かへる 東の国探訪記

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自然史博物館(5)

2016-02-26 20:56:51 | 旅行
こちらはデジカメで撮した新王宮(裏側)
やはり、カメラの方が鮮明に写る。

良く見ると、屋根の上に色々な彫像がいらっしゃる。
この新王宮は、フランツ・ヨーゼフ帝治世の末期、1900年に建造を開始したのだが、
そのうちに第一次世界大戦が始まり、老皇帝が亡くなり、そして帝国自体も消滅してしまった。
よって、未完成である。
建物の前にある像は、オスマントルコの大軍からウィーンを守ったプリンツ・オイゲン公騎馬像である。
広場と向かい合う形でカール大公の騎馬像もあるのだが、こちらは旗を手にしている。

これは、北の方角を見た写真
右にあるツインタワーは、ヴォティーフ教会、左の高い塔は市庁舎である。

市庁舎の塔の上の方を良く見ると、旗を持った人のようなものがある
これは、Rathausmann(市庁舎の男)という高さ5mの騎士像だそうだ。
この像を足すと、塔の高さがヴォティーフ教会の尖塔を上回るそうだ。

これは、ヴォティーフ教会から右側(東方向)を撮したもの
右側にある建物は、たぶんウィーン大学だろう。
その前にある庭園は、市庁舎前の庭園だと思われる。
それにしても、市の中心部だというのに、緑が多い。
公園だけでなく、木々も多いのだ。


この写真には、博物館の建物の縁が写っている。
柵というものがなく、本当に怖い。
下にトラムがちょうど停留所に着いたところ(もしくは出発するところ)が写っている

この停留所の名前は、Dr.-Karl-Renner-Ring(ドクター・カール・レンナー・リンク)という。
カール・レンナーというのは、第一次世界大戦後の共和国の初代首相と、
第二次世界大戦直後の臨時首相・初代大統領をつとめた政治家である。
Wikipedia先生によると、社会主義者だったが、ソ連のレーニンやスターリンとは犬猿の仲だったという。
たいへんな時期に2度も国の舵取り役となった彼のことを、墺国では『祖国の父』と呼んでいる。

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