山と蓋と日々の綴り

山登りのついでにマンホールの蓋を探してウロウロしてます。

2012 木曽路の紅葉の旅-3.富士見台ヘブンスそのはら&天空の里で紅葉狩り

2012-11-03 | お出かけ

木曽路の紅葉の旅も3日目、今回の最後の旅だ。
先ずは「富士見台高原ヘブンスそのはら」へ。8時30分、宿を出発し、ロープウエイ乗り場に8時50分ごろ到着。
乗車券を購入し、マウンテンロッジへ。乗車中に見える紅葉は、小雨がぱらつくも赤色や黄色に緑色が混ざって素晴らしい。
売店の人は、風が吹いてきたのでもうすぐ晴れると言っていたが、それを待たずに、下栗の里遠山郷へ急ぐ。

【ヘブンスそのはらは、高原の中段以下が見ごろであった】








富士見台高原からは、クルマで約2時間半ほどかかる。
少し離れた「遠山郷」に行くのには、訳がある。
かれこれ8年ほど前になるが、当時関係していた仕事仲間に誘われて、
この里に古くから伝わる国重要無形文化財の神楽「霜月まつり」を見物に行った。

神楽を見るにつけ、歴史と文化を強く感じたのと、下栗の里は「日本のチロル」と言われるほど風光明媚な景観が印象的だった。
横浜からはクルマで約6時間強かかり、この地には二度と来ることはないと、その時に思ったほどだ。

それが、今回の旅を計画しているうちに、家族にあの時の感動を味わってもらいたく、
今一度行きたくなり、無理してでも行程に組み込んだのだ。

下栗の里は、南アルプスを望む飯田市上村の東面傾斜面にある標高800m〜1,000mの地区。
最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は、遠山郷を代表する景観だ。平成21年には「にほんの里100選」にも選ばれている。

【これぞ天空の里】





私が8年ほど前に行ったときは、地元の人に案内されて、森の道なき道を進み、足場が悪い中を「ビューポイント」にたどり着いたが、
今では、村民上げて道を作り、楽に行けるようにしてある。このため観光客が後をたたないほどの盛況ぶりだ。



それほどに素晴らしい景観であり、同じような里は日本中のどこにもないだけに、見る価値がある。
そうそう、この地は「名水」でも有名だ。20リットルのポリタンクと10リットルのビニールボックスに満杯に入れて持ち帰ってきた。

3日間にわたった「木曽路の紅葉狩りの旅」もこれで終了。
我ながらナイスな企画だったと、自画自賛している。
一緒に行った家族からも「とてもよかった」と褒められた。
満足度100%の旅であった。

今度は、来春の「サクラ見物の旅」を企画したいものだ。


2012 木曽路の紅葉の旅-2.唐沢の滝&御岳山で紅葉狩り

2012-11-02 | お出かけ

木曽路の紅葉狩り二日目は10月の最終日31日。
ホテルを8時30分に出発。木曽福島から国道361号線を通り、途中飛騨街道へ入る。

この街道沿いも紅葉が盛りだ。
ところどころに現れる見事な紅葉に、一同ため息をつきながら、走っていくとクルマが数台駐車してある。

【飛騨街道沿いの紅葉も満点だ】



ゆっくり進んでいくと「唐沢の滝」と看板があり、前を見ると滝が見える。
我らもクルマを駐車し、滝まで坂道を登っていく。

【思いがけない名所、唐沢の滝と紅葉が最高だった】




滝が見えてくる。結構大きな滝だ。その昔は高さ135mほどあったそうだが現在は約100mとのこと。
滝の両側のモミジが見事に紅葉し、滝を一層引き立ている。いやー、良い季節に来たもんだ。
予定にはなかった、紅葉に一同大興奮と同時に大満足。

