『辻井伸行 ショパン・リサイタル 2020』のため大阪のザ・シンフォニーホールへ。
私は辻井さんのコンサートに行き始めたのは約3年前から。もう、もっと前から何で行かなかったのかと悔やまれてならない。前はオール・ショパンとかBBCとのやつとか、今から見ると行きたいのがいっぱいあったのにーっ。
なので当然、「えーなー、オール・ショパンの聴いてみたかったなー」と思ってた。だから、今回のリサイタルを知った時には「やったっ絶対行くぞ」と意気込んだわ。もちろん以前とは曲目は違うんだろうけど、なんだかリベンジ出来た感じ
ルンルン
入口でチケットをもぎると、パンフと共に今日のチラシも置いてあった
私はコンサートに行ったら、そのチラシも記念にとっとくようにしている。でも前の古澤さんのはこのチラシが手に入ってなく、会場のいつものチラシ置き場には何もなく。なのでチケットセンターに行ってみると「関係者以外立ち入り禁止」となってて ガラスのドア越しに中を覗き込んでたら、スタッフが出てきてくれて、「今日のチラシが欲しくて、、」と言うと、持ってきて下さったという。
もうそんな人が来ないように、今回はあらかじめ置いてたのかな。ありがたく頂きます
辻井さんはよく、「ピアノは友達」「言葉で言うよりピアノで表現するのが得意」「ピアノは体の一部」「ピアノを弾くのが嫌いになった事は一度もない」って言ってるよね。
こういうのを聞いてるから、辻井さんのリサイタルでステージ上のピアノを見るといつも、「辻井さんに弾いてもらえるピアノは幸せだろうなぁ」って思う。
さて、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのかな。
と思ってる中、辻井さん登場。やっぱ活躍してる人って、オーラというか、強いエネルギー感じるよね。
ほどなくして辻井さんの指先から、ノクターン第20番「遺作」の旋律が紡ぎだされる。ホールに響く透明な音。最初から鳥肌立ってブワッて泣けそうになった。曲調がそのような感情を誘うのもあるけど、辻井さんの演奏と音が心に沁みて、、、(でも、この様に感傷的になりながらも、トリルっていうの?あそこの部分、ちょっと間違って多めに弾くとかないのかな、としょーもない事考えたりもしたけど(^^;) わー、私のバカっ。せっかくいい演奏聴いてるのにもったいないっ)
辻井さんは、昨年のテレビ番組で「昔は演奏に勢いがあった。20代と違って30代は、より成熟した演奏をしていかなければいけない。表現ももっと勉強して深みを出していきたい」と語っていた。そして、事実その方向に向かっていってるんだなという事が、強く感じられる演奏だった。私はこれまで、1人の音楽家をおっかけてコンサートに行った事がないので、このような変化がとても新鮮にうつる。
「うわー、ほんとに人間の成長とともに、こんなに(ピアニストなら演奏が)変わるんだ」と驚く。
全般的に若い時の勢いやキラキラ感も残しつつ、しっとり感が加わっていたように感じた。
私は辻井さんという人そのものが好きなので、どうしても「見たい」のだが、ながらが出来ない人間なので見てると音への集中が欠けるような気がしないでもない。なので最後の1曲は目を閉じて聴いてみた。
するとまぁ、こんなにも素晴らしかったのか、と改めて実感出来た。
透明感溢れる音のきらめきがホールに広がるさまをはっきりと感じられた。
「あー、キラキラの音が降って来るー」ととても幸せな気持ちになった。
もっと前から目を閉じて聴けば良かったかも。。。
前半は2曲ごとくらいに袖に引っ込んでたけど、後半はぶっ通しだったかな?
