テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

おっぱいがいっぱい

2006年07月22日 | 雑記
♪おっぱいぱいぱい おっぱいぱいぱい~
おっぱいぱいぱい ぱいぱいぱい~

怪物くん のようなメロディにのせ
おっぱいソングを唄う男児がいた。
その男児が、大きな声で
のびのびと唄う満員電車内。

♪おっぱいぱいぱい おっぱいぱいぱい
おっぱいぱいぱい 食べちゃった~

カニバル思想すら見え隠れする、男児のおっぱいソング
を止めまくる母親。

無邪気な猥歌が響く満員電車。

おっぱいがいっぱい
マンピーのG★スポット
マキバオーのエンディング
に並ぶ名誉猥歌。


その電車内。今日は雨。
電車内で、傘は荷物となるばかり。

電話が携帯電話に
メガネがコンタクトに
何千何万曲も入るiPodは、まるで手の平TSUTAYA
やたら小型スリム化が進む現代。

洗濯板から洗濯機へ
アナルはウォシュレットで
爪はネイルサロンで
腸は腸内洗浄で
本来は自分で行っていたこさえ、今では他人に機械に委ねる時代。
人間の身だしなみのアウトソーシング化は止まらない。

それなのに、それなのに…

傘はサボっている。
雨の日の独占業「傘」という自分の身分に、あぐらをかいている。
ライバルのレインコートには、まだまだ追い付かれる気配もない。

あれ程の大きさ、使わない時は邪魔になるしかないフォルム。
この、小型化・手の平サイズの時代に…

常に自らの手で支えていなくてはならない
中途半端な持ち方じゃ意味がなくて濡れてしまう
という人間への冷徹さ。
この、ロボット・IT革命の時代に…

江戸時代から、たいして変わっていないだろう
傘。

素材??重さ??骨くらい??
マイナーチェンジで騙し騙しの傘。

京本政樹の髪形・関西テレビ関純子アナの前髪
手相の勉強してるんで、ちょっと見せてください。
というアレ
くらいの長年の不変さ。
生きた化石。

それでも、美人も不美人も日傘を持つようになり
傘の使用頻度は増えてゆく。

こころKなら、見捨てるほどの
変化のなさなのに。進化の怠りなのに。
誰も傘を怒らない…。

電車で足を広げ座り、
足の間に傘を立て
両手または片手で傘を支える姿


武士にそっくり。

誰も傘に文句を言わないのは
傘を持って座った姿が
傘を刀に見立てた武士に似ているからだろうか。