なんとか無事に終了。
毎週月曜日に彼の姿を拝めなくなるのは寂しい半面、
正直ホッとした…。
最初このドラマ出演の話を聞いた時、
内心ものすごく複雑だった私。
他にもやりたい事&やるべき事をたくさん抱えて
ただでさえ多忙だろうに、
月9の主役なんか引き受けちゃって大丈夫なの ?
彼が本当に望んだ仕事ならいざしらず、
業界内でのシガラミや思惑に拘束されているのだとしたら…。
そんな勝手な妄想から素直には喜べなくて、
特に制作発表会見でのコメントは、
あまりの痛々しさに失礼ながらも泣けてきた。
「 僕はこの作品に命を賭けています。」
そこまでやんなくっていいから !
でも本当に命を賭けちゃったのか、
肌がブツブツだらけになるほどの疲労とストレスを溜め込み、
そのうえ理不尽に叩かれたり、
あることないこと色々と言われては傷ついていた彼。
ANNのオンエア中、ふと吐露した言葉には胸が痛んだ。
「 俺も弱ってる場合じゃない。 頑張る。」
刑事ドラマとしてはリアリティに欠けた生ぬるい脚本と、
突っ込みどころ満載の粗雑な演出…。
アタシ的には彼のビジュアル&演技を堪能できて、
まるで宝箱のごとく見応えのあるドラマだったのだけれど、
彼自身は真摯に取り組みつつも、
時間・体力・予算…いずれもが限界ギリギリの中で、
不満を覚えたり納得できずに苦しむことも多かったに違いない。
おそらく、ジレンマやプレッシャーと闘う日々…。
それでも持ち前の役者魂を遺憾なく発揮し、
主人公のキャラクターを印象的かつ魅力的に創り上げ、
回を追うごとに輝きを増しながら最後まで見事に演じ切った。
何の障壁もない平坦な道は楽だけれど、
打ち破るべき壁や乗り越えるべき山のある人生のほうが、
きっと人を強くする。
これで彼は、またひとつ大きくなったはずだ。
そして、さらなる高みを目指してほしい。
小栗旬が小栗旬でいてくれる限り、
私はずっと彼を応援し続けていこうと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/d5/540fcf45bab67d902b24fc3f9ab5e3e0.jpg)
ところで、
最終回のロケで初めてお目にかかった生身の彼は、
拍子抜けしちゃうくらいテレビで見るのと同じ人だった。 んふ。