くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

わたしたちの教科書 第7話

2007-05-25 14:43:24 | わたしたちの教科書

三澤先生のキャラにぶっとびました

仮にも教師だった人の様子とは思えないほどの軽さ。

                           

三澤先生が明日香を殺したという戸板の話を詳しく聞いてみたら

雨木と三澤先生とにトラブルを目撃したのでまずは疑ってみたという程度でした。

雨木の教師いじめが引き起こした事件だという戸板。

戸板の推論はあてずっぽうのため珠子はペンを投げていましたが。

戸板が封筒を開いてみれば数千円。怒る戸板はおもちゃも買えないと言います。

加入一年以内の自殺で保険は下りるかと聞いていましたが、すぐにはぐらかして

三澤先生の行方を探し出す事でいくらか出させようとして作戦変更の様子。


学校では瀬里が事情聴取に行きます。

まさか訴えないだろうとタカを括ってる学校側ですが瀬里は

珠子は優秀な弁護士でありかつ確固たる信念を持った弁護士だと伝え、

しっかりと検証する必要性を匂わせました。

この期におよんでも瀬里と珠子は敵対してるとは思いたくない私。

しかし、教師達への聴取も行っていますが教師達は何もないようです。

加地だけはボイスレコーダーに入っている自分の声が気がかりのようです。

それはいじめがあったという証拠として裁判所に提出される、

今後も容赦なく追求してくるから強い意志で対処するようにと言われています。。

頼りない雰囲気の加地です。

一点だけ聞きたいと雨木に訊ねる瀬里。

瀬里はこの案件を引き受けた以上、どんな真実でも外には出さないと約束した上で

守るべき対象が何なのかをはっきりさせるべく雨木に言います。

本当のことを教えてください。明日香に対するいじめはあったのですか?

しかしここで画面は切替・・・雨木の答えが知りたかった~~

学校から帰り際に、「本件は我々が勝つことになるだろう」と宣言。


珠子は三澤先生が写ってる写真の隅に焼け焦げたぬいぐるみが写ってる

ことに気付きました。


剣道部員のランニングに参加し、なぜか感激。休む加地のそばにいた兼良は

加地からしてもらいたいことはあるかと聞かれ何もないと言いますが、

学校が真っ二つに崩れる夢を見て、自分も二つに割れるという意識があるそうです。

先生に味方でいてほしいとそれだけは訴えていました。

単純な加地。すっかり子供に乗せられています。

 

珠子は明日香の施設に行き、担任の様子を探りますが情報なし。

しかしここで明日香が何かを質に入れた証書を受け取ります。

日付けは4月のある日。飛び降りる直前のようでした。

そして戸板が三澤先生をつれてきます。

ケーキを選ぶ口調も軽く、仕事をやめたら妊娠したという調子。

塾の経営者との結婚はいいタイミングだったようで戸板にも教師なんかやめて

もっとまともな仕事をしろというのです。

さて本題に入っていきますが、三澤は明日香の死を知らない様子。

死んだと伝えられても興味なしのようでケーキの種類を変えることに意識が集中。

ちょっと信じられない態度です。さすがに戸板もキレてしまいました。

しかしそれは心に深く潜む罪悪感の裏返しだったのかもしれません。

いじめがあったのかという問いにも応えなかったのに、

 「私、止めようとしたもん。

  あの子がいじめられてる時、あたし止めようとしたもん。」

珠子の目が見開きました。いじめられていたと教師が確かに言いました。

泣きそうな顔してぷんぷん去っていく三澤です。

きっと自分のクラスのいじめの根の深さに恐怖を感じていたのでしょう。

だから軽薄を装ってはみたものの、自分の子供は私立に入れるというのでしょう。

 

