山と蓋と日々の綴り

山登りのついでにマンホールの蓋を探してウロウロしてます。

2013 三滝巡りとレンゲショウマを観に大岳山から御岳山へ

2013-08-06 | 山行

ご近所の山好きなご夫婦から誘われて、奥多摩の大岳山(標高1,266m)に行ってきた。
目的は、三滝とレンゲショウマを観ることである。

コースは奥多摩駅⇒海沢園地⇒三ツ釜ノ滝⇒ネジレノ滝⇒大滝⇒大岳山⇒御岳山⇒
御岳山駅⇒御嶽駅だ。

8時過ぎに奥多摩駅着。身支度を整えて、アメリカキャンプ村を経由して海沢園地入口まで
車道および林道を歩くこと1時間半。


途中、「玉アジサイ」が今が盛りと咲き、渓谷に彩を添えていた。
また「イワタバコ」が沢山見られた。この時期にこの花が見られたのはラッキーであった。
そうそう、名前はよくないが「ギンバイソウ」もそちこちに咲いていた。






さぁ~、ここから滝巡りだ。一息入れて、イザ出発。
まずは三ツ釜ノ滝だ。3段になって流れ落ちる。水の量が多く勢いがある。



2つ目の滝は、ネジレノ滝だ。どう見たらネジレに見えるのかよく分からなかったが、
静かに流れる滝であった。



三滝の最後は、大滝である。
ここへ行く途中、ビーチサンダルで登ってきた若い男女に抜かれたが、
このグループの目当ても大滝だ。

いや~見事な滝である。
ここが東京とであるとは思えないほど、深山の風情と滝がビックで素晴らしい。
この景色を肴にして昼食をとる。しばらく佇んでいると、寒さを感じるほどだ。正直、ここから動きたくなかった。







しばし休憩し、大岳山頂上へ向かう。途中「これより悪路」と書かれた標識があり、
いや~な予感。

その不安が的中。
5人グループの中で、私だけがグロッキーになり、足が攣る。息が上がる。
例の薬を飲み、エアーサロンパスをこれでもかというほど、スプレーしながら
仲間の後を追う。そうこうしているうちに、雨が降り出してきた。しかも大粒の雨だ。

レインウエアーを取り出し着用する。ここ数年このウエアーの世話になったことがなっかたが、
こんな状態の時に、世話になろうとは、夢にも思わなかった。

雨脚が激しくなってきたので、ロックガーデン経由の計画を断念し、そのまま御岳山へ向かう。
やっとの思いで御岳山に到着。仲間の4人は、余裕である。

雨が止み、武蔵御嶽神社前でレインウエアーを脱ぐ。
湿気と汗で服はビショビショだ。ひょいと顔を上げたら、何やら可愛い花が咲いている。
レンゲショウマ」だ。

さらに進んでいくとレンゲショウマが、雨滴をゆったりと落としながら、うつむき加減に咲いている。
雨に咲くレンゲショウマなんぞはめったに見られない。
今日は厄日かと思っていたが、そうではなく吉日だったのだ。







ケーブルカーに乗るべく歩いていくと、「日帰り入浴可」の看板を見つける。
予定にはなかったが、疲れを癒すのと、ビショビショになった服の着換えを兼ねて、
風呂に入っていくことにした。お世話になったのは「山香荘」だ。古民家風の落ち着いた宿だ。



ひとしきり反省会をして、ケーブルカー駅に向かう。最終10分前に到着。
家に着いたのは、22時過ぎ、ほとほと疲れた。

歩行歩数3万5千。歩行時間8時間。山旅時間16時間。
これは、今まででにない記録ではないかと思う。
私にとって難行苦行で忘れられない山旅となった。
完歩できたのも、仲間に介護などしていただいたお蔭である。毎度のことだが感謝々の一日だった。



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