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権現砦 - ごんげんとりで ー

自由人カメさんの日常

院号

2025-07-01 20:13:04 | 日記

昨日葬儀場の事を書きましたので今日は「院号」について少し書いてみます。

お墓にお参りした際によく

「〇〇院釈〇〇」なんて書いてあるのに出会います。

釈〇〇は法名であり全員がもらっています。多くは地元のお寺の住職が名付けて葬式を執り行いその後まとめて本願寺に報告をしています。

別の方法は本願寺にお参りをして帰敬式をしてもらいその場で法名をもらって帰ることです。これだったら生きているうちに法名をもらうのですから本人もあらかじめ仏の世界に行って名乗る名前を決めているのでわかりやすいです。

 

私も親鸞聖人の750回忌にお参りした際に帰敬式を済ませて法名はすでにいただいています。

「釈至修」が私の名前です。

だから本願寺でもらっていない人は葬式に先立って住職が法名授与をしています。

 

問題は院号ですがこれは本人がもらうものではなくってお寺の宗派発展に貢献した人にお寺からいただくものです。

 

私の同級生がなくなって、お墓にお参りして立派な院号をいただいているのを見てびっくりしました。

 

問題はこの院号ですがお寺の宗派発展に特別の貢献をしていない人が欲しがる場面ですが、この場合宗派発展にお金で貢献しているということで別枠でお金を払っている人です。浄土真宗の場合法名は数千円なのに対し院号は数十万円と言われています。

 

私の友人が院号をもらっていたと書きましたがどう考えても友人はそれほどお寺にお参りしたという話は聞きませんし、残されたご遺族も何宗ですかと聞いても首をかしげる人でした、おそらくお金で貢献したようです。

 

これはあくまで浄土真宗の話ですから他の宗教のことは知りませんが宗派によっては法名だけで数百万円という宗派もあるようです。

私もお寺の仕事を長くやってきましたがこのくらいではまだまだ院号をいただく仕事をしたとはいえないでしょうから院号はないままですがそれでいいと考えています。

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