さすがに珠子は戸板を怒ります。たった一人の証言者だったのに。

戸板にしては珍しく正義漢だったのも今回は裏目に出てしまいました。

しかしこのままではまずいと分かってる戸板も挽回すべく謝ってくると立ちました。

それにしても戸板は離婚して養育費を払う立場なのにパチンコで、すって

借金まみれで払えない。だから保険金で払おうとしたようなのです。

三澤を待つ間にと渡された一年担任時の指導日誌。

その中には明日香に対するいじめの様子が書かれています。

机の上に消臭剤が置かれていた。

明日香が手を洗い続けていたことを思い出す珠子。

体操着がゴミ箱に入っていたことも。

さらに机の上に花瓶が置いてあり、菊の花がさしてあったこともありました。

画鋲が置かれたり、トイレから戻ったらずぶぬれだったことも。

そんなところに三澤先生が現れました。

担任としてきちんと副校長に相談したらしいが「様子を見ましょう」という言葉で

片付けられてしまったようです。

再三の相談も退けられ、最後には指導日誌の内容も改ざんしたということです。

しかし首謀者は誰かわかっていた!

今までそれすらも知らなかったのに、初めて形をあらわしました。

それは川のところで教科書を燃やしている生徒を発見したから。

ぬいぐるみも投げ込んだところで踏み込んだようです。それがあの燃え残りです。

生徒の名は「兼良陸」。

副校長に報告し親も呼んで三者面談をすべきだと提言しても退けられてしまった。

三澤先生は自分としては精一杯やったことを強調しています。

明日香の死を悲しんでるようには見えないし、自分のせいだといわれないための

言い訳にも聞こえますがでも訴えたことで逆に首になったというのが公立なのに変。


先日に大城から日曜日のモーションを掛けられていた加地でしたが、意味も受け取

れず剣道部の試合だと言っていました。ポーの方がよっぽど分かってる。

その大城の仕事を、剣道部が優勝したから分かち合いたいと

自分が担当するべく書類を半分こ。何となくいい雰囲気の二人になっています・・。

 

珠子と戸板は質屋に行きます。証書を見て質屋のオヤジさんは明日香のことを

よく覚えていました。必ずとりにくるから絶対に売らないで欲しいといわれたこと。

質屋から出た戸板は三澤先生を連れてきたお礼を要求しつつもそれは冗談だと

笑い飛ばしました。明日香の何かに同情したのね。必ず三澤先生を証言台に連れ

てくると約束しました。ありがとうという珠子。それがくすぐったいほどに響いた戸板。

だから珠子はさらに言います。加入一年以内の自殺では保険は下りないことも

淡々と言うのです。偽装してもそれが偽装だと証言すると。だから、養育費は毎月

コツコツと支払うしかないといいます。これで戸板は決心がつきました。

学校に頭をさげて戻ろうと思ったようです。そうすることで情報を教えることもできる。


学校に菊の花を持って行き兼良を見つけた珠子は詰め寄ります。

白い菊をさしだしこれはお葬式の時に使う花だと説明するのです。

この花を机に置かれたらどんな気持ちになると思う?そして弁護士だと名乗ったあと

明日香との間に何があったかと問うのです。しかし兼良はわけわかんねえと

行ってしまおうとします。それをおいかけ、フェンスに追いつめ、

「わからなくないわ、考えて、ちゃんと考えて」と叫ぶのです。

しかしここに加地が登場。信じられないくらい加地は変わってしまいました。

珠子にも学校に土足で踏み込むなというのです。そこにやってきた雨木。

中へどうぞ。菊を加地のポケットに入れていく珠子。珠子の中で葬られた加地。

ぷぷ。。いい気味!珠子は屋上で雨木に聞いています。

4/15質屋に女子中学生が訪ねてきました。

この世に立った一つしかない壊れて動かない父親の時計を質にいれわずかのお金

を手にしました。新しい教科書を買うために。あの教科書はお父さんが買ってくれた

教科書だったんです。しかしそれもすぐに台無しにされました。

非情な言葉で埋め尽くされました。

雨木さん、私は必ずしも訴訟を望んでいるわけではありません。

あなたの言葉一つで解決の道が開けるのです。本当のことを話してください。

丁寧に頭を下げる珠子でした。

しかし雨木は裁判で会おうという結論に変わりは無いようです。

行ってしまおうとする雨木に珠子は叫ぶように三澤先生の日誌を読み上げます。

菊も、画鋲も教科書も・・河川敷でのことも。

再三の相談にもその必要はなしと判断した雨木。

待ての指示。

本当に必要はなかったのか?

