介護サービスほっと通信

「暖か介護でほっと一息」をモットーにしています。日々の仕事の中から感じたことなどを発信していきたいと思います。

まじっすか?

2009年04月10日 09時29分31秒 | 要介護認定
この記事をごらんあれ!

この考えによれば認定結果を選べるんだよ~。
審査判定結果が現状よりも低く出てきたときには「どっちにしますか」って訊いてくれるんだよ。

これって、4月1日から利用開始になった、新たな認定のソフトとシステムが役立たずと認めているってことだよ。

であればこのシステムを元に戻せばいいだけのこと!
自分たちの考えて行ってきたことは間違いだったと認めればいいだけのこと!

厚労省ではこれまで盛んに喧伝してきた。
認定システムは間違っていない。調査と審査の段階でルールに則った運用をしてこない結果で認定がされている。今回の改訂では調査員も審査委員もルールの適用に恣意的な扱いが入らないように改めただけだといってきた。
しかし、誰もその言い分を信用していない。誰もが「システムとして軽度認定が出るように誘導している」と思っている。

認定は介護保険サービスの利用の「入り口」であり、認定結果によってサービスの枠組がおよそ固まってくる。それだけに重要なものであるだけでなく信頼性がなければいけないものだ。それは厚労省でも「認定調査員テキスト」「認定審査委員テキスト」でも「同一文章」を用いて力説されている。

にもかかわらずこの体たらく。まったく信頼されていないだけでなく3月下旬の変更に加えて今回のニュースでよりいっそうの信用失墜に至っている。
このシステムの導入に至る過程で関わった関係者はいったいこの厚労省の見解をどう思っているのだろうか。
そしてこれに関与してきた連中は責任をどう考えているのか。

いったい今後どうなっていくのだろう。
小手先のつまらない変更をするくらいであれば従前のシステムに戻せば解決できる。いい加減にしてくれとしかいえない。

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いきなりですね (カラフルコップ)
2009-04-10 12:17:09
今朝新聞を見てびっくりしました!!

私は認定には関係していないので、議場の様子は想像出来ないのですが。
認定審査会までに、一時判定の結果で問い合わせがくるのでしょう。認定審査会では「一時判定は要介護1ですが、前回の要介護3を希望されていますので、要介護3にしてください」って調子ですか?
なんか笑ってしまいます。
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すごい技ですよ (ベンチ待ち)
2009-04-10 17:55:52
これはなかなかすごい技ですね。
認定自体が間違っていることを認めてるわけですからね。
ふふふ。
間違っているのは認定だけではない気がします~
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うちのばあちゃん・介護保険・そして自分 (がんばるぞ!作業療法士)
2009-04-10 21:10:45
利用者の申請があれば。。。
うちのばあちゃん、今要支援1です。
白内障の手術ができず、いわば、近接介助でしかすべての動作ができません。
 うちのド素人家族でも、(ばあちゃんこんな
になってるのに、支援なんて。まあ、お国のすることは訳わからんし。~それにしても、あんまりよね。)なんて。
だんだん、認知面、(ねえ、ご飯まだ?)
等、まだらな言葉が出てきはじめています。

耳もだんだんひどく遠くなり、耳元で会話しないといけません。(自作成:もしもしフォンで
お話してます)
現実、1人では付き添いがなければ、危険な状態になってきてるんですけどね。

要介護が出たとしても、変わりなく、
自分を育ててくれたばあちゃんの側にいますし
サービスも増やすということは今のところ考えてませんけれど。

ただ、今日はこうだ。いや、今日はこういうこととする。最近の厚生労働省?は信じていません。1日でコロコロ変わってしまうことは信じませんし、ばあちゃんは、私と家族で守ります

それにしても。。。兼任CMさんをはじめ、
現場のケアマネさん。私の県の新聞は、ケアマネ燃えつき症候群。調査によると、9割がもう
辞めたいとのこと(新聞より抜粋)
そのほうが心配。ばあちゃん担当のケアマネ
さんだんだんやせ細ってきてます。

後。。。私介護保険下でのリハビリの制限が
さらに激しく。。。デイサービス・デイケア
勤務を希望して、就職活動してますが、いつも
不採用通知が。これで3件目。でも、経営側も
雇いたくても雇えない介護報酬ですもんね。
退院後のことも考えない病院作業療法士に嫌気がさし、介護保険下で働きたいけれど。
おっと、愚痴ってすみません。

兼任CMさんもお体大切に。

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コンプライアンス ()
2009-04-10 21:32:52
なんでもありの厚労省はうらまらしい。

「ルールに則り」いかに利用者のためにと考えてきたのに大元がこれでは、コンプライアンスもなにもない!(怒)
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どうなることやら… (兼任CM)
2009-04-11 17:51:58
お一人ずつにレスをつけても結局内容が同じになりそうなのでまとめちゃいます。

もうここまで来れば呆れて物が言えませんよ。
じゃぁ認定って何?審査会って何?

審査委員が時間をかけて資料を読み解き、介護の手間の係り具合を判断し、それを持ち寄って協議して得られた結論が簡単に覆される?
おまけに一次反転は簡単に変更できないようにしておいて、であれば審査会はいらんじゃん!

