山と蓋と日々の綴り

山登りのついでにマンホールの蓋を探してウロウロしてます。

2013 滝とレンゲショウマと富士山を見に宝鉱山~三つ峠山へ

2013-08-15 | 山行

先日の12日、盆休みを使って「三ツ峠山」へ登ってきた。
今回もご近所の山好き8人での山旅だ。

コースは、三ツ峠北口登山入口⇒大滝⇒七福の滝⇒白竜の滝⇒レンゲショウマ群落⇒御巣鷹山稜線⇒
三ツ峠山⇒御巣鷹山⇒大幡山⇒巡視道⇒林道⇒登山口

体力勝負の山!と言われ、都留市のHPでは熟練者向けの厳しいコース、単独・初心者の登山はご遠慮ください、なんて
書いてある。超緊張するコースだ。

予定を1時間繰り上げて、4時半に集合し高尾山口から中央道に入り、談合坂SAで休憩後北口登山口へ向かう。
下見をしてきていただいたご夫婦のクルマの後に続いて、登山口へ進んでいくと、奥様が私のクルマに移動してきた。
ダート道で悪路のため、ミッションケースなどをコスルことがあるとの理由からだ。

確かに悪路である。私のRV車でもかなり厳しめのダート道だ。
道先案内がいなければ、ここまでは入ってかないところまで進むと、登山口がある。

身支度を整えて、祠にお参りし、何故か集合写真を撮って、7時40分登山開始。
仲間から、大きなリュックだね~、なんて言われたが、前回(大岳山)の登山で足攣りでえらい目にあったので、
今回はその対策のために、大き目な荷物になってしまった。荷の重さよりも足攣りのほうが難儀だからだ。

登山口の標高は約865m。ここから三ツ峠山頂上1,785mの高度差約920mを、水平距離2kmの間に登ることになる。
登山道に入るといきなり急登だ。言ってみれば「這いつくばって」登る感じである。
何時ものことで、少し登ると緩斜面になるだろうと、思っていたが急登は、御巣鷹山稜線に出るまで続いた。




約30分ごとに休憩をとりつつ、登ること2時間15分ほどで「大滝」に到着。
前回ではとっくに足攣りが出ていたが、今回はその兆しもない。順調である。





ご夫婦から、こまめに「塩分」を補給することが最大の対策だ、と教えられていたので、
今回は「経口補水液」を2リットルリュックに詰め、その一部を給水タンクに入れて、ホースから何時でも飲めるようにしてきた。
この対策で、今回は最後まで足攣りが出なかった。下山までに2リットルを飲んでしまった。

大滝で小休止し、次の「七福の滝」「白竜の滝」へ進む。
滝の周りはマイナスイオンが多いのか、とても涼しい。疲れた体を元気つけてくれる。





白竜の滝を過ぎると少し勾配が緩やかになる。
このあたりから「レンゲショウマ」がボチボチと花を見せてくれる。
御岳山のレンゲショウマと比べると花が小さく貧弱に見える。野生だけに致し方ないか。



レンゲショウマの群落を見たのは初めてだ。
かなりの規模で群落が広がっていた。いゃ~、素晴らしい。

御巣鷹山稜線では、日差しがいいのかカイフウロやシシウド、マルバダケブキなど色々なお花が、今が盛りと咲いていた。
ここで「アサギマダラ」を見かけた。丁度一年前に登った入笠山以来だ。
この蝶は、日本本土から南西諸島・台湾・香港あたりまで渡りをすることで知られている。






12時15分頂上に到着。バンザ~イ(^O^)/
この日は雲がかかって富士山を見ることができなかった。
頂上で富士山を見るのも楽しみにしていたのに、残念であった。また、来いといういうことなのか?



昼食を済ませ、御巣鷹山と大幡山を経由して、登山口に戻る。
基本は下りなのだが、3か所ほど登りがあり、北口登山道の急登よりも、きつい感じがしたのは私だけだっただろうか!?

