カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
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『エアロゾル』

2008-11-18 | Weblog
英紙「デイリー・テレグラフ」の報道によると、地球温暖化が今のスピードのままで進めば、ヒマラヤ山脈の氷河は2035年に完全に消失する可能性があるという。新華社通信(電子版)が伝えた。
約1万5000か所におよぶヒマラヤ山脈の氷河は、インドを流れるインダス川やガンジス川、ブラマプトラ川のなどの主水源で、東南アジア各国10数億人の飲料水はこれらによって賄われているという。(Record China)

アジアの上空に漂う、厚さ約2マイル(約3.2km)におよぶエアロゾル(浮遊粉塵など)が地球温暖化を加速させている」とし、「従来はエアロゾルが太陽光を遮断して温熱化防止に役立つと考えられていたが、実際にはこれらの物質が太陽光を吸収し、地表の熱を約50%増にしている」と大気汚染が地球温暖化やヒマラヤ氷河の侵食に大きく関係しているとの見方を示しているという。

エアロゾルは、、気体中に浮遊している状態の微小粒子。浮遊粉塵(ふゆうふんじん)とも呼ばれる。
火山、砂塵嵐、森林・草地火災、植物の生命活動、海面からのしぶきなどの自然現象により生じるものもあるが、化石燃料の燃焼や、森林面積を大きく変えるような人間の活動は、より多くの浮遊粉塵を生成する。地球全体で平均すると、大気中に存在する浮遊粉塵の約10%が人間の活動によって生成されたものである。
特に北極や南極の氷の観測では、19世紀以降の氷の層の中に、産業革命を起こした人間の活動によると見られる粉塵の痕跡が確認されている。
一般的に、乾燥地域では浮遊粉塵の発生が多く、乾燥地域の風下にあたる地域ではその影響を濃く受ける。降水量が多い湿潤地域でも、乾季に入ったり少雨が続いたりすると浮遊粉塵によって大気がかすむことがよくある。また、湾の奥では風や海の影響、農業地帯では土ぼこりの影響、工業地帯や大都市では煤煙や排気ガスの影響で、浮遊粉塵が多い傾向にある。



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