な骨格。ブラインドだと絶対ブルゴーニュと思っちゃう程上品な味わいで、少女のような愛らしいワインでした。2002がファースト・ヴィンテージなんですね。さすがはKさん、素敵なワイン教えて頂いて有難うございます

Rosso di Montalcino Campalto,St Giuseppe 2003
まずラベルが素敵!ラベルのセンスが良い人はワインも美味しいんじゃないか、なんて思ったりするこの頃ですが、これもかなりのヒットでした プラムやダークチェリーのリキュール、なめし皮、土やきのこの熟成香もするほど複雑な香りと深みのある味わいはサンジョベーゼ100%とは思えない!それもそのはず、本来ブルネロになるべきワインだったのです!瓶詰め前にロッソに落としたらしいのですが、生産者自身がブルネロにすべきだった後悔したほどの品質。ビオを取り入れてる新進気鋭の生産者。これから注目度が上がりそう!湘南男さん、ごちそうさまでした。

Miani Ribolla Gialla 2003
イタリアって土着の品種が多すぎて苦手なんですよね。以前ラディコンのリボッラを飲みましたが、造り手の個性が強烈で品種云々の問題にならない。なので今回がリボッラ初体験みたいなものです。全体的にはSBをちょっと繊細にしたような特徴。粉せっけんとか樟脳の香りが染み付いたタンスの中みたいな個性的な香りが印象的でした。酸がかなりシャープでちょっと突出し過ぎているように感じましたが、これも品種の特徴なのかな?馴染みがあるせいかトカイやリボッラより彼のシャルドネやSBのほうが濃厚で好きですね、私は。しかし、もう少し安くならんのかね・・。


ワインも美味しかったのですが、それ以上に二次会でのトークが最高でした。Kさんの裸族の話は興味深かったですね~ どっちかって言うと二次会メインみたいなトコありますから(そう思ってるの私だけ?)、ワインはガソリンみたいなもんです しかし、家で軽く睡眠をとってから参加した私が最後に一番ヘタってました・・ 皆さんタフ過ぎですっっ!!次回はもっと飛ばしていけるように頑張りまっす。皆様お疲れ様でした


Chateau Mercian 甲州きいろ香 2005

2006-06-11 23:43:08 | 日本
どうしても白ワインが飲みたいな~と思い、久しぶりにワインショップに行きました。いや~、楽しいですね、お酒に囲まれてるって(笑) あれこれ目移りして、しばらく店内をウロウロしてたんですが、見つけた途端迷わずレジに向かいました。去年のリリース前から色んなメディアで話題になったので皆さんご存知だと思いますが、甲州種にSBがもつようなグレープフルーツの香りの成分を発見し、それを最大限活かすべく栽培から醸造までこだわったのがこの「きいろ香」です。

確かに香りのボリュームはソーヴィニョン・ブラン!柑橘フルーツやレモンバーム等の青いハーブの香りが広がりますが、奥の方に甲州っぽいイースト香、吟醸香も感じます。収斂性のある酸と瑞々しい果実味、ミネラルも豊かなんですが、最後にふわーっとあがって来るアルコール感がやっぱり甲州。何ともフシギなワインです。ブラインドだったら甲州とは思わないな~。

賛否両論あるらしいですが、私はもちろん大賛成!だって色々あった方が楽しいですよねー。ムシムシしたこの時期にはピッタリのワインですぞ。グイグイ飲んじゃいましたわ しかし、この写真でグラスがガロ社の景品だってバレちゃうなー。ちゃんとしたの買わなきゃ

羊会、le 30 Mais !!

2006-06-05 23:09:32 | Weblog
ムートンの会ではございません。ジンギスカン・パーティのことでございます。北海道出身のAさんがプロ顔負けの本格的なジンギスカンを用意してくれる会で今回が二回目でございます。本音を言うとこの会の事はアップしたくなかった・・・いや、できない。なぜかと言いますと・・・私かなりやっちゃいまして、記憶が曖昧なのでございます 久しぶりです、こんなに覚えてないの(ツッコミ入れないように、そこの人!)・・・。誕生日の前日ではじけちゃたってことで勘弁してくらさい だって、平日会社休んでバルコニーでお日様浴びながら昼間からワイン飲んでたら誰でもそうなるでしょ なので細かいコメントはTちゃん頼んだっ!!

ちなみに、写真の順と飲んだ順は異なりますです。

Beringer Chardonnay Private Riserve 2004
以前からカリピノ、カリピノと騒いでいた私を黙らせる為にAさんがハートフォードのピノを頼んだところ誤発送で届いたベリンジャー君です。・・・がスペクテーターのワイン・オブ・ザ・イヤーを受賞してるだけあって旨い!!今までベリンジャーって、大手過ぎてちゃんと飲んで無かった自分に反省しました。華やかなトロピカル系の果実味がたっぷりなんだけど、コッテリし過ぎず、何だろ、ブル・タイプと樽ガッツリのカリ・タイプの中間みたいでかなり美味でした。っつーか、コメント抽象的過ぎ!?これからもっとヒドイから

Hitching Post Pinot Noir Cork Dancer 2004
実はこのワイン、Aさんが当日わざわざ神田まで買いに行ってくれた1本です。いや~、前から思ってたけどAさんってホント良い人だね~(あれ、当日言ってた事と違う?)ヒッチング・ポストのピノはあのサイドウェイ騒動の頃グラスで飲んだことあったんだけど、フツーって印象しかありませんでした。今回改めて飲んだら凝縮感に驚いた!今飲んで十分美味しいしコスト・パフォーマンスも最高!やっぱシチュエーションが大事ってこと

