お久しぶりです。
ウィンターブレイクに入ってから、旅行のことで色々忙しくやっと落ち着くことができました。
なので、遅ればせながら報告させてください。
バルセロナ行ってきました!
いやはや、色々な意味で実によい経験になった旅行でした。
まず、始まりはいつも雨。
朝9時のフライトだったので、朝5時半の地下鉄乗って空港向かったんですが、よくよく考えたら現地の格安旅行会社でネット予約しただけだったのでどこでチケット貰ったらいいかとかノーマークだったんですね。
でも「まあ、現地でインフォメに聞けばいいか」なんて気楽に構えていたんですが、甘い甘い。
私「どのカウンターでこの搭乗券もらえるんですか?」
と問う私。
「ああ、これは○○のカウンターね」
ふむふむ、なるほど、と納得した私はそのカウンターへ。
私「このチケットください」
しかし。
「これはうちのフライトじゃないわ。てかこのフライトはこのターミナルじゃないわよ。ターミナル3へ行きなさい」
はぁ?思いっきり予約表にターミナル2って書いてあんじゃねーか、と疑問に思うも、巨大な空港故に決して近くないそのターミナルへ移動。
私「この搭乗券はここでいいの!?」
段々と時間が迫ってきていたこともあり徐々に焦りから言葉に悲痛さが入り混じる。
しかし、英語もままならない異国人の悲痛な問いかけに対して振りかざされた無情という名の剣。
I don`t know
ひ、ヒトですか?
と思うような絶対零度並みの冷たさで言い放った後、プイっとそっぽを向かれてしまいました。
しかも、フライトの詳細が記された予約表を見る前に…。
あなた、仮にもインフォメーション係じゃないですか。
私、来るまでにヒースロー空港は世界ワースト2位のサービスの悪さを誇るという情報を聞かされていたんですが、納得です。
こりゃ、接客じゃねぇ。
しかし、これで引き下がっては結局分からず仕舞い。
粘り強く問いかけます。
「ターミナル2で、ここだって言われたんですよ!」
やっと私が持つ予約表に目を通してくれた。
「てか、ターミナル2って書いてあんだろ。なんでここ来んだ!?」
よく聞き取れなかったがそんなことを言われました。
で、結局ターミナルをとんぼ返り。
その後やっとまともなインフォメーション係の人に出会えてなんとか間に合いましたが、まさかこんな朝から汗かくとは…。
で、まさか朝からこんな汗かくとは思ってなかった私は空腹に負けてしまい、余分なお金は持ってきてないのにもかかわらず例の如く高いお金を払ってブレックファーストをとることに。
でもコンビ二サンドイッチで600円か…。
と、根っからのケチ根性を捨てきれない私は図らずして迷う。
と、そんな私の目に飛び込んできた食品、その名をパニーニ。
おお、これがあのパニーニ!
飛田給駅の麓で試合後に美味しそうに頬張る姿を幾度と目撃していながら未だ食べたことがなかった私はサンドイッチに600円払うなら、とパニーニを注文。
うーん。美味しかった。
だがしかし。
その後飛行機に乗り込み、たかだか2時間にも満たないフライトにも関わらず軽食が配られる…。
ま、まじかよ…
ケチ魂に侵されている私は、さっきのパニーニの味など忘れて「買わなきゃよかった」と後悔一色。
いや、実際食費を一回削るか削らないかでのちのち結構違うんですよ!
でも、まあパニーニ美味しかったし、食えるものは食っとくか。
とポジティブに思い直そうとすることにした。
のだが、この軽食が私の手元に置かれた瞬間、そのポジティブシンキングは消えうせ、後悔は最高潮に。
こ、これは、、、
パニーニ…
ここから一時間。
£5札が頭の片隅で踊り続けていました。
で、ほんと小一時間でバルセロナについたのですが、バルセロナ。
天気いい!
ほんと澄み行くまでの青空でした。
サイコー。
ただ、スペイン語分からないから結構市街地行くのに苦労したんですが。
しかし、ノロノロしてられません。
だって、この日の夜にバルサの試合があるんですから!
