あ 自己分析しなきゃ

後輩が就職活動に勤しんでいる今日この頃。

ここ数年で大学生の就活スタイルは変わっています。
とは言っても僕も変わった後のスタイルに則ってやったので、以前までのものがどのようなものかよく知らないわけですが。


パソコンがあれば就職サイトから簡単に何社でも受けられて、様々な冊子が配られて、
専用サイトで自己分析をして自分がどのような人間なのかを確認して、
ドーム球場やホテルで就職イベントというものがいくつも催されて、
企業が学校で説明会をした後には交流会が催されて学生にオードブルやビールまで振舞われ、
終いにはあややが「就職活動には靴下も必要よ」とまでのたまうではありませんか。


今日も札幌ドームで「道内最大の就活イベント」なるものが催されていたようです。ストーンズやクラプトンよりよっぽど人入ったんだろーな。


ニートやらなんやら、若い働き手が少ない世相があるからこのような就活イベントが行われるのでしょうか。
間接的にはそうです。
でももっと直接的な理由があります。


就職活動って儲かるんです。


今日の札幌ドームのイベントは規模が大きいので１ブース使うのに企業は60万円くらい払うそうです。
企業は良い人材が欲しいのでそのくらいはポーンと払います。

人が集まらないイベントは廃れて消えていくので、企業もイベント会社も必死です。ついでに、というか当然、リクルーターも必死です。
盛り上がらないはずがありません（この辺なにかとイベントやるのにヒントになるなぁ）。

他にも就活サイトに情報を載せるのに広告メール何通分でン百万とか、あとそういう情報によく載ってる「先輩の経験談」とか、ご存知だとは思いますが、あれは企業がお金を払ってライターに書いてもらってるものです（当然取材はしてるから丸っきり嘘ってわけではないよ）。


情報化社会ですね。
企業から情報を受け取ってリクルーターに伝えるイベント会社はぼろ儲けじゃないですか。

やっぱり商売するなら金持ってる奴相手にするべきですね。



なんでこんなこと書いて就活してる人に茶々入れるようなことするかというと、周りと同じことやって安心するために就職活動してた自分がなーんか気にいらないからです。
過保護な就活ムードに流されちゃったのが納得いかないのです。
つったって実際は人の百分の一もやってなかったんだけどさ。


今更社会の歯車うんぬんかんぬんなんて言わないけどさ、一般的なものって例外なく居心地悪いんですよね。

それにこの数年のいわゆる一般的な就活スタイルは明らかに学生に対する過保護だと思います。

危険だからという理由で遊具が取り払われた公園で遊ぶ子供や、
円周率を「およそ３」と習う小学生、
自殺してもザオリクで生き返ると本気で信じている中学生、
そういったものと同じ匂いを感じてならないです。


そんなものが一般になってしまっている現状にどうしても納得がいきません。まさに糞学校関係の話ですよ。


みんなそういうインチキ臭さを知りながらも、どうしようもないことだから敢えて人並みかそれ以上に取り組んでいるのでしょうか。
それとも気づくも気づかないもただの僕の気にしすぎなのでしょうか。



僕はよく「セックスしてるときに後ろのアングルから自分を見たらアナル丸見えで萎えるだろうな」と考えることがあって、実際にことに及ぶ時には絶対にそんなことを考えないようにしています（笑）

そんな具合なので、去年ホテルであったある就活イベントに参加して、どっかの企業の話を椅子に座って聞いている時に、ふと「今後ろから俺を見たらねずみ講のセミナーに参加してる人みたいな背筋してるんだろうな」って考えてしまって、なんかすっかりやる気がなくなって帰ってしまったことがあります。



いけない。このままでは物事を斜に見すぎて食いっぱぐれてしまいそうです。

でも別に働きたくないとか、まして、働いたら負けだなんて思ってるわけではありません。
お金は必要ですから。

ただ、高校大学とまぁまぁそこそこのとこに通ってまぁまぁそこそこの会社に行くことになると思うとぞっとしなくもないのです。



なんか最後にＯＬみたいなこと言っちゃいました。ヨーロッパ旅行でも行ってこようかしら。アムス辺りｗ


ＯＬで思い出したけど、今日ＯＬとか言ったら絶対怒りそうな某フェミニスト先生のテストが告知した問題と部分的に全然違う内容でちょっと好感持てました。

大学入っていつの間にか慣れてたけど、事前にテストでやるとこ告知するってすごい話だよね。甘甘。

でも問題形式とかけっこう細かいところまで告知しといて全然違う問題出すのも凄い話だぜ。


そんくらい学生嫌いぶり出してくれたほうが居心地良いです。俺は。