あなたはスカ十二肉坊を知っていますか?
僕の友人のサックス吹きがリーダーをやっている七人編成のスカバンドです。
僕の大学の学校祭のビアパーティーではいくつかのバンドが演奏をするのですが、それに出演するためにはオーディションを通らなければいけません。
僕もそのオーディションを受けたのですが、結果は全滅でした。
しかし、彼らスカ十二肉坊はその渋さと楽しさを持ったスカという音楽で見事に審査員の心を射止めたのでした。
オーディションでの彼らへの反応は素晴らしいものでした。
出場者・審査員ともに舌を巻き、僕も小躍りしながら演奏を見ていたものです。
そして七月一日、ビアパーティー。
彼らは犯ってくれた。
メンバー全員が半裸で、頭にはすっぽりと顔を覆う長大な男根型のマスクを被り、身長は2mを越えている。
その様子はジャンルは違えど怪人メタルバンドのスリップノットを髣髴させた。
ステージに登り音のチェックをしている間も彼らの表情は分からない。
やがて音のチェックが終わると僕の友人であるリーダー(彼のモノは一番巨大でカサも開ききり、竿にはまるで映画「フルメタルジャケット」のジョーカーのヘルメットのように「FUCK WITH YOU」と書かれている)がマイクに向かいぼそぼそと喋りだした。
「・・・イっちゃうよ~、イっちゃうよ~・・・」
聴衆の失笑と共に始まった曲は007のジェームズ・ボンドのテーマでした。
スカ特有の楽しさなんて微塵もない、威圧的なステージングであった。
彼らがどんな気持ちでどんな顔をしながら演奏していたのかは長大な肉帽のお陰で全く分からない。
僕はほぼ最前列で一応小躍りしながら見ていた。
他の客は次々帰っていくので最前列に行くのは造作もないことだ。
演奏に集中しようとしてもどうしても肉帽に目がいってしまう。
FUCK WITH YOU、大魔羅、ちんちんが好きと言ってみる、哀・精子・・・
思い思いの言葉がそれぞれの肉帽に書かれている。
曲にまったく集中できないまま一曲目は終わった。
二曲目を始める前にリーダーのMCが入った。
「・・・見ての通り、何が出るのか分かりません。濡れたい人、もう濡れてる人・・・前に来てください」
ふてぶてしい全く抑揚のない声だった。
二曲目はタイトルこそ分からないが一曲目より楽しげな曲だった。
濡らして貰おう。
僕は他の客が去っていく中、さらに一歩前に踏み出した。
お、なかなか楽しい曲じゃないか。
スキャスキャいってる。
うん、こいつはビールが必要だ。よし、飲もう。
僕は一度ビールが置いてある自分達のテントへ走った。
ビールを手にしてダッシュでステージへ戻ったとき、ステージ前に客は誰もいなかった。
なにやら地面が濡れている。
どうやら何かやらかしたらしい。
ビールを何口か飲んだ頃、やがて曲は終わった。
まばらな拍手、MCはもうなかった。
最前列でメンバーをねぎらおうとする僕に大魔羅が近づいてきた。
「あ゛っ~、あ゛っ~」
と呻きながら巨大なカリ首を両手でしごきだし、やがて先端から液体が発射された。
僕はそれを残さず顔で受け止めた。水だった。
僕はあの時、あの場所に居れたことを誇りに思う。
彼らの全く人に媚びない勇姿は僕が一生語り継ごうと思う。
PS. この後リーダーには僕のバンドKINACOSでサックスを吹いてもらいました。
このままの格好ではまずいので、ネクタイ"だけ"巻いてもらいました。
サンキュー、ビッグディックボーイズ!