(当初は翌日に見に行く予定だったんですが、リーガの試合は試合日の1週間前に土曜か日曜開催かが決まるという不思議な決まりのため(この日は火曜か水曜か)、バルセロナの試合が見事火曜にずれ込んでしまったため、旅行の計画が狂ってしまった)
早速チケットゲットするため、カンプノウに向かいます。
バルセロナの地下鉄はほんと分かりやすい。
迷わずカンプノウのある駅まで行けました。
そして、楽々チケットゲット。
だって10万人規模のスタジアムだもんね!
で、時間が余ったんでバルセロナのオフィシャルショップへ。
これがほんと立派でね。
ユニフォームからブリーフまで。
なんでもグッズがあって面白かった!
で、夜9時キックオフという日本では考えられない深夜開催のため、一度ホテルへチェックインをしに行って、夜8時。再びカンプノウへ。
いざ、入門!
とチケットモギリの人にチケットを渡す。
バルサのチケットはもぎる部分らしき箇所がなく、どうするのかと思ってたら、なんとその人、チケットをびりっと軽く切れ込みをいれただけ!
えー、じゃーこれ間違ってチケット破いちゃったら入れないって事なのかなー。
と、紙一重感を感じながらも無事入門できたことに安堵。
で、いざ座席に着いたんですが、キックオフ1時間前を切っているのに関わらず観客1000人未満と行っていいほどのオール空席…。
えーー!
やっぱ平日の夜9時開催だからかな。
と、せっかくカンプノウに来たのに大観衆の迫力を感じられないのか、と相当へこみました。
でも、こんなことは観光で来たジャパニーズの要らない心配だったようです。
いつの間にか。本当にいつの間にか試合開始間際になるとどこからともなく人が現れ、結局スタジアムは3階席を除きほぼ満員!
最高の雰囲気を味わうことができました。
試合自体は、セルタがまったくバルサの相手にならず、緊張感が欠けた印象で、試合終了が近づくとバルサもリスクを侵さなくなりやや寂しい内容。
それでも、目の前で繰り広げられるテクニカルなサッカーは非常に見ごたえがありました。
で、私が何より印象に残ったのは試合よりもスタジアムですね。
このスタジアム。1階席は傾斜が緩く、2階席が大きく迫り出しているため、1階の後ろの席だと、上の視界がほんと反対側のタッチラインまでで、非常に見にくい!
反対側の観客席のお客さんなんて見えません!
私は前のほうで大丈夫だったんですが、観光できてこの席だったらへこむだろうなと思いました。
あと、2階からものが凄い降ってきますね。
酷い時は食べ終えた弁当の残骸とか…。
試合の見易さという点でも、こういう点からも私はカンプノウは2階席をお勧めします。
傾斜が急ですし、大きくせり出してるので、遠くないしきっと凄く見やすいはず!
あと、ここらへんはやはり文化の差なのでしょう。
こっちではお摘みとしてピスタチオがとてもポピュラーなんですが、みんなその殻をすき放題に床にポイ捨てするんですね。
なので試合が終わった後は、いたるところにピスタチオの残骸が…。
歩くたびにパリパリ音がします。
あと、ゴミもすき放題に捨てて帰りますし、タバコもスタンド喫煙OKみたいでガンガンポイ捨てしてくんで、試合終了後のスタジアムはほんとひどい物がありました。
あと、この試合すべての座席にビラが置いてあって、試合中も至る所でこのビラで作った紙飛行機が飛行…。
時にはよくできた紙飛行機だと、ピッチまで綺麗に飛んでいってしまったりしてて、日本生まれの几帳面な私からするとちょっと考えれえられない感じでした。
あと、凄くびっくりしたのが応援!
この試合に限ってかもしれませんが応援ほぼ皆無なんですね。
時々思い出したように「バルサ!バルサ!バルサ!」とコールするくらいで、試合中は一部の50人くらいの団体が歌ってるくらいなんです。
でも、大観衆ですから静かというわけではないんですけどね。
と、こんな感じでした。
で、旅行初日にしてメインディッシュを食べてしまった私は、その後の観光を着々とこなしたんですが、一箇所だけ凄くいい場所が!
モンセラットという、バルセロナから電車で1時間半位の場所にある岩山の上にある町なんですが、そこの風景はよかった!
