カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
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負の連鎖

2008-06-26 | Weblog
北極海では、温暖化によって開発が容易になった海底のエネルギー資源を狙って、ロシアなど5カ国が主権を主張する動きを強めています。

北極海域での熱い資源争奪戦が始まっているという。こうした事態が持ち上がったのは、地球温暖化の影響で、氷が溶け出し、船で北極海域に到達することが容易になったという物理的な理由もさることながら、石油価格の高騰で、同海域のそこに大量に眠っているとみられることだ。
地球上の未開発の石油、天然ガスのうち、4分の1が眠るとされる北極海。ロシア、米国、北欧が海底調査を進める一方で、カナダ政府は北極海域に新たな軍事施設を建設するとけん制。地球温暖化の影響で北極海の氷が減少し、将来の開発が容易になるとの各国の見通しが背景にある。

北極に地球温暖化の影響が及んで来ているという人類にとっての不幸な現実が、逆に各国の資源をめぐる権益争いに拍車を掛けているわけです。

温暖化現象が顕著に進む北極海。「北極海は一体誰のものなのか」

北極の資源開発は新たなCO2 の排出を招き「負の連鎖」を引き起こす。その連鎖を断ち切るために我々は、温暖化を食い止める事ができるのか?それとも温暖化という危機でさえもエネルギーを求める人類の欲望達成の手段として利用してしまうのか?もう一度考えなければならないのではないのでしょうか…

(5月に、NHKスペシャル 「北極大変動」 第2集 氷の海から巨大資源が現れた 放送されました。)


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