kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

赤兵衛のWEシステム その後 (2010.03.11一部追加)

2010-03-11 12:54:33 | ジャズ&音楽

赤兵衛のWEシステムはその後どうなったのでしょうか。


群馬県猿ヶ京温泉から一山越えた新潟県のスキー場のホテルに転居した。


 ことは知っていました。


オーナー(マスター)から度々お誘いはあったのに、親父は雪が苦手とか言ってなかなか行こうとはしませんでした。これまで色々滑ってばかりいるらしいので、雪には良い思い出はないんでしょう。


多分・・・・・ おーい、親父出番だよ~


 


         (ELTUS製)WEスピーカーシステム


装置は今も変化し続けていた。 と言うか、WEの活躍華やかし当時はこうであったろうと言うシステムに一歩ずつ近づいている印象である。


*赤兵衛時代との主な変更点


 ①SPに横バッフルが加わった。上にも下にもバッフルが付くと言うのが本来の形らしいのですが、天井高の制限で無理なようです。バッフル面積が広くなるほど、低域限界が下がることになります。


 ②SPが移動できるように鉄製フレームのキャスターの上に載せられていた。後壁との距離調整、SPの向きを変える場合は便利です。


キャスターと言うと、ぐらぐら動くような悪い印象を与えるが、移動後、固定脚を伸ばすので、SPは完全に固定される。


絨毯の下はコンクリートと思われる。赤兵衛に置かれていた時はあれほど大きく感じたのにその威圧感はない。


③プリアンプが直熱アンプに変更されていました。


 WEを話題にすると良くある質問、型番は何?てことなんです。 自分も興味があり、SPの裏に回って見た。ELTUS製と書かれていて、WEの元の型番は分かりません。WEに詳しい人なら、画像で判断できるかもしれません。



      WEスピーカーシステム


側面 床に置かれた、2つの電球が光っているように見えるのが、励磁SP用電源です。WEのSPの磁石は永久磁石ではない電磁石なんです。そのために電源が必要なのです。


オリジナル信仰というものがあります。何でも経年変化はあります。古い車をそのまま使うか、レストアして使うか。


WE製SPと言っても、全てELTUSが分解し、組み替えている。ウーファーのコーン紙は新品である。50、60年前のものがその当時の性能を維持できていないと考えているのであろう。即ち、WEシステムではなく、ELTUS製WEシステムと言うことになる。



                   ツイター


影で支える健気な鶴嘴。WEのツイターへの評価は????です。このツイターがシステムの音色を少なからず影響を与えているように感じる。トーキー時代の人の声の再生ならいざ知らず、楽器再生なら必須と思う。 配線が二組、見えますが、その内の一組が電磁石用配線である。


以下、ミッドドライバー、ウーファーも同じ。


 


               ミッドレンジドライバー


クロスオーバー周波数は分からない。何れにしても、この装置の再生帯域の大部分はここから出ているのだと思う。


 


          ウーファー 46cm?口径のダブルウーファー


では、SP以外の装置の紹介 音の入り口から


 


 


                 EMT927


 自分はこの機種がLPプレーヤーの一つの完成型と考えている。カートリッジはTSD-15? EMT927は手放す予定であると言う。RCA製ギアドライブ式ターンテーブルに換えるのだそうだ。カートリッジはWE製になる。


プリアンプが変わった。直熱式に換えたのだそうだ。これまで使っていたプリアンプと比較して、大分、良くなったと言っていた。


直熱アンプと言うことなので、残留ノイズが気になるところである。 このWEシステムの能率は110db/m・wは越えているから、アンプの残留雑音はどうしても目立つ。幸い、試聴距離まで10m位あるので、まー我慢できるところである。


 


直熱プリアンプ+300Bシングルアンプ(側面)


下の段が電源部である。


 


直熱プリアンプ+300Bシングルアンプ(正面)


 


       これまで使っていたプリアンプ


役目をひとまず終えたELTUS製プリアンプ。次の主人を待ちわびている。



              聴き入る僕


自称WE亀。(初めての場所なので、どこか勝手が違う。今日は借りてきた亀状態であった。)



                興味津々


 


                巨大ふいご


ここでは大きくは感じられない。


 


               窓からの景色


想像通り、アンプの寝起きは悪い。音が落ち着いてきたのは1時間ほど経ってからでしょうか。 LPはあまりここには置いていないとのこと。


浅川マキ、ここにはなかったと思いましたが、ありました。もしかすると、私が以前持って行ったので、一枚、用意してくれたのかもしれません。


ここで、2時間ほど、色々なジャンルのLPを聴かせて貰いました。やはり、圧巻だったのはオペラでしょうか。


さて、折角のこのWEシステムですが・・・・ 置いてある場所が、今、季節休業中である。直ぐに行って聴こうと思ってもそれは無理である。


その一方で、WEシステムオーナーは、みんなに聴いて貰いたい、赤兵衛に聴きに来られた方にはその後の変化を実際に聴いて貰いたいと願っている。


試聴希望者とオーナーの都合が合えば、試聴は可能である。ブログ上で、オーナーの連絡先を公開するのもこの時代、どうかと思う。 オーナーの携帯電話番号は赤兵衛時代と同じであるので、そちらに連絡されたい。


分からない場合は、こちらのブログに書き込んで頂ければ、何らかの方法で連絡先をお教えしたいと思います。


*追加情報


このブログを見つけ、赤兵衛のWEの音をもう一度聴きたいとのお問い合わせがありました。


この時代ですから、要望された方の名前は公開しないことにします・


「素人で音は分からないこんな私でも・・・」 ですって


僕も音の良し悪しは分かりません。


親父に至っては全然・・・・、当人は分かってる風を装っていますが・・・


リサイクル・リユース て 言い訳してますが、只のがらくた集めに興じているだけです。


と言うわけで、


うっとり聴いていて、気がついたら居眠りしていたと言うのが良いと思います。


 


現在、赤兵衛と言う名前はなくなりましたが、今、越谷で再生しているようです。


僕はまだ探検に出かけていませんので、詳細は分かりません。


元店主から貰った葉書から情報を抜粋し、載せます。(赤兵衛元店主了解済み)


埼玉県越谷市恩間新田402


℡ 090-2536-2986 藤原 健


今回は喫茶店(赤兵衛も商売としては全然成り立っていなかったでしょう。)としてではなく、


自宅を開放しているようです。


愛好者の訪問を心待ちしています。


予約制なので、予め電話して下さい。


お代はお一人2,000円(コーヒー付き)


お出掛けの際には、是非、愛用のレコード、CDをご持参下さい。


春が来たら、僕も取材旅行に行くつもりです。