ハッブル宇宙望遠鏡の地球10万周を記念して公開されたタランチュラ星雲の画像(NASA提供・共同)
【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡は11日、1990年4月の打ち上げ以来、地球の軌道10万周を達成。NASAは10日に撮影した色鮮やかなタランチュラ星雲の画像を記念に公開した。
星雲は大マゼラン雲にあり、地球からの距離は約17万光年。超新星爆発の影響で星間物質が凝縮され、恒星が活発に誕生している領域で画像には硫黄や水素、酸素の原子が発する光がそれぞれ赤、緑、青色で写っている。
ハッブル宇宙望遠鏡は全長13メートル、直径4メートルの円筒形で、重さ11トン。口径2・4メートルの反射式望遠鏡を備え、高度600キロの軌道を約100分で1周しながら、可視光と近赤外線、紫外線領域で観測を続けている。
(中日新聞)
宇宙の始まりについて、日本の「すばる天文台」の望遠鏡は今から129億年昔くらいまで見ることができるそうだ。
実は、129億年前の星からの光は、129億年かけて宇宙を旅して、今ようやく地球に達したのである。だから、129億光年という気の遠くなるような距離は、同時に、129億年前という気の遠くなるような過去でもあるのだ。
宇宙の年齢自体は、ほぼ137億年ということが別の観測からわかっているので、人類は、宇宙開闢(かいびゃく)後の8億年くらいをいまだ目撃していないことになる。その8億年のうち、前半の4億年ほどは、そもそも星が生まれていないので、いくら望遠鏡で光を観測しても星は見えない。科学者たちは、その4億年を「暗黒時代」と呼んでいるのだそうだ。(産経)
なんとも、神秘的で鮮やかさと迫力の美しい光景ですね。
【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡は11日、1990年4月の打ち上げ以来、地球の軌道10万周を達成。NASAは10日に撮影した色鮮やかなタランチュラ星雲の画像を記念に公開した。
星雲は大マゼラン雲にあり、地球からの距離は約17万光年。超新星爆発の影響で星間物質が凝縮され、恒星が活発に誕生している領域で画像には硫黄や水素、酸素の原子が発する光がそれぞれ赤、緑、青色で写っている。
ハッブル宇宙望遠鏡は全長13メートル、直径4メートルの円筒形で、重さ11トン。口径2・4メートルの反射式望遠鏡を備え、高度600キロの軌道を約100分で1周しながら、可視光と近赤外線、紫外線領域で観測を続けている。
(中日新聞)
宇宙の始まりについて、日本の「すばる天文台」の望遠鏡は今から129億年昔くらいまで見ることができるそうだ。
実は、129億年前の星からの光は、129億年かけて宇宙を旅して、今ようやく地球に達したのである。だから、129億光年という気の遠くなるような距離は、同時に、129億年前という気の遠くなるような過去でもあるのだ。
宇宙の年齢自体は、ほぼ137億年ということが別の観測からわかっているので、人類は、宇宙開闢(かいびゃく)後の8億年くらいをいまだ目撃していないことになる。その8億年のうち、前半の4億年ほどは、そもそも星が生まれていないので、いくら望遠鏡で光を観測しても星は見えない。科学者たちは、その4億年を「暗黒時代」と呼んでいるのだそうだ。(産経)
なんとも、神秘的で鮮やかさと迫力の美しい光景ですね。