熊本市のマンホールの蓋は、何と5種類もある。
一つの市で、これだけの種類を見たのは初めてだ。
市の花の「肥後椿」をデザインした色違いの蓋が3種と、市の木「銀杏」をデザインした蓋1種、
それに「肥後朝顔」をデザインした蓋(仕切弁ン)が1種の合計5種類。
肥後椿の3種類を見つけたのは、道に迷ってのこと。不幸中の幸いとは、正にこのことである。
熊本空港からバスに乗り、「通町筋バス停」で降りて、目指す会場のホテルに向かって歩きだしたらいきなり、
二色の蓋とモノトーンの蓋を発見。
横浜市立金沢動物園のマンホールの蓋。
我が家から徒歩で10分ほどのところに「横浜市立金沢動物園」がある。
今年で開園30周年になる。
横浜市には、この他に「よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)」と、「横浜市立野毛山動物園(横浜市西区)」がある。
ズーラシアは、今年の4月24日で開園12周年、野毛山動物園は今年の4月1日で61周年となり、一番歴史が古い。
この野毛山動物園は、最近入場者が増えているということで、新聞のニュースになった人気の動物園だ。
金沢動物園内のどの場所だから忘れたが、コアラの親子をデザインした蓋があった。
蓋には「でんき」と書かれているので、下水などの蓋ではないようだ。動物園内にしかない貴重な蓋ではないかと思う。
毎年8月に「ナイトZOOかなざわ」が開催される。今年は??
鎌倉市マンホールの蓋。
鎌倉市でカラーバージョンを見つけた。鎌倉の雰囲気をデザインしている。
中央にデザインされているのは、鎌倉駅駅舎の時計塔だ。
周囲を市の木「ヤマザクラ」と、市の花「リンドウ」がデザインされている。
少々、はげ落ちた部分があり、完全ではないが初めて見つけたカラーバージョンだ。
枠に「GAIROTOU」の文字があるので、下水などの蓋ではなく、街路灯用の蓋。
鎌倉宮の境内で見つけた「防火水槽」の蓋だ。
重要文化財など多くの歴史的に貴重な建物などが多くある鎌倉には、こうした水槽も不可欠のことだ。
世界遺産を目指す鎌倉市は、本年1月に、「武家の古都・鎌倉」の推薦書(正式版)が、国からユネスコ世界遺産センターへ提出され、
順調にいけば2013年(平成25)5月頃にはイコモスから評価結果が勧告され、夏頃に登録の可否が決定される予定だそうだ。
ゼヒとも同県人として登録を心から願っている。
4月下旬から5月の中旬に、建長寺の「牡丹」が満開になる。
サクラと違って、とても豪華な花である。下記の写真は、昨年嵩山門から入った参道で撮影したもの。
横浜市マンホールの蓋。
このデザインは、平成9年10月1日から採用されている蓋である。
デザインは、外周の操舵輪の中に、横浜のシンボルの一つ「ベイブリッジ」と数羽の「カモメ」が描かれている。
橋の下に描かれているのは、みなとみらいのビル群と思われる。
上の「14」の番号は何を意味するのか??
もう一つ、地元金沢区の金沢すずらん通り商店街にあったマンホール蓋である。
歩道がカラーコンクリートを使っているので、それに合わせたのだろうか?
中央に「カバ」が大きな口を開けているイラストがあるが、これもナゼ「カバ」なのかは?
金沢区には、 我が国で現存する最古の武家文庫の「金沢文庫」や、歌川広重が描いた「金沢八景」があり、
鎌倉時代の史跡も多く見られる歴史の町であり、山と海の両方を併せ持つ風光明媚な町だ。
京浜急行の駅名も「金沢文庫」だ。
【称名寺】
小田原市のマンホールの蓋。
蓋に描かれているのは、江戸時代の「酒匂川の渡し(輦台渡しに着物姿の女性が乗っている様子)と、
その背景に、市のシンボル「小田原城天守閣」と「鐘楼(または隅櫓。ひょっとして石垣山一夜城?)」、市の木「クロマツ」、
これらの上に 「箱根の山並み」、その山越しに望んだ「富士山」だ。
もう一つ、小ぶりの蓋で、描かれているのは、市の魚「メダカ」だ。市の魚にはもう一匹「アジ」がある。
小田原市は2001年3月に絶滅危惧種のメダカを「市の魚」に認定している。
小田原でナゼ「メダカ」なのか?
それは、童謡「メダカの学校」の歌詞を、童話作家の茶木滋さんが小田原に疎開していたときに書いたとのこと。
ここからメダカと小田原のつながりが始まったようだ。
酒匂川水域の農業用水路の一部には、他系統との交配のない小田原固有の「小田原メダカ」が昔と変わらず泳いでいるそうだ。
市民限定で、小田原メダカの里親制度があるとのこと。
側溝の蓋も凝っている。
市の花「ウメ」と市の木「クロマツ」それと「青海波(せいがいは)」を、それぞれ扇の中に描いている。
もう一つオマケで、消火栓の蓋。
【天守閣 現在の天守閣は、昭和35年(1960)5月に、市制20周年の記念事業として復興】