さらに開田高原に向けて先を急ぐ。
途中の「地蔵峠」からの御岳山の眺望が素晴らしい。頂上付近が冠雪し、紅葉のオレンジがとてもよく似合う。

【地蔵峠からの御岳山は雪化粧をしていて紅葉ととてもマッチしていた】




次は「木曽馬の里」。
ここは、ブルベリーが紅葉し、その後ろに御岳山がそびえて、絵になる風景が眺められる。
木曽馬にも癒されて、次の御岳ロープウエイに向かう。

【ブルベリーの真っ赤な紅葉が見ごろであった】





ロープウエイ鹿ノ瀬駅は4℃と結構な寒さだ。
全員上着を重ね着して、飯盛高原駅へ。

【鹿ノ瀬駅から眺めた山の景色】





飯盛後編駅付近から眺める紅葉は、黄色が多く一筆で描いたようである。
花はないが高山植物園を見物し、御嶽社に参拝して下山し、昼食に蕎麦をいただいた。
開田高原アイスクリーム工房でソフトクリームを別腹に入れた。お勧めは期間限定の「蕎麦ソフトクリーム」である。

【私はバニラとトウモロコシのミックスを食す。おつな味だ】



この後「御嶽神社」と「阿寺渓谷」に立ち寄る計画であったが、
思ったより時間をとってしまい、見物をキャンセルして、今日の宿、昼神温泉の「湯本ホテル阿智川」へ向かった。
宿には、17時ごろに到着。早速源泉かけ流しの風呂に浸かる。一度入れば、3歳肌年齢が若返ると評判の美肌湯だ。

今日は、予定外の「唐沢の滝」が大収穫だった。
こんな素晴らしい自然があったとは、調べが足りなかった。


2012 木曽路の紅葉の旅-1.赤沢森林鉄道で紅葉狩り

2012-11-01 | お出かけ

2012年の紅葉狩りは、今回で2回目。
今回は、我が夫婦、母、叔母の4名で木曽路の紅葉を堪能してきた。

初日は、10月30日。
朝6時に家を出発。一路赤沢自然林を目指し、東名⇒東富士五湖道路⇒中央道を通り、
赤沢自然休養林へ。途中SAや道の駅日義木曽駒に立ち寄って、12時に到着。予定より30分ほど遅れた。

赤沢自然休養林へ通じる渓谷沿いの紅葉は、今が盛りで見事だった。

【赤沢渓谷沿いの紅葉は色が濃い】





森林鉄道に乗り、終点の丸山渡停車場まで約30分。この間、伊勢神宮宮御用材のご神木の伐採跡や
紅葉を眺めた。紅葉は、終盤とあってだいぶ葉も散っていたが、それなりに楽しめた。最盛期は10月中旬とのこと。
我々夫婦は終点で下車し「冷沢コース⇒駒鳥コース⇒ふれあいの道を1時間ほど散策して、始発駅まで戻った。
渓流沿いに歩きながら紅葉を愛でるのもなかなか癒されるものだ。

【森林鉄道は、ゆっくり走るので景色を満喫できる】









昼食は、3時近くにってしまったが、新そばの季節でもあり「蕎麦」をいただいた。
お店は「越前屋」だ。寝覚の床と目と鼻の先にある。蕎麦は大変うまかったが、店員の接客に不満が残った。

で、天下の奇勝と言われる「寝覚の床」へ向かう。
寝覚山臨川寺で拝観料200円を払い、寝覚の床まで降りていく。
約千二百年前に建てられたという「浦島堂」に、大きな岩伝いに登っていく。








この寺には、浦島太郎が使ったとされる「釣竿」が展示されていた。
何とも不思議な話だ。

寝覚の床は、木曽川に佇む荒々しい岩の数々が何とも不思議である。
ここは、「浦島太郎」が玉手箱を開けて三百歳になったしまい、ビックリして目を覚ましたということで、
この地を「目覚」と言ったそうだ。ここから「寝覚の床」という名が付けられたとか。

今日の宿は、ねざめホテル。寝覚の床からクルマで5分とかからないところにある。
4時30分ごろにチェックイン。今日の紅葉狩りの映像を思い出しながら、ゆっくりと湯につかり、疲れを癒した。
満足の一日であった。