Jacques Selosse Rose
自分で持参しました。まさか自分の誕生祝いに空けるとは・・・人の為に飲みたかったんですが仕方ない しかし、日本での彼の評価はちょっと行き過ぎなモノを感じます、全てはワイナート効果でしょうか。ここまで価格を上げたのは日本人です、これは間違いないっ!でも、旨いのは確か!ロゼもパンチがあって3本目でも埋もれないし、羊にも合う!以前友人宅でちょと寝かせたSubstanceを飲んだ時、人生で味わったシャンパーニュで一番感動したんです それ以来大ファンなんですよ。皆さん彼のシャンパーニュはちょっと熟成させた方が良いですよ。

Chateauneuf Du Pape,Chateau de Beaucastel 2004
Tちゃんがダーリンのセラーからくすねてきた1本。あっ、違ったっけ?正直、いつこのワインを開けたのか覚えてませんっひぇ~。 でも私のローヌのイメージをがらっと変えたのはボーカステルです、これホント。今まで苦手だったんです、ローヌ。これは純粋にブドウの果実味が楽しめて、過剰なスパイス感もなくとても美味 次回はオマージュ・ア・ジャック・ペランでヨロシクぅ~なんちて!


いつものメンバーだったから良かったものの、Aさん、Tちゃん、そしていつもお部屋を提供してくれるSさん、ご迷惑をおかけしました まあ、Tちゃんはお互い様ってとこかしらん にゃは。 とにかく、この会で見た私の姿は早く忘れて下さい・・・。そしてこれからもヨロシクです

第25回 CWFC vol.2

2006-06-02 01:25:19 | カリフォルニア
5.Red Car Amour Fou 2004
ASADAで話題のワイン、ようやく飲めました~ とにかく個性的な味わいで、私の印象はローズ・キャンディー。ちょっと人工的な雰囲気の香りと味わいだったかな。しばらくするとカリピノらしい、チェリーやクランベリーのリキュールのような甘い果実香が広がってきました。'03はもっと濃厚だったとか。それにしてもラベルのインパクトはナンバー1です!

6.Ojai Apricots 1997
ジンとシラーのブレンドです。私のグラスは底の方でオリがいっぱい、旨みも渋みもギュ~ッと詰まってましたが、やっぱり断然上澄み派なんですよねー。チャーミングな果実味と酸のバランスが良く予想よりもピュア。ジンのネットリした濃さが苦手な人にはオススメです。

7.Newton Unfiltered Merlot 2002
2本目のブラインド。3択のクイズ形式で全問正解しちゃいました、えへへ まあ勘が当たっただけですけど。なんせ、シラーだと思ってましたから(笑)。果実味もタンニンもしっかり、凝縮感たっぷりのワインですね。バランスが良くて心地良い濃さでした。

8.A.Rafanelli Zinfandel 1986
ジンのオールドってあまり飲む機会が無いですが、枯れた感じもグーです やや酸が強い印象はありましたが、果実味もしっかり残っていて意外に透明感がありました。ジン好きにとっては興味深い1本でしたよ。


計8本、全て違った味わいでとても充実したワイン会でした 濃い濃い好きの方々にはやや物足りなかったみたいですが、私にはちょうど良かったです。しかも、最後にサプライズで誕生日を祝って頂いて、かなり感激 (ただ年齢が皆ににバレちゃいましたけどね )お店の雰囲気も素敵でサービスも良いですから、皆様是非足を運んでみて下さいね~。

http://www.cwg.jp/slo.html

ちなみに次回のCWFCも随分ホットなラインナップみたいですよ~。しっかり手帳に予定書き込んじゃいました




第25回 CWFC vol.1

2006-06-02 00:16:39 | カリフォルニア
行ってきましたよ~、CWFC なんと言っても今回のワインは熱いっ!!Brewer CliftonのGreg Brewerが新しく始めたワイナリーDiatomが登場しましたから どんだけ体調が悪くてもこれだけは行くつもりでした。まあ、結局全て美味しくいただきましたけどね~

1.Moraga Bel Air 2002
ウェルカムドリンクで出てきたのですが、これが旨い!ロサンゼルスのSBで、香りはかなり華やかな柑橘系ですが、ミネラルたっぷりで瑞々しい味わい。現地で75$もするらしいですよ~。スタートからエンジン全開です

2.Diatom Chardonnay Clos Pepe 2005
来ました、今一番ホットなワイン!まずそのヴィジュアルにぐっときますね~!ロウ・キャップがいーんだな。'05なのでかなり若いですが、オレンジや、熟したグレープフルーツの果実味に加えリッチなミネラルが弾る!高めの酸が全体を引き締めアルコールが高いのにとっても爽やか!今回一押しの1本です

3.Diatom Chardonnay Huber 2005
畑が違うとこんなに味わいも変わるんですね。クロ・ペペよりずっとトロピカル!マンゴーやパッションフルーツなど南国系フルーツの濃厚な甘みたっぷり。ボディも厚くネットリしてるなーと思ったら、なんとアルコール16.2%なんですって、ひょえ~!ガツンとパンチがあるんですが、酸とミネラルで上品に仕上げてあるところがさすがです

4.Atlas Peak Sangiovese 1992
ブラインドだったのですが、残念ながら私たちに注がれたボトルは綺麗にブショネでした 香りも味わいもとにかくコルキーで、品種なんて全くわかりませんでした・・。まあ、ブショネじゃなくても新世界の品種なんてわかんないですけど。本来の味はちょっとわかんなかったですね、二口ほど飲んで残しちゃいました。ゴメンナサイ。