昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

30年前の夏は!

2016-08-05 06:24:40 | 日記
 若い頃、年寄りの”昔はぁ~”を良く聞かされたものである。
大体が小言(叱言)で、逆らいもせず話の終わるまで耐えたものである。
 私も、”昔はぁ~”の年齢になってしまった。言うまいと心掛けているのではあるが時に
娘に嫌な顔をされる事がある。
 同年輩の者と飲んでは”昔はぁ~”を吐き出しているつもりだが未だ飲み足らぬらしい。

 今年の暑さはどう言えば良いのだろう。年々暑くなっているのか、年齢のせいで暑く感じ
るのか両者だと思うが身の置きどころがない。

 私の所は、瀬戸内に向かって大きく開いた谷間の標高250mの位置にある。ここに移り
住んで30年を過ぎた。
 当時夕方車で登って来ると窓からの風が急に涼しくなるのを感じたものである。下とは
2℃ばかり低かったように思う。
 湯上りの汗も外に出ると直ぐに引いたし、寝る時も夏布団では窓を開けて寝ることは出来
なかった。 日中でも田圃を渡る風は涼しくて、日陰にさえおれば暑さを気にせず過ごせた。
 当時は未だ扇風機の時代であったが、その扇風機も使うのは一夏に10回もあったろうか。

 それが今年の暑さはどうだ。”言うまいと 思えど、、、、、、、、”。だが
”昔はぁ~、(これほど暑くはなかったよ-)!”一言いたい。

 軒先の風鈴が、チリンチリンでは無くて熱風にあおられてジリジリジリとせわしなく音を
たてている。この音も耳触りだ!気に要らぬ。