どうして目を閉じるのですか?今度目を開けた時はもっどひどくなってるだけです!

雨木は音弥の「あんたはいつだって目を閉じていた」という声が聞こえます。

雨木さん、私は学校を訴えます。

帰ろうとすると校門のところには兼良が気味の悪い顔をしてもたれています。

しかもその周りの生徒もいっせいに不気味に笑うのです。

朋美がいたから声をかけても怯えたように去っていきました。


八幡は相変わらず変なメールを作っていました。

雨木は刑務所の息子の面会で子供時代の話をしています。

しかし「良く見ろよ、コレが俺だ!」とキレられていました。

暴れるのですぐに退室させられています。

校長(?)の前で深々とお辞儀をしている戸板。

明日香の作文を胸ポケットに入れ、訴状を作成する珠子。

原告は明日香の父。原告法廷代理人は祖父。被告は中学の設置者。

細かくいじめの状況を説明し、明日香の人格と尊厳を否定されたことが

明日香の自殺につながったことを論じます

「原告、相澤謙太郎。」

「上記原告法廷代理人、後見人 相澤惣次郎」

「原告訴訟代理人  弁護士 積木珠子」

                        

息もつかせぬすごい展開でした。

まずは首謀者がわかり、いじめが確実にあったということがはっきりしました。

戸板を味方につけた珠子にとってはまずますの進歩でした。


しかし雨木は何を瀬里に語ったのでしょうか?

息子の事件と何か関係があるのでしょうかね?

だから勝てると言ったのか?

 

明日香が父親の壊れた時計を質に入れたあたりは本当にいじらしい。

質屋のオヤジさんも壊れた時計に1万も出してくれて太っ腹でしたね。


子供たちの不気味さと言ったら本当に恐いですね。

今の子ってみんなあんな感じなの?


やっと裁判に入るようです。

残り3回?

もう楽しみでしかたがありません!



12 コメント

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Unknown (みのむし)
2007-05-25 17:44:38
施設で育って、誰も頼る人がいなくて、
一番大事な父親の思い出までも売って
それで買った教科書に落書きされて
それで死んでしまった明日香のこと雨木は
考えてくれたことあったんでしょうかね。
瀬里が絶対に勝てるといったのは兼良陸の
父親が警視庁にいるからじゃないかと思ったり
します。そして雨木の弱みも握っているから
必ず、援護してくれる・・いじめがあったことは
事実だろうけど、自殺だったか事故だったか
そこだけは知りたいですね。
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Unknown (お気楽)
2007-05-25 19:44:56
やっぱり直之が雨木の秘密を珠子さんに教えてくれなくちゃだわ!!
兼良は音也と何か関係があるんですかね?雨木が指示して突き落とさせたのか?
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かりん様、こんばんは。 (キッド)
2007-05-25 20:44:14
このドラマひさしぶりに本格的な
オリジナルドラマになってきましたね。
何が本格的なのかは人それぞれでしょうが
まず、登場人物の誰も彼もが
一目では分からないキャラクターになっているようです。
象徴的なのが初登場の三澤先生。
本当に元・教師なのか・・・
という口調なのに・・・実は
あの学校ではかなりまともな教師だった
感じの履歴。
市川さんの演技力炸裂でございました。
あたりさわりのない役ばかりが
続いた菅野さんも
久しぶりにエキセントリックな役柄に
思わずじいや、うっとりしてしまいました。
まともにふるまおうとすることが
すでに病的な伊藤・真木コンビといい
どんな狂気が潜んでいるか
想像するだけで恐ろしい風吹ジュンといい
久しぶりに役者魂が炸裂している模様。
そういう脚本であるあたりが
じいやはとてもワクワクします。
そしてもはや幻想の世界にある
明日香が登場するたびに涙してしまいます。
あとは・・・
本当にもう少し視聴率が欲しいものです。
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悪ぢゃのう (mari)
2007-05-25 23:17:47
雨木が、本気で、瀬良に半ぶちまけたとは思えないから、また取り繕っているのでしょうね
息子とさえ、対峙できない雨木は、学校をまとめるのではなく、問題を見えなくさせているだけなんですよね。問題の本質が見えない人は、教師失格だと思いますだから、加地は、いかんなぁ
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こんばんは。 (SHINGO。)
2007-05-26 01:20:01
珠子は、明日香は自殺と思ってるようですが、
その根拠は何なんですかね。
事故でも自殺でも、警察は調べてるだろうし、
あえてそこに触れてないのは、事故でも自殺でもない結末が
あるんでしょうか。