全曲演奏し終わっても、もちろん拍手は鳴りやまず。
アンコールでございます
◆ドビュッシーの「月の光」。この上なく美しい。ただただ美しい。なんとも言えない。
よそではアンコール3曲とかあったみたいだけど、ここはこれで終わりかも。と思ってたら、鳴りやまない拍手の中登場した辻井さんを残して、エスコートの方は袖へ。やったー
ここで辻井さんがトークを。いつものように「いかがでしたでしょうか?」からの大拍手。「盛大な拍手に応えて」と2曲目に突入。自作曲だったので、曲を作った経緯もお話された。
◆辻井伸行「笑顔で会える日のために」
それでもやっぱり拍手は鳴りやまないよね。ここでも3曲あるかしらん?と、私はアンコール期待ではなく、純粋に演奏に対して大拍手を送ったが、なんと3曲目が
◆ショパンの「エチュード第4番」
ひゃあ~、あれだけ弾いてからのこの曲って。よくこんなに指が動くなぁ、とそっちに驚嘆。今までの演奏は準備運動だったのかとさえ思ってしまう(^^;) すごい体力だなぁ。聴いてるだけで指がつりそう。でもほんと凄いなぁ。
なんと大阪でもアンコール3曲。ありがとうございます でもアンコール3曲終わっても、普通にずっと拍手は止まない。辻井さんも登場してくれて。
ん? えっ エスコートの方が帰ったぞ
なんとまさかのアンコール4曲目ーーっ
◆ショパンの「エチュード第12番『革命』」
またこんな忙しいのを。ほんとよく指が動くなー、と同じ驚嘆しかない。「あー、この左手のうねるようなとこ好き」いいわー きゃーっ、素敵ーっ。最高ーーつ
辻井さんも乗ってたのかなー。ほんと最後までありがとうっ
もう、大充実の時間でございました
辻井さんのリサイタル、又行きたいなぁ。でも、今度の日本ツアーは約1時間なのにS席7700円って、、、はじめはチケットゲット頑張ろうかと思ってたけど、やっぱ今回はあきらめようかな、、、
この値段ってどういう仕組みなんだろう。1時間でも2時間でも、ないけど3時間だったとしても1公演いくらで同じなのだろうか?だったら仕方ないんだろうけど、1時間はちょっと物足りないな。。。ご近所なら行きたいけど、私の場合大阪までだとほぼ1日仕事だし、旅費もかかるんで(^^;) んー、残念だけど、、、
そういや最近コンサート会場のクロークが開いてないから、コートも預けられないよね。なのでダウンを着たかったけど、置き場所もないだろうし手元でシャカシャカ音がしそうだったので、違う素材のコートを着て行った。だけど今回はまだ席が1つ飛びだったから、空いてる席に置けてたね。ちなみに私は腰に痛みがあったので、コートをお尻と背中にあたるように敷いてクッション的に使用。この使い方いいかも。
SD仕様席だと、隣の椅子の上に荷物が置けるのはいいね。
そして今回は、珍しく変な音を立てる人はほとんどいなかった。咳も同様少なく、変な動きをする人も周りにはいなく、とっても快適な環境でございました。いつもこうだと嬉しいです。皆様よろしくお願いしますm(__)m
私は辻井さんのコンサートに行き始めたのは約3年前から。もう、もっと前から何で行かなかったのかと悔やまれてならない。前はオール・ショパンとかBBCとのやつとか、今から見ると行きたいのがいっぱいあったのにーっ。
なので当然、「えーなー、オール・ショパンの聴いてみたかったなー」と思ってた。だから、今回のリサイタルを知った時には「やったっ絶対行くぞ」と意気込んだわ。もちろん以前とは曲目は違うんだろうけど、なんだかリベンジ出来た感じ
ルンルン
入口でチケットをもぎると、パンフと共に今日のチラシも置いてあった
私はコンサートに行ったら、そのチラシも記念にとっとくようにしている。でも前の古澤さんのはこのチラシが手に入ってなく、会場のいつものチラシ置き場には何もなく。なのでチケットセンターに行ってみると「関係者以外立ち入り禁止」となってて ガラスのドア越しに中を覗き込んでたら、スタッフが出てきてくれて、「今日のチラシが欲しくて、、」と言うと、持ってきて下さったという。
もうそんな人が来ないように、今回はあらかじめ置いてたのかな。ありがたく頂きます
辻井さんはよく、「ピアノは友達」「言葉で言うよりピアノで表現するのが得意」「ピアノは体の一部」「ピアノを弾くのが嫌いになった事は一度もない」って言ってるよね。
こういうのを聞いてるから、辻井さんのリサイタルでステージ上のピアノを見るといつも、「辻井さんに弾いてもらえるピアノは幸せだろうなぁ」って思う。
さて、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのかな。
と思ってる中、辻井さん登場。やっぱ活躍してる人って、オーラというか、強いエネルギー感じるよね。
ほどなくして辻井さんの指先から、ノクターン第20番「遺作」の旋律が紡ぎだされる。ホールに響く透明な音。最初から鳥肌立ってブワッて泣けそうになった。曲調がそのような感情を誘うのもあるけど、辻井さんの演奏と音が心に沁みて、、、(でも、この様に感傷的になりながらも、トリルっていうの?あそこの部分、ちょっと間違って多めに弾くとかないのかな、としょーもない事考えたりもしたけど(^^;) わー、私のバカっ。せっかくいい演奏聴いてるのにもったいないっ)
辻井さんは、昨年のテレビ番組で「昔は演奏に勢いがあった。20代と違って30代は、より成熟した演奏をしていかなければいけない。表現ももっと勉強して深みを出していきたい」と語っていた。そして、事実その方向に向かっていってるんだなという事が、強く感じられる演奏だった。私はこれまで、1人の音楽家をおっかけてコンサートに行った事がないので、このような変化がとても新鮮にうつる。
「うわー、ほんとに人間の成長とともに、こんなに(ピアニストなら演奏が)変わるんだ」と驚く。
全般的に若い時の勢いやキラキラ感も残しつつ、しっとり感が加わっていたように感じた。
私は辻井さんという人そのものが好きなので、どうしても「見たい」のだが、ながらが出来ない人間なので見てると音への集中が欠けるような気がしないでもない。なので最後の1曲は目を閉じて聴いてみた。
するとまぁ、こんなにも素晴らしかったのか、と改めて実感出来た。
透明感溢れる音のきらめきがホールに広がるさまをはっきりと感じられた。
「あー、キラキラの音が降って来るー」ととても幸せな気持ちになった。
もっと前から目を閉じて聴けば良かったかも。。。
前半は2曲ごとくらいに袖に引っ込んでたけど、後半はぶっ通しだったかな?
