軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 6月19日(土) ♪高原列車はラララララ 056

2010-06-19 21:13:12 | 日記
 
 今日は土曜日で学校は休み。
 テスト前なので生徒も教職員もおらず、静かなものでした。
 (校外で大会などに参加している生徒、引率している先生はいましたが。)

 そのような日に、15:00から同窓会正副会長会、16:00から同窓会総会、終了後2時間余りの懇親会が同窓会館で行われ、学校からは、田澤教頭、加藤事務長、同窓会係の勝見先生、校用技師の中澤さん、そして私の5人が出席しました。
 というわけで、登校日ではありませんが、ブログを書いています。

 今日、同窓会の皆さんが口を揃えておっしゃっていたことが2つあります。
 1つは、「くくり募集」のことです。
 国際文化科の定員割れに対して「母校がどうなってしまうのだろうか」という不安をここ数年来持っていたというのです。
 「普通科・国際文化科あわせて120人の募集」という形にしたのは、かつてからの同窓会としての希望でもあり「本当にありがたい」ということでした。

 もう1つは「軽井沢高校の前にぜひ駅をつくってほしい」「そのための努力をみんなでしよう」ということです。
 軽井沢高校は、幹線道路、電車の線路、新幹線の線路の3つが学校のすぐ南側に並んで走っているという、長野県では珍しい学校で、立地条件は極めていいのですが、中軽井沢駅と軽井沢駅のほぼ真ん中に位置していて、どちらからも徒歩で30分くらいかかります。
 そのため、徒歩で夜遅い時間に帰るには暗い箇所があるとか、夏はともかく冬の寒いときにスカートで歩くには距離が長いとか、学校が駅から近ければもう少し遠くの地域から通えるのに、といったことが前々から指摘されていました。
 線路から遠く離れた学校では、駅設置以外の方法でこの問題を解決するしかないのだと思いますが、本校は幸運にも校門から数mのところに線路が走っています。
 ですから、有力な選択肢の1つとして「新駅設置」という話が持ち上がるのは、当然と言えば当然です。

 実は、前回勤務した時からこのことは話題になっていて、何とかなるものなら何とかできないかなあと思っていましたので、4月に赴任して以来、結構な時間とエネルギーを割いて取り組んできました。
 今にして振り返っていただけば、このブログで「○○さんにお願いすることがあり・・・」と書いた箇所が何か所かあったと思いますが、それはだいたいこの「新駅」に関するものです。
 事務室も含めた校内教職員の「ぜひ」という声を受け、PTA、地元離山区、町観光協会、町商工会などにも理解を得、しなの鉄道本社にも佐藤同窓会長と一緒に伺いました。
 町役場の方々にも提案の趣旨を説明させていただいています。

 本日、総会でこれまでの取組の経過を説明させていただいたところ、「同窓会としても以前から期待していたことでもあるのでぜひ」など、活発な意見交換を経て、軽井沢高校同窓会として正式に「軽井沢高校前の新駅設置を推進する」という文言を、本年度の事業計画の中に入れることになりました。
 学校だけでなく、地元の住民の皆さんや、町の関係者の皆さんからも、「軽井沢高校の前に駅が必要」「ぜひつくってほしい」という機運が徐々に盛り上がりつつあります。
 クリアしないといけない課題はいくつもあるとは思いますが、何とかして実現できるよう、皆さんと手を携えてがんばっていきたいと思っています。

 明日も酒席がありますので、木曜日から4連チャン。
 その3日目の今日も、懲りずに「修行」が続きます。