何時ものように、遅れ気味についていくと、緩斜面で黒い花を発見。一瞬枯れた花かと思ったが、よ~く見ると
「ラン」や「エビネ」のような感じの花であった。名前は「シュロソウ(ユリ科)」である。とてもラッキーであった。



登山道から見回り巡視道に入る。
ここから急な下山が続く。そういえば、今回はトラロープがやたらと多いい。それだけ急こう配やカニ歩きの道が
多いいということである。



やっとの思いで林道に出た。
林道を歩くこと40分ほどで、クルマを停めた北口登山道に15時50分ごろに到着。
ベテランの先輩方が、今日は厳しいコースだった、と口々にいうほどの難コースであった。
例によって、三ツ峠グリーンセンターで入浴と夕食をとり、帰宅した。

一週間前の予行練習を兼ねた登山と、ありがたいアドバイスのおかげで、
今回は足攣りもなく完歩出来た。感謝感謝である。


2013 三滝巡りとレンゲショウマを観に大岳山から御岳山へ

2013-08-06 | 山行

ご近所の山好きなご夫婦から誘われて、奥多摩の大岳山(標高1,266m)に行ってきた。
目的は、三滝とレンゲショウマを観ることである。

コースは奥多摩駅⇒海沢園地⇒三ツ釜ノ滝⇒ネジレノ滝⇒大滝⇒大岳山⇒御岳山⇒
御岳山駅⇒御嶽駅だ。

8時過ぎに奥多摩駅着。身支度を整えて、アメリカキャンプ村を経由して海沢園地入口まで
車道および林道を歩くこと1時間半。


途中、「玉アジサイ」が今が盛りと咲き、渓谷に彩を添えていた。
また「イワタバコ」が沢山見られた。この時期にこの花が見られたのはラッキーであった。
そうそう、名前はよくないが「ギンバイソウ」もそちこちに咲いていた。






さぁ~、ここから滝巡りだ。一息入れて、イザ出発。
まずは三ツ釜ノ滝だ。3段になって流れ落ちる。水の量が多く勢いがある。



2つ目の滝は、ネジレノ滝だ。どう見たらネジレに見えるのかよく分からなかったが、
静かに流れる滝であった。



三滝の最後は、大滝である。
ここへ行く途中、ビーチサンダルで登ってきた若い男女に抜かれたが、
このグループの目当ても大滝だ。

いや~見事な滝である。
ここが東京とであるとは思えないほど、深山の風情と滝がビックで素晴らしい。
この景色を肴にして昼食をとる。しばらく佇んでいると、寒さを感じるほどだ。正直、ここから動きたくなかった。







しばし休憩し、大岳山頂上へ向かう。途中「これより悪路」と書かれた標識があり、
いや~な予感。

その不安が的中。
5人グループの中で、私だけがグロッキーになり、足が攣る。息が上がる。
例の薬を飲み、エアーサロンパスをこれでもかというほど、スプレーしながら
仲間の後を追う。そうこうしているうちに、雨が降り出してきた。しかも大粒の雨だ。

レインウエアーを取り出し着用する。ここ数年このウエアーの世話になったことがなっかたが、
こんな状態の時に、世話になろうとは、夢にも思わなかった。

雨脚が激しくなってきたので、ロックガーデン経由の計画を断念し、そのまま御岳山へ向かう。
やっとの思いで御岳山に到着。仲間の4人は、余裕である。

雨が止み、武蔵御嶽神社前でレインウエアーを脱ぐ。
湿気と汗で服はビショビショだ。ひょいと顔を上げたら、何やら可愛い花が咲いている。
レンゲショウマ」だ。

さらに進んでいくとレンゲショウマが、雨滴をゆったりと落としながら、うつむき加減に咲いている。
雨に咲くレンゲショウマなんぞはめったに見られない。
今日は厄日かと思っていたが、そうではなく吉日だったのだ。