私が崖好きということもあるんですが、私と同じく崖好きな方にはお勧めです。
あ、そうそう。
ここに行くまでの駅で一波乱あったんですよ。
駅でモンセラットまでの切符を買うとき、私50ユーロ札しか持ってなかったんです。
で、切符を券売機で買おうとしたんですが、なんとおつりが出ないから駄目だと。
「え?だって50ユーロ使えるって書いてあるじゃん」と思いながら両替しようとしたんですが、どこも「無理無理」。
「しょうがない、買い物するか」と店に入り、くずすために50ユーロ札払おうとするも「おつりないから駄目」。
え?じゃあ俺にどうしろと!?
「おつりをくれない文化」と私は勝手に呼んでいるんですが、イギリスもそうなんですが、こっちではでかいお札だと買い物できないことがほんと多いんですね。
イギリスのバスなんか、きっちりお金を持ってなくて多く払っても普通に「おつりはないよ」なんて時々普通に言われますし。
でもその辺は、文化の違い。納得できます。
でもですよ。
この場合駅ですよ。
しかも結構大きい。
で、切符だって13ユーロするんです。
おつりだって10ユーロ札一枚、20ユーロ札一枚で済むじゃないですか。
結局私はクレジットカードで切符を買いましたが、せめて少しぐらいのおつりを用意してほしいなと思いました。
で、時が経つのは早いものでバルセロナ最後の夜。
前夜にカジュアルなレストランでパエリヤを食べていた私は、もっと美味しい店ならもう少しうまいに決まってる!と思い、やや背伸びをして高そうなお店に入ることに。
だって、バルセロナ。
食費が安い!
贅沢はできる時にしとかないと。
という訳で、やや高級指向なお店にり、そしてメニューを見る。
月月火水木金金の如く、肉肉芋豆芋肉肉といった感じのイギリスの食生活。
サラダ。いや、緑色の物体を発見したら「見つけ次第食え」と脳ミソが命令してきます。
MIXED SALAD
はい決定。
そして、サイドメニューにフィッシュスープ。
メインにシーフードパエリヤをオーダー。
肉と芋に侵されている私にとって、バルセロナのシーフード料理はまさに神。
体内が洗浄される気がします。
しかし、食費をロンドン基準から抜け出せない私は、もうすでに過ちを犯していることに気づいてなかった…。
サラダが運ばれてきた…
「はい、これが今日の夕飯!」
と言いたげなほど、大きなお皿から溢れんばかりの緑色。
そして何故か肉。
ははーん。
ミクスドってまさか、肉とミクスドしてるとは思いませんでした。
しかも、このレストラン。
無駄に高級指向なので、たぶんこのサラダを食わない限り次が出てこないことを雰囲気で察しました。
くそー。
サラダとスープをつまみにパエリヤ食いたかったのに。
私のレストラン経験不足が露呈された瞬間です。
で、サラダをたいらげたあとに来ました。
フィッシュスープ。
フィッシュスープ。
こんなライトな響きからは想像もできないような、チーズフォンデューのチーズの器のようなものに入れられたたっぷりのスープ。
しかも、超具沢山!
ははーん。
そりゃ、サラダとスープオーダーしたとき、パエリヤと言うのを待たずにウェイター帰ろうとしたわけだ!
でも、これが凄く美味しくて、これはこれでよかった。
てか、どれもこれも1人分じゃねーな。
どう考えてもシェアする感じだ。
早くもメイン級のメニューを2つ食した私。
当初メインと予定していたパエリヤが来る前に、私の胃袋はめでたくフィニッシュ!
で、パエリヤはほんと詰め込む感じで、ここまで食べたのは自分の胃袋のキャパシティも分かってなかった小学生のときの食べ放題以来だ。
帰り道、背中がまっすぐに伸びませんでした。
という感じで、最後の晩餐を終え、私のバルセロナ旅行は静かに幕を閉じたのでした…。
と思ったのだが!
実はこの旅行のメインディッシュは、旅行の最終日に潜んでいた!
前夜の胃袋を破裂させんばかりの最後の晩餐も、ただの前菜に過ぎなかったのである!