僕の友人のサックス吹きがリーダーをやっている七人編成のスカバンドです。
僕の大学の学校祭のビアパーティーではいくつかのバンドが演奏をするのですが、それに出演するためにはオーディションを通らなければいけません。
僕もそのオーディションを受けたのですが、結果は全滅でした。
しかし、彼らスカ十二肉坊はその渋さと楽しさを持ったスカという音楽で見事に審査員の心を射止めたのでした。
オーディションでの彼らへの反応は素晴らしいものでした。
出場者・審査員ともに舌を巻き、僕も小躍りしながら演奏を見ていたものです。
そして七月一日、ビアパーティー。
彼らは犯ってくれた。
メンバー全員が半裸で、頭にはすっぽりと顔を覆う長大な男根型のマスクを被り、身長は2mを越えている。
その様子はジャンルは違えど怪人メタルバンドのスリップノットを髣髴させた。
ステージに登り音のチェックをしている間も彼らの表情は分からない。
やがて音のチェックが終わると僕の友人であるリーダー(彼のモノは一番巨大でカサも開ききり、竿にはまるで映画「フルメタルジャケット」のジョーカーのヘルメットのように「FUCK WITH YOU」と書かれている)がマイクに向かいぼそぼそと喋りだした。
「・・・イっちゃうよ~、イっちゃうよ~・・・」
聴衆の失笑と共に始まった曲は007のジェームズ・ボンドのテーマでした。
スカ特有の楽しさなんて微塵もない、威圧的なステージングであった。
彼らがどんな気持ちでどんな顔をしながら演奏していたのかは長大な肉帽のお陰で全く分からない。
僕はほぼ最前列で一応小躍りしながら見ていた。
他の客は次々帰っていくので最前列に行くのは造作もないことだ。
演奏に集中しようとしてもどうしても肉帽に目がいってしまう。
FUCK WITH YOU、大魔羅、ちんちんが好きと言ってみる、哀・精子・・・
思い思いの言葉がそれぞれの肉帽に書かれている。
曲にまったく集中できないまま一曲目は終わった。
二曲目を始める前にリーダーのMCが入った。
「・・・見ての通り、何が出るのか分かりません。濡れたい人、もう濡れてる人・・・前に来てください」
ふてぶてしい全く抑揚のない声だった。
二曲目はタイトルこそ分からないが一曲目より楽しげな曲だった。
濡らして貰おう。
僕は他の客が去っていく中、さらに一歩前に踏み出した。
お、なかなか楽しい曲じゃないか。
スキャスキャいってる。
うん、こいつはビールが必要だ。よし、飲もう。
僕は一度ビールが置いてある自分達のテントへ走った。
ビールを手にしてダッシュでステージへ戻ったとき、ステージ前に客は誰もいなかった。
なにやら地面が濡れている。
どうやら何かやらかしたらしい。
ビールを何口か飲んだ頃、やがて曲は終わった。
まばらな拍手、MCはもうなかった。
最前列でメンバーをねぎらおうとする僕に大魔羅が近づいてきた。
「あ゛っ~、あ゛っ~」
と呻きながら巨大なカリ首を両手でしごきだし、やがて先端から液体が発射された。
僕はそれを残さず顔で受け止めた。水だった。
僕はあの時、あの場所に居れたことを誇りに思う。
彼らの全く人に媚びない勇姿は僕が一生語り継ごうと思う。
PS. この後リーダーには僕のバンドKINACOSでサックスを吹いてもらいました。
このままの格好ではまずいので、ネクタイ"だけ"巻いてもらいました。
サンキュー、ビッグディックボーイズ!
とても楽しそうなバンドだね。またライブやらないのかな?
やるなら絶対見たいな。
本物なエンターテイメント。って感じなんじゃないかな?
最近は本物のエンターテイナー見てないな。
違うジャンルの本物は見たけど・・・
絶対スカって付ければ何やってもいいって思ってるよね~。
だがしかし、女子十二楽坊が実は十三人いるのにあやかってるんだか知らないが、彼らも7人(7人×2本=14肉坊)なんだよね。
あと本物のエンターテイメントってのは言い過ぎかな?
ただのアホだよ。アホ。
それに本物のエンターテイナーならここにいるじゃない?ふへへ・・・
第三者なのにボコスコに言ってしまいました。
失礼しました~。
俺も次回ライブ期待してます。
なんなら軽音部企画の外ライブに呼んでしまおうか・・・?
違うジャンル?最近イイバンド見たの??
あと有り余る情熱でコメント連投してくれたっぽいけど、全く同じ内容みたいだったので削除しちゃいましたw
是非ライブに呼んでくれ
ちなみにバトンは一回ずつ答えだけ消してやるの?
是非ライブに呼んでくれ
ちなみにバトンは一回ずつ答えだけ消してやるの?
もう消さん。晒す。
バトンは全文コピーしていらないところだけ消して書き直す。
以上です。