調査と樹形図とタイムスタディーデータなどに関するブラックボックスと不信の種を全部オープンにして検討すりゃあいいんですよ。

わけの分からん御用学者たちで密室で協議するより。
返信する
わけの分からん理学療法士専門バカ (がんばるぞ!作業療法士)
2009-04-12 07:27:28
兼任CMさんの最後のお言葉は、胸がスット
したなあ~。
 もう、ホント、当リハビリ部は、もう余生を
いかに充実させて生きていくか、その人らしい
QOLを一緒に歩んでいく。そういう人たちばかりなのに。
 症例検討会とやら、肩関節がどうとやら、
ボバース法がどうとやら、片麻痺機能評価は
ブルンストロームステージだの、もう。。。
どんな手技を使おうと本人の勝手ですが、
じゃ、最終的にはとなると、シーン。
介護保険利用すればあ~。ヘルパー利用すればあ~。(学生含めて)何これ?
 当リハビリ専門バカ理学療法士上司は、スポーツ理学療法オタク。職場間違ってんじゃない?こんなんじゃ、ろくな療法士生まれない
し、兼任CMさんの以前のコメントのように
自分で考え、調べ、行動する人間は養成できませんよ。ミーティングで、私(~は、何も後輩
に教えないからな。)なんて皮肉たっぷり言われ、腹わた煮えくり返る思いです。
 ところが、この理学療法士。介護認定審査会
の委員なのです。それを、いかに全ては俺の
手にかかっている。介護保険のプロフェッショナル。俺って、天才?なんて呆れた事を言います。こんな人間が、二次判定に関わるのかと
思うと、将来真っ暗。
 回復期病棟で、拒否するおじいちゃんを
無理やり力任せに訓練室へ。ひどいことに、車椅子の
ブレーキ先が破損。修理は私。

そのおじいちゃん。気難しい人ですが、何を求めているのか、何で拒否するのかを考えないからこういうことになるって事に気づかない。

私にも気難しかったけれど、入浴が好きでですね~。私も一緒に関わりました。
そこで、関係づくりができていきました。

これを見た理学療法士さん、気を悪くしないで
くださいね。あくまで実名出していい程、バカ
たれのいい例です。

国以前にこんな人もいるんですよ。自分は少なくともこういう人間にはならない。なれない。
だって、介護する家族がいるんだから。
介護経験もない、プライドばかり高い天狗。
以上、症例報告でした。
 
 
 
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出遅れた・・・ (もとみん)
2009-04-13 09:31:56
あきれてモノも言えませんね・・・。

それでも国の職員たちは毎年給料が上がるのか・・・。私はほとんどこの6年上がってないのに・・。

というグチはさておき。

認定審査員をしていたあるドクターは、
「認定審査の方向がなんだか混沌としてきて、納得できない・・・。だいたいあんな短時間で審査できるわけがない。」
ということで3月いっぱいで退任されてしまいました。
ごもっともで・・・。
でも、このドクターには続けてもらいたかった・・・。

真面目で親身になってくれる方ほど嫌気がさして、とうとう役割を降りてしまう・・・。
本当に頑張ってる専門職たちが燃え尽きてしまう・・・。

これでは業界としての発展はなかなか望めないですよね。

でも・・・私はまだくじけるつもりはないので、グチ(毒?)はきながらでも続けて行きます。

みなさん。今後ともよろしくお願いしますね。
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そのドクターの気持ち、わかるな~ (兼任CM)
2009-04-13 13:31:39
本当に認定審査って必要なのだろうか?
二次審査が必要なのだろうか?

本当にわからなくなることがあります。

しかし私は、一次判定システムの不備を補うためにも専門家の視点と協議が必要なんだと思っています。
ここで諦めると国の思う壺で、やりたい放題になってしまう。どうしても相考えざるを得ない状況になっていると思っています。
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しまった・・・ (うし)
2009-04-13 16:30:23
またHNを間違えている・・・。

もとみん=うし でした。

このドクター。
本当にいろいろと親身になってくださっていて、きっとやりきれない気持ちでいっぱいになったんだと思います。

幸か不幸か私は審査会のメンバーではありませんので、実態かよくわからないのですが、
「こんなもんでいいんじゃない?」
なんて審査員さんばかりになっても困るんですよね・・・。

絶対に、国の思う壺になってはいけませんよね。
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まったくそのとおり (兼任CM)
2009-04-13 20:03:14
うしさん、HNたくさんにすると何がなんだかわからなくなります。おいらもそれに懲りたんで一本化にしているんですよ。本当は分けたい気持ちもたっぷりあるんですけど、自分で管理できないので(号泣)

本当にしっかりとした考えをお持ちのドクターのようですね。
こういうドクターこそ審査委員として意見を述べていってほしいものです。

しかしこういうやる気のある人のモチベーションを奪い去るようなシステムやメンバーこそ、様々な点での阻害因子にほかなりません。本来はこういう輩こそ駆逐されるべきなのに、「悪化は良貨を駆逐する」だし「朱に交われば赤くなる」状況が現実なんでしょうかね。そしてそれを受け入れなければいけないんですかね。

やりきれなくなります。
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