この後私は、イギリスの安物スイーツの甘さなど目じゃないほどの濃密な時間を過ごすことに…。
後編に続く。
ウィンターブレイクに入ってから、旅行のことで色々忙しくやっと落ち着くことができました。
なので、遅ればせながら報告させてください。
バルセロナ行ってきました!
いやはや、色々な意味で実によい経験になった旅行でした。
まず、始まりはいつも雨。
朝9時のフライトだったので、朝5時半の地下鉄乗って空港向かったんですが、よくよく考えたら現地の格安旅行会社でネット予約しただけだったのでどこでチケット貰ったらいいかとかノーマークだったんですね。
でも「まあ、現地でインフォメに聞けばいいか」なんて気楽に構えていたんですが、甘い甘い。
私「どのカウンターでこの搭乗券もらえるんですか?」
と問う私。
「ああ、これは○○のカウンターね」
ふむふむ、なるほど、と納得した私はそのカウンターへ。
私「このチケットください」
しかし。
「これはうちのフライトじゃないわ。てかこのフライトはこのターミナルじゃないわよ。ターミナル3へ行きなさい」
はぁ?思いっきり予約表にターミナル2って書いてあんじゃねーか、と疑問に思うも、巨大な空港故に決して近くないそのターミナルへ移動。
私「この搭乗券はここでいいの!?」
段々と時間が迫ってきていたこともあり徐々に焦りから言葉に悲痛さが入り混じる。
しかし、英語もままならない異国人の悲痛な問いかけに対して振りかざされた無情という名の剣。
I don`t know
ひ、ヒトですか?
と思うような絶対零度並みの冷たさで言い放った後、プイっとそっぽを向かれてしまいました。
しかも、フライトの詳細が記された予約表を見る前に…。
あなた、仮にもインフォメーション係じゃないですか。
私、来るまでにヒースロー空港は世界ワースト2位のサービスの悪さを誇るという情報を聞かされていたんですが、納得です。
こりゃ、接客じゃねぇ。
しかし、これで引き下がっては結局分からず仕舞い。
粘り強く問いかけます。
「ターミナル2で、ここだって言われたんですよ!」
やっと私が持つ予約表に目を通してくれた。
「てか、ターミナル2って書いてあんだろ。なんでここ来んだ!?」
よく聞き取れなかったがそんなことを言われました。
で、結局ターミナルをとんぼ返り。
その後やっとまともなインフォメーション係の人に出会えてなんとか間に合いましたが、まさかこんな朝から汗かくとは…。
で、まさか朝からこんな汗かくとは思ってなかった私は空腹に負けてしまい、余分なお金は持ってきてないのにもかかわらず例の如く高いお金を払ってブレックファーストをとることに。
でもコンビ二サンドイッチで600円か…。
と、根っからのケチ根性を捨てきれない私は図らずして迷う。
と、そんな私の目に飛び込んできた食品、その名をパニーニ。
おお、これがあのパニーニ!
飛田給駅の麓で試合後に美味しそうに頬張る姿を幾度と目撃していながら未だ食べたことがなかった私はサンドイッチに600円払うなら、とパニーニを注文。
うーん。美味しかった。
だがしかし。
その後飛行機に乗り込み、たかだか2時間にも満たないフライトにも関わらず軽食が配られる…。
ま、まじかよ…
ケチ魂に侵されている私は、さっきのパニーニの味など忘れて「買わなきゃよかった」と後悔一色。
いや、実際食費を一回削るか削らないかでのちのち結構違うんですよ!
でも、まあパニーニ美味しかったし、食えるものは食っとくか。
とポジティブに思い直そうとすることにした。
のだが、この軽食が私の手元に置かれた瞬間、そのポジティブシンキングは消えうせ、後悔は最高潮に。
こ、これは、、、
パニーニ…
ここから一時間。
£5札が頭の片隅で踊り続けていました。
で、ほんと小一時間でバルセロナについたのですが、バルセロナ。
天気いい!
ほんと澄み行くまでの青空でした。
サイコー。
ただ、スペイン語分からないから結構市街地行くのに苦労したんですが。
しかし、ノロノロしてられません。
だって、この日の夜にバルサの試合があるんですから!
