カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

シロクマ

2008-06-25 | Weblog
旭山動物園の“ほっきょくぐま館”は「シールズアイ(カプセル)」があり、アザラシの視点からホッキョクグマを観察することができます。まじかに見ることのできるシロクマは、とても迫力があります。

そのシロクマ(北極グマ)が、絶滅危惧種保護法のリストに載っているそうです。
北極には現在2万から2万5千頭のシロクマがいますが、50年後には3分の1に減少すると予想されています。
その原因のひとつとして、温暖化による北極の氷が減少することがあげられています。
シロクマは餌をとる時は、海が凍ってからその上を渡っていって餌を取る習性があるそうで、そのため海が凍らない夏期は餌をほとんど食べないで、海が凍る冬に栄養をとっておくそうです。
狩りの方法として、アザラシが息継ぎや休憩のために浮上してくる氷の上にできた穴の前で待ち伏せるということです。
(「シールズアイ(カプセル)」はこのアザラシが頭をだした状態というわけです。)
シロクマは狩りの足場となる氷がなければアザラシを仕留めるなど、餌を得ることができなくなってしまうそうです。
最近では、温暖化の影響で海が凍るまでの期間が長くなってきていて、このことはシロクマが何も食べない期間を長くすることを意味し、生存率の低下へとつながっているそうです。

現在進行している温暖化はあまりにも急速である。
北極の海氷は21世紀後半までにほぼ完全に消滅するといわれています。
いまや絶滅危惧の希少動物であるシロクマ。温暖化によって夏の海氷が消失してしまうとなれば、絶滅は避けられない。
ゆっくりとした変化であれば進化によって適応することもできるのでしょうが…
人類が越えてはならない一線を越えかけているかも知れないのです。



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