男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

スコットランド紀行

2006年01月02日 02時15分56秒 | London Life
みなさん、あけましておめでとうございます。
元旦からネットカフェでカチカチやってるkajistaです。


さて、今日は以前話していたように、スコットランド旅行について語ろうと思います。

と言っても、このスコットランド旅行。
バルセロナみたく波乱万丈だったわけではなく、何事もなく平和な旅行だったので前回のように長文になることはないと思うのでご安心ください。


さて、スコットランド。
2泊3日で、初日にグラスゴーでセルティック戦見て、翌日エディンバラ移動して観光というスケジュール。

先に言っちゃいますが、エディンバラはいたって普通に観光してました。
エディンバラはとても綺麗な町で、こっち来て色々なとこ観光に行きましたが街としては一番綺麗でしたね。
また行ってみたいです。


さて、私が語るべきは観光のことではありません。
オンリーアバウトセルティックです。

実はこのセルティック。
こんなこと言うとなんか嫌らしいですが、実は俊輔が移籍する前から「スタジアムに行ってみたいなぁ」と思っていたクラブなんです。
海外に疎い私の分際で!

というのも、このクラブのユニフォームがすごい好きで、サポーターが巻いてる緑と白の縞々のマフラーも可愛くて、スタジアムもすごいいい雰囲気だという印象を持っていたからです。

でも、緑と白のユニフォームが綺麗と言うものの、同じグラスゴーを本拠地とする超ライバルのレンジャースのチームカラーがであることを考えると、太陽が昇る方角にあるどこかの国の首都ダービーを彷彿としてしまい、多少後ろめたさを感じてしまいますが…。


さて、そろそろセルティック観戦レポートを始めよう。

セルティックのホームスタジアムであるセルティックパーク。
グラスゴー市街からバスで15分ほど離れた完全な郊外にあります。
こっちきて思うのが、いくらイギリスと言えど、都市のど真ん中にスタジアムなんてないんですよね。

そんな訳で、バスでセルティックパークへ向かったんですが、その車内で陽気なお爺ちゃんと出会い、「スタジアム着いたら教えてくれます?」と聞いたんですが、スコットランド訛りがまったく理解できず会話が成立しない…。
それでも、いい人で丁寧にスタジアムまで案内してもらいました。
といっても、バスからスタジアムが見えまくりましたので、行くのに迷う人はいないと思います。

で、最初に言ったのがやっぱりファンショップ。
私はこっちにきてから、子供心を思い出しお土産としてご当地のクラブのピンバッチを集めているからです。

で、ショップに入ったらびっくり。

俊輔!

クラブのカレンダーの表紙とか俊輔で、俊輔グッズに身をまとった熱血ファンがいたり、俊輔熱が高いことを実感。

そして、チケットはネットで事前予約していたので、チケットオフィスにもらいに行くと、すっげー丁寧な対応!

バルセロナでチケット買うときとか、すっげーやる気のないおっさんがポイっと投げる感じでチケットを受け取ったことを考えると、天と地の差です。
チケットとか、名前入りで封筒に入ってるし!
文句なくこっちに来てから、一番の対応でした。

やべーセルティック素晴らしいわ。
こんな感じで、早くもセルティックファンになりかけました。


さて、それでスタジアムに入ったわけなんですが、とても6万人入るとは思えないほどコンパクトなスタジアム!
私の席は2階席の最上段だったんですが、それでも全然見やすい!
それも、急な傾斜のおかげですね。
でも、無駄に急すぎることもなく、とてもカンフォタブルでした。

一番感動したのが、このスタジアム。
ありとあらゆるものが白と緑で構成されてるんです。
階段から壁から何まで緑と白。
極めつけは、トイレで手を洗ったあとに手を拭く紙まで緑色!
そこまでやるか…。

文句なく、今まで行ったスタジアムの中で一番いいスタジアムだと思います。
冗談抜きで、スタジアムを見るためだけにでも、もう一回行きたいです。


さて、肝心の試合なんですが、申し訳ない。
ここは正直に話させていただきます。

ほんと、ひどかったです。

セルティックも相手チームも、お互い敵にパスし合い、なんでもないパスをトラップミスしてラインを割ること幾度となく。
たまに掴んだチャンスも、制度の欠片もないクロスとシュートで自ら潰す感じです。

この試合、1失点したんですが、それもディフェンダーが最終ラインでボールを持って、相手がプレッシャーかけてきて、素直に味方にパスすればいいのに、無駄に足技見せてかわそうとしだしてカットされ失点…。

私が色眼鏡で見たと思われるかもしれませんが、本当に俊輔だけが光ってました。
実際、俊輔がボールを持つとひらりとかわし、スルーパス。
観客も俊輔がボールを持つだけでザワっとなったり、「ああ俊輔はここではキングなんだ」と実感しました。

この試合を見ての感想は、スコットランドリーグは多分Jリーグよりもレベルが低いかなぁ、と…恐れながら思ってしまいました。
でも、この日のセルティックファンの怒り様を見ると、多分この日だけが特別酷かったのかもしれませんが。
少なくともこの日は、首位のチームとは思えないサッカーしてました。

でも、こんな試合も最後の最後で俊輔が超個人技で鮮やかに勝ち越し点を決めてくれたことによってナイスゲームに生まれ変わりました。
ほんと、よかったなぁ。

その勝ち越し点の後は、俊輔がボールを触るたびに拍手喝采でした。
俊輔、万歳!
試合後、たくさんのスコティッシュに「サンキュー」といわれましたよ。
多分日本人だからでしょう。


でも、散々酷評して矛盾してるみたいですが、試合はとても誉められた内容じゃなかったですが、私がイギリスに来てから見た試合の中で一番いい試合でした。
その一番の要因は、スタジアムの雰囲気が他のどのクラブとも比較にならないほどいい雰囲気だったからでしょう。
5万7000人も入ってましたし。

この試合を見て思ったことは、やっぱサッカーの楽しさはレベル云々じゃなく、スタジアムの雰囲気。
そして、応援すべき対象がいて、その対象がいい結果を出したときに感じる爽快感。
これに尽きるのだなと感じました。



おしまい。

2 コメント

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あけましておめでとうございます (子りす)
2006-01-08 04:28:59
セルティック戦、楽しまれたようで何よりです!俊輔は地元でも本当に期待されているのですね。日本人として嬉しいです。



スタジアムの雰囲気の話、わかりますぅ。わたしもOld Traffordに行って、マンUのファンになったようなものです。あのスタジアムもステキですよ。kajistaさんも是非一度行ってらしてくださいませ!(それでつまらなかったらゴメンナサイですが。。)
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明けましておめでとうございます。 (kajista)
2006-01-10 00:58:03
子りすさん、あけましておめでとうございます!

セルティック戦はほんと楽しませてもらいました。

日本人が出ている試合を見たのは初めてだったんですが、やっぱ応援するべき対象がいた方が俄然観戦を楽しめますね。

早く東京の試合がみたいなぁ。



マンUの観戦を勧めて頂いて誠に恐縮なのですが、ちょっとマンチェスターまでは行けそうにありません(泣)

時間的な問題と、距離的な問題と、銭的な問題とがありまして、すいません。

でも今のマンU凄い見たいんですけどね。

いくら悪がきだともルーニーは凄まじいし、ロナウドもまじでやばいですからね。



でも、アーセナル、マンU、リバプールはチケットの値段も高いし取るのにかなりの労力(もしくは金銭力)がいるので泣く泣く諦めることにしました。

ほんと、こんだけ客入ってるんだからカンプノウ級のスタジアム作りやがれですよ。



では、失礼します。
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