(当初は翌日に見に行く予定だったんですが、リーガの試合は試合日の1週間前に土曜か日曜開催かが決まるという不思議な決まりのため(この日は火曜か水曜か)、バルセロナの試合が見事火曜にずれ込んでしまったため、旅行の計画が狂ってしまった)
早速チケットゲットするため、カンプノウに向かいます。
バルセロナの地下鉄はほんと分かりやすい。
迷わずカンプノウのある駅まで行けました。
そして、楽々チケットゲット。
だって10万人規模のスタジアムだもんね!
で、時間が余ったんでバルセロナのオフィシャルショップへ。
これがほんと立派でね。
ユニフォームからブリーフまで。
なんでもグッズがあって面白かった!
で、夜9時キックオフという日本では考えられない深夜開催のため、一度ホテルへチェックインをしに行って、夜8時。再びカンプノウへ。
いざ、入門!
とチケットモギリの人にチケットを渡す。
バルサのチケットはもぎる部分らしき箇所がなく、どうするのかと思ってたら、なんとその人、チケットをびりっと軽く切れ込みをいれただけ!
えー、じゃーこれ間違ってチケット破いちゃったら入れないって事なのかなー。
と、紙一重感を感じながらも無事入門できたことに安堵。
で、いざ座席に着いたんですが、キックオフ1時間前を切っているのに関わらず観客1000人未満と行っていいほどのオール空席…。
えーー!
やっぱ平日の夜9時開催だからかな。
と、せっかくカンプノウに来たのに大観衆の迫力を感じられないのか、と相当へこみました。
でも、こんなことは観光で来たジャパニーズの要らない心配だったようです。
いつの間にか。本当にいつの間にか試合開始間際になるとどこからともなく人が現れ、結局スタジアムは3階席を除きほぼ満員!
最高の雰囲気を味わうことができました。
試合自体は、セルタがまったくバルサの相手にならず、緊張感が欠けた印象で、試合終了が近づくとバルサもリスクを侵さなくなりやや寂しい内容。
それでも、目の前で繰り広げられるテクニカルなサッカーは非常に見ごたえがありました。
で、私が何より印象に残ったのは試合よりもスタジアムですね。
このスタジアム。1階席は傾斜が緩く、2階席が大きく迫り出しているため、1階の後ろの席だと、上の視界がほんと反対側のタッチラインまでで、非常に見にくい!
反対側の観客席のお客さんなんて見えません!
私は前のほうで大丈夫だったんですが、観光できてこの席だったらへこむだろうなと思いました。
あと、2階からものが凄い降ってきますね。
酷い時は食べ終えた弁当の残骸とか…。
試合の見易さという点でも、こういう点からも私はカンプノウは2階席をお勧めします。
傾斜が急ですし、大きくせり出してるので、遠くないしきっと凄く見やすいはず!
あと、ここらへんはやはり文化の差なのでしょう。
こっちではお摘みとしてピスタチオがとてもポピュラーなんですが、みんなその殻をすき放題に床にポイ捨てするんですね。
なので試合が終わった後は、いたるところにピスタチオの残骸が…。
歩くたびにパリパリ音がします。
あと、ゴミもすき放題に捨てて帰りますし、タバコもスタンド喫煙OKみたいでガンガンポイ捨てしてくんで、試合終了後のスタジアムはほんとひどい物がありました。
あと、この試合すべての座席にビラが置いてあって、試合中も至る所でこのビラで作った紙飛行機が飛行…。
時にはよくできた紙飛行機だと、ピッチまで綺麗に飛んでいってしまったりしてて、日本生まれの几帳面な私からするとちょっと考えれえられない感じでした。
あと、凄くびっくりしたのが応援!
この試合に限ってかもしれませんが応援ほぼ皆無なんですね。
時々思い出したように「バルサ!バルサ!バルサ!」とコールするくらいで、試合中は一部の50人くらいの団体が歌ってるくらいなんです。
でも、大観衆ですから静かというわけではないんですけどね。
と、こんな感じでした。
で、旅行初日にしてメインディッシュを食べてしまった私は、その後の観光を着々とこなしたんですが、一箇所だけ凄くいい場所が!
モンセラットという、バルセロナから電車で1時間半位の場所にある岩山の上にある町なんですが、そこの風景はよかった!
