生きること。

赤ちゃんは自分の生まれてくる時期をちゃんと知っていて

自分でパパとママとを選んでくるんだと思いました。


初めての赤ちゃんは2620ｇの男の子。

初産婦で分娩所要時間6時間、入院してからは3時間半というスピード出産でした。

救いは母子ともに健康であること。


私の方は助産師さんとした分娩の予測をはるかに上回るスピードについていけず、分娩室の準備も分娩セットの準備も経時的なアセスメントもできないままにお産がすすみ、赤ちゃんが生まれてお母さんのお腹に乗せようとしたところで胎盤も娩出。どうにもこうにもダメダメでした。

只、「胎盤早期剥離」ということがあったから、お産の進みがこんなに速かったんだねと担当の助産師さんと事後評価を。「早く生まれないと死んでしまうというのが赤ちゃんはわかってたんだね」と。

情報と根拠とを結びつけて安全にお産ができるような環境を整えて置けなかった悔しさが残ります。というかヒヤリ・ハット→医療事故へつながりかねない。

今回のような急なお産は結構あるとはいっても…

こんなお産はもうさせない。


もっともっと勉強しないと。

助産師としての感動よりも、責任を強く感じたお産でした。