軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 6月 3日(木) 初夏の稲妻 044

2010-06-03 19:34:56 | 日記

 軽井沢高校の住所は、軽井沢町大字軽井沢ですが、区で言うと「離山区」というところにあります。
 学校の裏の方に、標高1256mの「離山」という、他の山々から離れた、こんもりした山があり、敷地のすぐ裏を「離山通り」が走っています。
 (ちなみに軽高の標高は950mです)

 離山区には何かとお世話になっていますし、直接お話したいこともあったので、以前から区長さんにお会いしたいと思っていました。
 佐藤同窓会長さんが離山区のご出身なので、間を取り持ってもらい「お会いしたい」と伝えたところ、「こちらから伺います」とのご返事で、今日、お二人で校長室に見えたというわけです。
 石原区長さんは、離山区長を、今年で17年連続でお勤めになっていて、町の区長会長もされているそうです。
 校長室に飾られた歴代校長の写真を見ながら、お二人がどの校長さんを知っているか、というような話にもなったのですが、なんと、石原区長さんは、本校の歴史のスタート、昭和18年の軽井沢高等女子校(翌年高等女学校)の初代校長、清水校長についても「ちょっと首をかしげて穏やかに話をされる方でしたなあ」とおっしゃるので、「え?それなら、創立以来、ずっと本校のことをご存知ってことですよね?」と申し上げました。
 軽高のことも含めて、まさに地元のことは知らないことはないという位の方なのです。
 恐る恐る「最近の軽井沢高校はどうですかね?」とお聞きしました。
 「いいんじゃないですか。落ち着いているし、マナーもいいし」というお答えでホッと胸をなでおろしました。

 今日は、全校防犯交通講話があり、軽井沢警察署の宮坂さん、北林さんのお二人が講師を務めてくださいました。
 生徒指導主事の山極先生がその時々の生徒の状況を踏まえて署長さんと相談し、講話の内容を決めています。
 お二人の話からは、十分な時間をかけて準備してくれたこと、生徒に本当に伝えたいメッセージがあって話をしていること、が伝わってきました。
 とてもありがたいことで、署長さんにはお礼の電話をしました。

 講話の途中から雷が鳴り始めました。
 講話に続くクラスマッチ表彰式が終わってからも、音はどんどん大きくなりました。
 その割に大して雨が降らないので、「佐久には『浅間の夕立音ばかり』(浅間山の夕立は音だけで降らない)とか『浅間の雷音ばかり』っていう諺があるんだよね」などと話していたら、夕方からはそこに稲妻が加わりました。
 学生時代に好きでよく聞いていたAliceというグループの曲に「冬の稲妻」というのがありました。
 SMAPは「青いイナズマ」でしたっけ?
 さすがにその後は激しく雨が降り出し、教務主任の池田先生が「大雨洪水雷注意報が出ているので、用事のない生徒は早く帰りましょう」という放送を入れていました。

 離山の話を事務室でしている時に、今話題の鳩山首相の別荘の話になりました。
 軽井沢の別荘はしょっちゅうテレビに映りますが、どこにあるかまでは知りませんでした。

 「前回5年もいて離山に登ったことがないんですよ」と言うと、校用技師の中澤さんから「眺めがいいので、ぜひ登ってください」と言われ、ますます今年の夏には登らないといけない状況になって来ました。
 登るのは、夕立のなさそうな日を選びたいと思います。