テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

裁判傍聴

2006年07月11日 | おでかけ
裁判傍聴に行く。

裁判所に入ると、本日の裁判メニューが並べられていた。
食堂・喫茶店・売店もあって
売店には六法全書がたくさん。

殺人・暴行・強盗・覚醒剤・強姦
不法滞在・賃金・土地・詐欺…
各種裁きが行われている裁判所内は、人が多い。

「趣味は裁判傍聴です」のような、白ポロシャツにチノパンのおっさん。
おばさん団体、弁護士のような人、外国人集団…


法廷の入口には証人控室があり
扉には小窓がついていて
のぞき小屋・見世物小屋の如く、法廷内をのぞくことができる。
ナイン・ソウルズの伊東美咲魅惑のダンス
のような小窓が好奇心をそそる。

傍聴席は
ハチマキ・ゼッケン・タスキ・傘の持ち込み禁止。


傍聴したのは
児童買春、
児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童保護等に関する法律違反、
強制わいせつ強姦、詐欺、
組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反、わいせつ図画販売
という長い罪の裁判。

裁判官は、ハリーポッターのような黒マントを羽織っていた。
すごくソフトな語り口の裁判長。
パソコン持参の弁護士。
分厚い資料、六法全書が机上に並ぶ。

裁判中は笑顔、笑いも飛び交う。
次の裁判の被告人が警察官に連れられ、フライングで登場
「まだですよ」
と言われる、うっかりミスに
恥ずかしそうに笑い合い帰る被告と警察官。


被告人席に着くまで
手を縛られ腰ひもをまわされた被告。


この人が9人もの女性を強姦したのか…
警察官に囲まれ
姿勢を正し裁判長の話を聞いている姿からは想像できない。

裁判は、弁護士・裁判長・検察官のトリプルトークで進む。
当の被告人は蚊帳の外、に見える。

自分の進退に関わる大きな問題だけれど
何も言えないし、言う機会もない。

でも、この被告は強姦魔。


東電OLの本には
「裁判中に居眠りをすることが多かった裁判長」
と書かれていたから、
裁判中は、みんな退屈そうにしているのかと思っていたら
今回は、そうではなかった。