犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

犬旅 長野その3 信州松本そば古こばやし

2016年09月28日 | 犬旅・おでかけ

翌日目覚めると朝から悲しいくらいのどしゃぶり


朝ごはんを食べて、とてもこの調子じゃ犬たちを連れ歩けないね、朝寝しよう、ということになって、ごろごろ



お昼前に少し良くなり、おそばを食べに行くことにした
そのあとの予定は、お天気次第ということで
おそばやさんは『信州松本古ばやし』に決まった



NHKの『おひさま』という朝ドラに出てきたおそばやさんのモデルなんだそうで(見てないからわかんないんだけれど)、そういうところはやっぱり混んでいる
ずいぶんと並んでいたようなので、お店の人にどのくらい待ちますか?と聞いたら20分くらいとのこと
それなら、と言って、最後尾に並ぶ

悪天にも良いところがあって、この日は4月のはじめや10月の終わりくらいの気温だった
20℃以下で寒いくらい
すぐ近くのお店(古ばやし)の駐車場、犬たちは車の中、ぐっすりと眠っている

存外はやくに呼ばれ、一番奥の大きなテーブルに案内された

もり(2枚重)1,200円
天ざる 1,600円
玉子焼き 700円

このほかにお父さんは月見(あったかいの)、季節の天ぷらを頼んだ気がする
なぜかお父さんは蕎麦屋に行くと、あったかいのと冷たいのとを頼む
あったかいのがない場合は冷たいのを多めに頼むのだ



実は私はそばアレルギー(軽)のため、体調が悪い時は、そばは遠慮しているのだが、このときは大丈夫だった
長野へはたびたび出張で来ていて、地元のそば通から、安曇野とか、美味しいおそばやさんをいくつも案内してもらった
地のものを、地元の人が、おいしくもてなすお料理といった感じで、どれも素材の良さが光っていた
10代の頃からプライベートでも仕事でも、何かあると長野に来ていたのだが、松本は今回が初めて
東京なんかよりよっぽど都会だと聴いてはいたが、おかみさんはじめ(多分御嬢さんなんだろうと思う)お店のみなさん美人、美男子で恐れ入る
みなさん女優さんも顔負けの美しさなのだから、困ったものだ



このお蕎麦やさんは安曇野のわさびを使う
料理が出来上がる前に生わさびをおろしながら待っている
つゆに混ぜるのは無粋で、そばに載せて食べるのだという
はたして、教えられたとおりにやってみると、それはそれは美味しかった
普段はわさびでなく七味を使う夫も、やってみて、美味しい美味しいといっていた



天ぷらももちろん美味しかったが、たまご焼きがとても美味しかった
蕎麦やの卵焼きは美味しいというけれど、想像していたのとは違って、ごくごく素朴な、あまいたまご焼きだった
なぜだか祖母の味と似ていて、懐かしく思い出していた


大満足で店を出ると、本降りになりそうな、ならなさそうな、さて次はどこへ行こうか
本来の目的ではあるけれど、どのみち、川遊びは危険だ
何度も行っているから人間だけなら、そこまで行く気はしないけれど、犬たちは初めてだから、わさび園はどう?
せっかく長野に来たというのに、いくつも川をみたが、雨のせいでどれも泥水色になっていて、なんだか切ない
わさび園の水なら少しはきれいなんじゃないかと、期待していくことにした


(次回につづく)