全曲演奏し終わっても、もちろん拍手は鳴りやまず。
アンコールでございます
◆ドビュッシーの「月の光」。この上なく美しい。ただただ美しい。なんとも言えない。
よそではアンコール3曲とかあったみたいだけど、ここはこれで終わりかも。と思ってたら、鳴りやまない拍手の中登場した辻井さんを残して、エスコートの方は袖へ。やったー
ここで辻井さんがトークを。いつものように「いかがでしたでしょうか?」からの大拍手。「盛大な拍手に応えて」と2曲目に突入。自作曲だったので、曲を作った経緯もお話された。
◆辻井伸行「笑顔で会える日のために」
それでもやっぱり拍手は鳴りやまないよね。ここでも3曲あるかしらん?と、私はアンコール期待ではなく、純粋に演奏に対して大拍手を送ったが、なんと3曲目が
◆ショパンの「エチュード第4番」
ひゃあ~、あれだけ弾いてからのこの曲って。よくこんなに指が動くなぁ、とそっちに驚嘆。今までの演奏は準備運動だったのかとさえ思ってしまう(^^;) すごい体力だなぁ。聴いてるだけで指がつりそう。でもほんと凄いなぁ。
なんと大阪でもアンコール3曲。ありがとうございます でもアンコール3曲終わっても、普通にずっと拍手は止まない。辻井さんも登場してくれて。
ん? えっ エスコートの方が帰ったぞ
なんとまさかのアンコール4曲目ーーっ
◆ショパンの「エチュード第12番『革命』」
またこんな忙しいのを。ほんとよく指が動くなー、と同じ驚嘆しかない。「あー、この左手のうねるようなとこ好き」いいわー きゃーっ、素敵ーっ。最高ーーつ
辻井さんも乗ってたのかなー。ほんと最後までありがとうっ
もう、大充実の時間でございました
辻井さんのリサイタル、又行きたいなぁ。でも、今度の日本ツアーは約1時間なのにS席7700円って、、、はじめはチケットゲット頑張ろうかと思ってたけど、やっぱ今回はあきらめようかな、、、
この値段ってどういう仕組みなんだろう。1時間でも2時間でも、ないけど3時間だったとしても1公演いくらで同じなのだろうか?だったら仕方ないんだろうけど、1時間はちょっと物足りないな。。。ご近所なら行きたいけど、私の場合大阪までだとほぼ1日仕事だし、旅費もかかるんで(^^;) んー、残念だけど、、、
そういや最近コンサート会場のクロークが開いてないから、コートも預けられないよね。なのでダウンを着たかったけど、置き場所もないだろうし手元でシャカシャカ音がしそうだったので、違う素材のコートを着て行った。だけど今回はまだ席が1つ飛びだったから、空いてる席に置けてたね。ちなみに私は腰に痛みがあったので、コートをお尻と背中にあたるように敷いてクッション的に使用。この使い方いいかも。
SD仕様席だと、隣の椅子の上に荷物が置けるのはいいね。
そして今回は、珍しく変な音を立てる人はほとんどいなかった。咳も同様少なく、変な動きをする人も周りにはいなく、とっても快適な環境でございました。いつもこうだと嬉しいです。皆様よろしくお願いしますm(__)m