ケーブルカーに乗るべく歩いていくと、「日帰り入浴可」の看板を見つける。
予定にはなかったが、疲れを癒すのと、ビショビショになった服の着換えを兼ねて、
風呂に入っていくことにした。お世話になったのは「山香荘」だ。古民家風の落ち着いた宿だ。



ひとしきり反省会をして、ケーブルカー駅に向かう。最終10分前に到着。
家に着いたのは、22時過ぎ、ほとほと疲れた。

歩行歩数3万5千。歩行時間8時間。山旅時間16時間。
これは、今まででにない記録ではないかと思う。
私にとって難行苦行で忘れられない山旅となった。
完歩できたのも、仲間に介護などしていただいたお蔭である。毎度のことだが感謝々の一日だった。


爽やか~な戦場ヶ原を仲間と歩く 2013.07.31

2013-08-01 | お出かけ

お天気を心配しながら集合場所へ行くと、すでに数名の方がバスに乗車していた。
全員揃い、いざ「戦場ヶ原」へ。

湯滝への最後の休憩地「明智平」で、体を解す。
ここからは男体山女峰山がよく見えるのだが、この日は雲がかかりあまりよく見えなかった。



湯滝駐車場に10時20分ごろ到着。予定よりも大分早い。
これも時間厳守の参加者のお蔭でありがたい。

湯滝につくころには、青空が出てきた。この会で雨にあったことがないが、
今日も天気が良いようだ。

奥日光三名瀑のひとつ湯滝は、流れ出る水の量が多く、とても迫力がある。
トイレを済ませ、10時50分に「竜頭の滝」目指してトッレキング開始だ。
爽やか~な、トレイルが始まる。





湯川沿いに仲間と談笑しながら歩く。この談笑も楽しみの一つだ。
右手下を見ると、透き通った水が流れ、暑さを忘れさせてくれる。
時折、「タマガワホトトギス」が黄色い小さな花を咲かせていた。





川に癒されながら林というか森の草木のトンネルを進んでいく。
小田代橋を過ぎところに(泉門池手前)大きな広場があり、ここで昼食休憩。
下見の時は、この川に鹿の親子連れが、のんびりと水を飲んでいたが、
あいにく今日は、その演出を見ることができなかったので、特別にその時の写真を掲載しておく。






昼食を済ませ、しばらく歩くと視界が開けてきた。
ホザキシモツケ」が目につくようになる。場所によっては群落をなし、ピンクの花を敷き詰めたように見える。
ここでも爽やか~である。




森を抜け湿地帯に出ると、日本百名山の一つ「男体山」が雄姿を見せてくれる。
やや曇っていたが、草原の端に円錐形の端正な形で、富士山を小さくした感じだ。
それにしても天気がいい。





途中、大木が倒れ、数年たって自然に出来上がった木の根が、オブジェとなって木道の端に横たわっていた。
家に持ち帰って、玄関にでも置きたい感じである。




赤沼でトイレ休憩をし、最後となる竜頭の滝へ。
川の左手を見ると、グリーンに色付けされた林が疲れた体に元気を与えてくれる。




はい、竜頭の滝に到着。
ここも水量が多く、かなり迫力がある。全員が無事に全行程を歩ききった。




で、いつもの日帰り温泉へ。
今日は日光市営の「やしおの湯」だ。汗と疲れをサッパリと洗い流した。
う~~ん、ビールが美味い。例によって、反省会だ。参加者の笑顔が途切れない。
8時過ぎに帰着。予定よりも1時間も早く帰ることができた。



参加者のお一人から、今までで一番いいコースだった、と言われ
涙が出るほど嬉しかった。

今回のコースは、基本下りで、木道が整備されて、とても歩きやすい。
緑も濃く、清んだ川がマイナスイオンを発散し、花も目を楽しませてくれる。
秋の紅葉シーズンも来てみたい場所である。