>息もつかせぬすごい展開でした。

これで1部終了って、ここまでが長過ぎましたね。
今回のようにサクサク進む展開なら、もっと視聴率も高かったろうに。。。
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こんばんはです (ikasama4)
2007-05-26 15:44:06
明日香に対する三澤のぶっとんだ発言。
どうも、ちょっと記憶喪失をしたかもしれんです(笑)


今回、積木の信念というか
彼女が何を求めて裁判を起したのが
その辺りの感情や経緯がわかる展開になっていました。

そんな積木が自分の心の内を明かしたのに
雨木副校長はずっと閉じたまま。

何故雨木はずっと閉じているのか。
その真相が今後明らかにされていくのでしょうかね。


ただ、両者の共通点は
その守りたい何かのために
二人共鬼になって相手と戦うって事ですかね(;・∀・)ゞコワイコワイ
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みのむしさん♪ (かりん)
2007-05-27 20:05:54
こんばんは!

>明日香のこと雨木は考えてくれたことあったんでしょうかね

本当、先週は墓参りに行ってたようでしたが見せかけのような気がしますね。自分の何かを守るために明日香のことは犠牲にしたのかもしれません。

父親の形見を質に入れるくだりは涙なしには見られませんでしたね。

>兼良陸の父親が警視庁にいるからじゃないかと

雨木の息子も刑務所にいますしね。
いったい何をしたんでしょうか?
一生懸命に息子の心を和らげようとしていましたがそれが裏目に出て真実を見ていないということでした。
親として学校を支配するものとして、針目草無くてはならないものが多すぎるようですね。

明日香は自殺だと私は思うのですが・・・
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お気楽さん♪ (かりん)
2007-05-27 20:08:36
こんばんは!

直之が雨木のヒミツを聞いちゃってるんですね!
そうだわ教えてくれればいいのに!!

>兼良は音也と何か関係があるんですかね

音也はどうみても中学生ではなかったですよね?
だとしたら関係ないような気がしますが・・どうなんでしょうか?
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キッドさま♪ (かりん)
2007-05-27 20:19:56
こんばんは!

>一目では分からないキャラクター

今回は三澤先生に演技賞でしょうかね??
あのぶっ飛んだ現れ方と言い、話し方と言い、かなり変わり果てたという三澤先生でした。
でも言動の端々から、明日香とちゃんと向き合い、何とか改善しようとした様子が見られました。

菅野は私はもう八犬伝の時の二役でしびれましたね。
そして、今回のいいともでますますお気に入りです。早く幸せになってほしいものですね!!

伊藤・真木コンビはなかなかどうして犬ですね。
学校の番犬かもしれません。
二人がこうなるのは必然だったような・・・。
雨木の指示だとしてもなるべくしてなったでしょう。

そして久しぶりに明日香登場。
今回はかわいいセーターを着ていました。
父親の動かない時計を質に入れるという発想は誰から教わったのでしょうか・・。
これだけ生活力旺盛なのになんとも不憫です。
自殺だと思っていますがこれほどの思慮のある子ですから学校の枠など飛び越える勢いがあっても良かったのに。本当につぶされてしまったのでしょうかね。
今週は数字はどうだったのですか?
本当に面白いですよね!
私は楽しみでしょうがないくらいですよ。
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mariさん♪ (かりん)
2007-05-27 20:29:00
こんばんは!

雨木は瀬里になんて言ったのか気になりますよね。
息子と向かい合っても現実を受け入れられない雨木のようでした。でも子供の荒れた気持ちを柔らげようとしてる風にも思えます。

>問題を見えなくさせているだけなんですよね

そうですよね。
真実を追究するのではなくて隠蔽するのみの対応です。これでは根本からの解決にはなりません。
加地は生徒からも丸め込まれるお人よし。
バカですね。
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