犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

感情。

2014年09月02日 | おせわがかり日誌


万物ピラミッドのてっぺんにいるかのような、人間。

もしその人間がこれからも繁栄し続けるというのならば、

「感情」というオプションはつけなかったのではないかと思う、今日この頃。




「感情」さえなければうまくいく。

でも人間は「感情」に左右されて生きていく。

問題を起こしたり、プラン通りに動けなかったり、

ルールを破り、理性とは正反対の行動をとってしまう。




まるで滅びのメカニズムとして組み込まれたような、感情。

でもこの感情があるから、人と人とが強く結ばれたり、

信じるもののために突き進んだり、守りたいもののために何かを犠牲にしたり、

無茶なパワーを爆発させるようにもできている。

このオプション、良くも悪くも本人次第ってやつですか。





犬も猫も、ないという人もいるけど、どうぶつには感情がある。

文鳥ですらある。(彼らはいつも怒っている)

でも、多くの個体は感情に流されない。本能がそれに勝る仕組みだ。

それでも自分を犠牲にして自分のこどもでもない何かを守ることがあったりする。

世間で話題の、怪我させられた盲導犬、広島の被災地ではたらく救助犬もそうだ。

自分がけがしても、役目を果たそうとしてる。

これは感情とは少し違うのかもしれないけど。

理性とも違う。




芥川龍之介は言ってた。

「人はその性格に似た事件を引き起こす」

人間は「感情の生き物」っていう結論だったのかな。




あ、犬にはまったく関係ない話でしたね。