(カメックはお留守番) 2月5日(日)、高崎市のジャズ喫茶主音求で行われた。
メンバーは 土岐 英史 ALTO SAX 大石 学 PIANO 安ケ川 大樹 BASS とドラムレスである。
土岐英史トリオ
開演は7:00PM。ブログ用写真を撮るつもりで少し早めに出掛けた。
着いたのは6:20PM頃。カウンター席は常連さんで既に鈴なり状態。バーボンウイスキーとかハートランドビールとかで盛り上がっている。
ライブは店の一番奥で行われる。そこに向かってテーブルが列車状に一直線に並べられていた。この日ばかりはテーブルも椅子も総動員である。
テーブルの列が途中で切れているところがあった。そこが演奏者に正対する数少ない場所である。空いていたのでそこに陣取ることにした。
この夜はことのほか寒かった。白い息こそ出ないが、室内でもコートが脱げない。
待ちに待った土岐トリオいよいよ登場。土岐さんはここに何度も来ている様子、マスターとも和気藹々。
土岐さん、両手に息を吹きかけ、籾手をしながらの開演挨拶。 「今夜は冷えている。(手がかじかんで)一寸と間違うかもしれないが、その辺はご勘弁を」と笑わせる。
踏み外したって、「よ~、乗ってるね~」としか思いませんて。
大石 学 土岐 英史
土岐 英史 安ケ川 大樹
演奏者も観客も初めは硬い。お互いに融けるまで暖気運転が必要。 裃来た人だってアルコールが入れば脱ぐ。
演奏曲は前半が 1.Stela By Starlight 2.How Insensitive 3.My One And Only Love 4.All The Things You Are 5.Blues Walk
後半は 1.C Minor 2.Latin Lovers 3.Good Life 4.Beautiful Love 5.Anthropology enc.In A Sentimental Mood だそうです。
曖昧な表現になったのは、後で教えてと頼んでいたのに、マスターは全然覚えていない。 仕方なく、土岐さんに直接訊くことにした。
土岐さんからは「多分・・・・だったらしい」と言う返事。 ジャズライブにも事前に打ち合わせはあるのだろうが、その日の流れで変更もあるみたい。
この曲以外にも曲名のない曲があったような・・・・ 中休みとなって回りを見渡せば、席は満杯。 年齢層は自分は最高齢の方で、若者が思ったより多い。男性、女性の比率は半々位。 今時、ジャズはおじさんおばさんジャンルかと思ったが、そうでもないようである。
土岐 英史 ALTO SAX
サックスはテナーと言うイメージが強いが、土岐はアルトである。叙情性に溢れている。どっしりとした安定感がある。目をつぶって聴かなくっちゃね。
大石 学 PIANO
大石のピアノは変幻自在である。キースジャレット風だったり、チックコリア風だったり・・・失礼、大石風である。
安ケ川 大樹 BASS
ベースはバックを支えるどちらかと言うと地味な楽器と言うイメージ。
この日は大石のピアノをバックにソロも多かった。弓も良いモンですね。
酔っぱらったマスターが、「リクエストはこれにしろ!」と演奏者に強要する場面もあったが、それはそれで会場を盛り上げた。 こちらはノンアルコールでしたが十分に酔えました。
それにしても、今回のライブで一番楽しんだのは間違いなくマスターである。
土岐さんはプロ野球オリックスの音楽監督に就任した。さて、行進曲はスイングするんだろうか。是非、オリックス選手の入場行進の足並みに注目されたい。