<関電前弾圧(11.16事後逮捕) Mtさん最終意見陳述>
さる3月17日の第8回公判における最終意見陳述です。
(1)~(4)の4回にわけて掲載中。
(1)は→コチラ
(2)は→コチラ
(3)
この裁判で問われているのは、まず第一に、この大阪府警の脱原発闘争つぶしの不当弾圧、人権侵害事件を、裁判所が容認するかどうかです。
第二は、全国の原発が停止の中で、唯一原発を稼働させた関西電力の犯罪性です。3・11福島原発事故は、ひとたび原発事故が起これば、膨大な人々の生命が長期にわたって危機にさらされることを示しました。原因究明のないままの再稼働は、再びいつ事故が起こるかわかりません。にもかかわらず関西電力は市民の安全よりも経営を優先し再稼働を行いました。
また関電経営陣はあらゆる政治工作・地元買収に、私たちの払う電気料金から膨大な金を使っています。
また関西電力は関電ビル前の公開空地での市民の表現活動を犯罪視し、ビデオ映像を撮り続け、これが今回の裁判でも証拠として提出されています。目をつけた人物には、その都度映像が大きくズームアップされるなど、公安警察との連携すら感じさせます。この関西電力に抗議が集中するのは当然です。
その上で、日本の全原発は昨年9月から半年以上停止しています。このことは電力会社などの「電力不足キャンペーン」は嘘で、電気は足りており、原発なしでも社会は回ることを示しています。
3・11原発事故直後に電力不足キャンペーンで計画停電がありましたが、これこそ電力会社による脅迫行為で、必要なかったことは既に明白です。
実は2012年夏には、節電キャンペーンで大阪地裁も公判を延期しています。裁判所が関電の虚偽の情報で、市民の裁判を受ける権利を停滞させたのです。裁判所は、これまでも地域住民の、生活と生存を求めた原発建設の差し止め訴訟を、電力会社の安全宣伝に加担して却下してきました。その責任は、福島原発事故後の今だからこそ、改めて問われていることを自覚すべきです。
三番目には裁判所・裁判官自身も、原発稼働・再稼働を認めてきた社会的責任が、問われているということです。
四番目にこの裁判は本質的に原発の是非をめぐる裁判でもあります。関電前をはじめとする脱原発運動は、直接的には3・11福島原発事故を契機としています。この事故は大量生産・大量消費、自然破壊の現代文明に根底的な疑問を呈しました。事故が起これは数十万の人が故郷を失い、人類の手で制御できない放射能は10万年後の子孫にまで災厄を及ぼします。
このため当然にも、「もう原発はいらない」の声がまきおこり、全国で数十万人のデモ、1000万人近くの署名が集まりました。関電への抗議は2012年の6・7月には、毎週金曜日に2000~3000人となり、本店前以外にも各地の支社・営業所にも抗議が広がりました。原発の存在、稼働・再稼働が人類にとり正当なのかどうかの判断が求められています。
(つづく)
============================
<判決公判>
4・28(月) 14:00 大阪地裁1004号法廷
※傍聴抽選券の交付は13:30~45 本館南側玄関前
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▼裁判支援 カンパ 振込先▼
<郵便振替>
口座記号番号「00960-6-329403」
加入者名「関西大弾圧救援会」
郵便振替以外の方法は→コチラ
今後の裁判日程(全体)
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この裁判で問われているのは、まず第一に、この大阪府警の脱原発闘争つぶしの不当弾圧、人権侵害事件を、裁判所が容認するかどうかです。
第二は、全国の原発が停止の中で、唯一原発を稼働させた関西電力の犯罪性です。3・11福島原発事故は、ひとたび原発事故が起これば、膨大な人々の生命が長期にわたって危機にさらされることを示しました。原因究明のないままの再稼働は、再びいつ事故が起こるかわかりません。にもかかわらず関西電力は市民の安全よりも経営を優先し再稼働を行いました。
また関電経営陣はあらゆる政治工作・地元買収に、私たちの払う電気料金から膨大な金を使っています。
また関西電力は関電ビル前の公開空地での市民の表現活動を犯罪視し、ビデオ映像を撮り続け、これが今回の裁判でも証拠として提出されています。目をつけた人物には、その都度映像が大きくズームアップされるなど、公安警察との連携すら感じさせます。この関西電力に抗議が集中するのは当然です。
その上で、日本の全原発は昨年9月から半年以上停止しています。このことは電力会社などの「電力不足キャンペーン」は嘘で、電気は足りており、原発なしでも社会は回ることを示しています。
3・11原発事故直後に電力不足キャンペーンで計画停電がありましたが、これこそ電力会社による脅迫行為で、必要なかったことは既に明白です。
実は2012年夏には、節電キャンペーンで大阪地裁も公判を延期しています。裁判所が関電の虚偽の情報で、市民の裁判を受ける権利を停滞させたのです。裁判所は、これまでも地域住民の、生活と生存を求めた原発建設の差し止め訴訟を、電力会社の安全宣伝に加担して却下してきました。その責任は、福島原発事故後の今だからこそ、改めて問われていることを自覚すべきです。
三番目には裁判所・裁判官自身も、原発稼働・再稼働を認めてきた社会的責任が、問われているということです。
四番目にこの裁判は本質的に原発の是非をめぐる裁判でもあります。関電前をはじめとする脱原発運動は、直接的には3・11福島原発事故を契機としています。この事故は大量生産・大量消費、自然破壊の現代文明に根底的な疑問を呈しました。事故が起これは数十万の人が故郷を失い、人類の手で制御できない放射能は10万年後の子孫にまで災厄を及ぼします。
このため当然にも、「もう原発はいらない」の声がまきおこり、全国で数十万人のデモ、1000万人近くの署名が集まりました。関電への抗議は2012年の6・7月には、毎週金曜日に2000~3000人となり、本店前以外にも各地の支社・営業所にも抗議が広がりました。原発の存在、稼働・再稼働が人類にとり正当なのかどうかの判断が求められています。
(つづく)
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<判決公判>
4・28(月) 14:00 大阪地裁1004号法廷
※傍聴抽選券の交付は13:30~45 本館南側玄関前
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▼裁判支援 カンパ 振込先▼
<郵便振替>
口座記号番号「00960-6-329403」
加入者名「関西大弾圧救援会」
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