息子の誕生日

今日は、息子の生まれた日。
30歳になります。

当時から血圧が高く、注意されていました。
子どもが大きくならず、
炭水化物をすべて×されていました。
検診のたびに「また、太っている！」怒られていました。

予定日よりも3週間くらい早く生まれた息子は
体重2230グラム。すぐに保育器に。
私は、出産の際の出血で貧血を起こし
息子が生まれた直後から、意識を失っていました。

最初のお乳もあげることなく胎便を見ることもなく
ベッドの上でした。

周りは、小さく産んで大きく育てる～って言ってくれましたが
退院してからも母乳があまり出なかったので
混合で育てたのですが、ミルクを嫌がり
食も細く、なかなか体重が増えず、夫と二人で
はらはらの子育てでした。

育児休業制度が無かったので、産後56日で仕事に復帰。
職場の近くにお守りさんを頼むことができ、
お昼休みに、母乳を与えることが出来ました。

新米ママの私と違って、お守りさんはベテランママでしたので
教わることが沢山あり、息子も「英子かあさん」と呼び
実質、お守りさんに育てて貰ったような気がします。

初めての子どもだったので、子育てということが
よく分からず、自分たちの理想に近づけようと
息子にはつらい思いをさせました。

特に夫は、息子に厳しく、
一つクリアしたら、次の目標。
それがクリアできたら、次・・・・と
その都度褒められることもなく
限りない要求でした。

それでも、反抗らしい反抗も無く
（小学校6年生の時、一度だけ反抗したことがある）
高校生になりました。

少年野球を父親の要求通り続け、
中学校でも野球部でキャプテンとして頑張って来たので
高校でも野球部に入ると思っていたのに
野球をしなかったのです。
その時、「もう、お父さんの言うとおりにせんでもえいろ」って
言ったときに、私は、「やった！」って嬉しかったです。

大学生になり、田舎者が都会で人間不信になって
大学に行けなくなりました。
自立したと思ったのですが、
まだ、父親の影におびえている感じでした。
辞めたいということを父親に言い出せず
ずるずると大学生を続けました。

自分の進むべき道をやっと見つけ
父親に自分で話しをして
大学を辞め、田舎に帰って来ました。

目標を見つけ、専門学校へ。
国家試験にも合格し、昨年の春に就職。

長い長い寄り道をして大人になりました。

優しい子どもです。
妹とも仲が良いです。

反省することばかりの子育てで
本当に息子には謝らなければいけない
ことが沢山ありますが、
十分に取り返すことはできると思っています。

これからも、家族みんなで
仲良く暮らしていきたい。

長々と書きました。

ごめんなさい。