いろいろな方の実験から、屋外配電線に宅内で使用しているPLC信号が漏れ出ている事は明白です。
これでは、以前見送られた「アクセス系PLC」ではないですか!
ではなぜこのような事になったのでしょうか。
総務省の報道資料にある、平成17年12月に出された高速電力線搬送通信に関する研究会報告書(PDF)を良く読んでみました。
p44 図5-33に宅内コンセントから屋外配電線への伝送特性結果が載っています。
報告書には
「宅内コンセントから屋外配電線への信号減衰量は20~100dB程度であり、
平均の減衰量は40~60dB程度であった。」
とある。
この数値は平均するものではないでしょう。漏れてはいけないものなので、「減衰量の最低値(最低減衰量)」として取り扱わなければならない数値である。
すなわち図の黒線で示した、減衰量の最低値 20~40dBがこの実験から得られた結果と考えるのが、良識ある科学者(技術者)の考えであろう。
20dBも甘い基準値を基にしている。これでは屋外配電線にPLC信号が漏れるのも当然であろう。
これでは、以前見送られた「アクセス系PLC」ではないですか!
ではなぜこのような事になったのでしょうか。
総務省の報道資料にある、平成17年12月に出された高速電力線搬送通信に関する研究会報告書(PDF)を良く読んでみました。
p44 図5-33に宅内コンセントから屋外配電線への伝送特性結果が載っています。
報告書には
「宅内コンセントから屋外配電線への信号減衰量は20~100dB程度であり、
平均の減衰量は40~60dB程度であった。」
とある。
この数値は平均するものではないでしょう。漏れてはいけないものなので、「減衰量の最低値(最低減衰量)」として取り扱わなければならない数値である。
すなわち図の黒線で示した、減衰量の最低値 20~40dBがこの実験から得られた結果と考えるのが、良識ある科学者(技術者)の考えであろう。
20dBも甘い基準値を基にしている。これでは屋外配電線にPLC信号が漏れるのも当然であろう。
配電盤では「一応」減衰しますので、PLC使用家屋全体から輻射されているノイズよりも、引き込み線などの屋外配線から輻射されているノイズの方が強い場所で検証できればよいと思います。ただし、電線の距離(長さ)で信号は減衰するそうですが。記憶では150mで減衰してしまうということではなかったかと思います。
1.引き込み線の先の柱上トランスの真下でどのくらいノイズがあるか。
2.ほぼ同じ距離離れた別の(反対の方向)場所で、どのくらいノイズがあるか。
これを比べるというのはどうでしょうか。
あと、そもそもどのくらいの距離離れると自然雑音以下になるのかにも興味があります。(数100m? 1kmくらい???)