私が崖好きということもあるんですが、私と同じく崖好きな方にはお勧めです。
あ、そうそう。
ここに行くまでの駅で一波乱あったんですよ。
駅でモンセラットまでの切符を買うとき、私50ユーロ札しか持ってなかったんです。
で、切符を券売機で買おうとしたんですが、なんとおつりが出ないから駄目だと。
「え?だって50ユーロ使えるって書いてあるじゃん」と思いながら両替しようとしたんですが、どこも「無理無理」。
「しょうがない、買い物するか」と店に入り、くずすために50ユーロ札払おうとするも「おつりないから駄目」。
え?じゃあ俺にどうしろと!?
「おつりをくれない文化」と私は勝手に呼んでいるんですが、イギリスもそうなんですが、こっちではでかいお札だと買い物できないことがほんと多いんですね。
イギリスのバスなんか、きっちりお金を持ってなくて多く払っても普通に「おつりはないよ」なんて時々普通に言われますし。
でもその辺は、文化の違い。納得できます。
でもですよ。
この場合駅ですよ。
しかも結構大きい。
で、切符だって13ユーロするんです。
おつりだって10ユーロ札一枚、20ユーロ札一枚で済むじゃないですか。
結局私はクレジットカードで切符を買いましたが、せめて少しぐらいのおつりを用意してほしいなと思いました。
で、時が経つのは早いものでバルセロナ最後の夜。
前夜にカジュアルなレストランでパエリヤを食べていた私は、もっと美味しい店ならもう少しうまいに決まってる!と思い、やや背伸びをして高そうなお店に入ることに。
だって、バルセロナ。
食費が安い!
贅沢はできる時にしとかないと。
という訳で、やや高級指向なお店にり、そしてメニューを見る。
月月火水木金金の如く、肉肉芋豆芋肉肉といった感じのイギリスの食生活。
サラダ。いや、緑色の物体を発見したら「見つけ次第食え」と脳ミソが命令してきます。
MIXED SALAD
はい決定。
そして、サイドメニューにフィッシュスープ。
メインにシーフードパエリヤをオーダー。
肉と芋に侵されている私にとって、バルセロナのシーフード料理はまさに神。
体内が洗浄される気がします。
しかし、食費をロンドン基準から抜け出せない私は、もうすでに過ちを犯していることに気づいてなかった…。
サラダが運ばれてきた…
「はい、これが今日の夕飯!」
と言いたげなほど、大きなお皿から溢れんばかりの緑色。
そして何故か肉。
ははーん。
ミクスドってまさか、肉とミクスドしてるとは思いませんでした。
しかも、このレストラン。
無駄に高級指向なので、たぶんこのサラダを食わない限り次が出てこないことを雰囲気で察しました。
くそー。
サラダとスープをつまみにパエリヤ食いたかったのに。
私のレストラン経験不足が露呈された瞬間です。
で、サラダをたいらげたあとに来ました。
フィッシュスープ。
フィッシュスープ。
こんなライトな響きからは想像もできないような、チーズフォンデューのチーズの器のようなものに入れられたたっぷりのスープ。
しかも、超具沢山!
ははーん。
そりゃ、サラダとスープオーダーしたとき、パエリヤと言うのを待たずにウェイター帰ろうとしたわけだ!
でも、これが凄く美味しくて、これはこれでよかった。
てか、どれもこれも1人分じゃねーな。
どう考えてもシェアする感じだ。
早くもメイン級のメニューを2つ食した私。
当初メインと予定していたパエリヤが来る前に、私の胃袋はめでたくフィニッシュ!
で、パエリヤはほんと詰め込む感じで、ここまで食べたのは自分の胃袋のキャパシティも分かってなかった小学生のときの食べ放題以来だ。
帰り道、背中がまっすぐに伸びませんでした。
という感じで、最後の晩餐を終え、私のバルセロナ旅行は静かに幕を閉じたのでした…。
と思ったのだが!
実はこの旅行のメインディッシュは、旅行の最終日に潜んでいた!
前夜の胃袋を破裂させんばかりの最後の晩餐も、ただの前菜に過ぎなかったのである!
この後私は、イギリスの安物スイーツの甘さなど目じゃないほどの濃密な時間を過ごすことに…。
後編に続く。
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