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かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

初めての国際大会2016年春(1)

2016-03-25 22:29:02 | フィギュアスケート
来週から世界選手権が始まるのだが、
その前にスロベニアではトリグラフ・トロフィーという大会が開催中である。
この大会は、毎年春(3月末から4月)に開催される
似たような大会には、イタリアで行われるガルデナ・スプリング・トロフィーがある。

大会名のトリグラフとは何のことかと思ったら、開催地Jesenice近くの山の名前だそうだ

このトリグラフ・トロフィーに、ピーター君が出場している。
それを知ったのは、何日か前のFacebookに先生が飛行機内の写真を貼っていたことからである。
どうやら墺国で乗り換えてスロベニアに向かったようで、
座席の写真は見覚えのある赤とグレーである

昨日24日の午後1時15分(現地時間)にアドヴァンストノービス男子のショートプログラムが行われる予定だった。
日本時間では、夜9時15分からとなる。
ライブストリームがあるので、つないで待機→9時15分になる
滑っているのは明らかに女子だった
どうやら予定より遅れ気味のようだ。

しかも、ライストの調子が悪くて、ちょくちょく止まる
まだ前のカテゴリが終わらないと思って他のサイトなどを見ていたら、ノービス男子が始まっていた。
(直前にやっていたのはカブス女子だった)
見覚えのある衣装と聞き覚えのある曲だと思ったら、それはピーター君だった
わたしが見始めた時点で、もう中盤になっていた
そのため、ジャンプ2つを見逃した
最後の2Aは助走をつけずに跳び、着氷も流れたいいジャンプだった。
続くステップもスピンも無難にこなし、演技が終わる。
この手のライストにありがちなのだが、キスクラが全く映らない
得点もよく聞こえなかった
そこで、次の選手には申し訳ないが、もう一回最初(6分間練習)から見直す。
ピーター君は1番滑走なのである。

最初の3F-2Tも、次の3T(やはりルッツは回避した)もきれいに決まっていた。
しばらくして、先生が新しい写真をFacebookに上げていた
キスクラで得点を待つ図である。
先生のコメント(clean program)と、師弟の表情からかなり上出来だったと思われる。
4人出場した中で、日本の壺井君に次ぐ2位であった

ショートの得点44.10は、全米の時よりも8点くらい低い。
これは、全米ではノービス以下のカテゴリには、3回転以上のジャンプを跳ぶとボーナス点がつくのと、
PCSの項目が1つ少ない(コレオグラフィがない)からである。
トランジションが4点台後半(もう少しで5点)で、他が5点台だから、
国際大会デビュー戦にしては、それほど悪くない。
明日のフリーが楽しみである

(追記)ライストの調子は本当に悪いらしく、すでに終わった競技のうち、
ノービス男子だけがない
正確に言えば、4番滑走の選手の途中からしかない。
つくづく巻き戻して見ておいて良かったと思う。
最初の方で先生がチラ映りするのだが、寒いらしく、白いダウンジャケットを着込んでいた
しかし、キスクラの写真(他人のSNSに掲載された写真なので、ここには載せられない)では、
嬉しいことに師弟共々USAジャージを着ていた
このジャージを着る機会がますます増えることを期待している

定期購入をしているものは…

2016-02-27 22:44:00 | フィギュアスケート
Pirouetteという雑誌を定期購読し始めてから、4年目に入っている。
だいぶ前のブログにも書いたが、この雑誌はドイツで発行されているスケートの雑誌である。
内容は、フィギュアスケートが中心だが、夏場はローラースケートの記事がかなり増える。
バックナンバーを取り寄せてわかったのだが、昔はスピードスケートの記事もあった。

最新号の表紙は、ロシアのメドベージェワ選手である。


最新号は2月発行のため、内容はヨーロッパ選手権がメインかと思いきや、
何とメインはドイツのジュニア(ノービスかな?)選手権である
もちろん、ヨーロッパ選手権はかなりのページ数をさいて載せてある。

一応ドイツ語圏ということで、スイスや墺国のページも毎号必ずあるのだが、
やはりドイツで発行しているためか、各々1ページ(たまに2ページ)しか割り当てられていない
ちなみに、この号の墺国の話題は、ザルツブルクで開催された『モーツアルトカップ』という
シンクロナイズドスケートの大会だった。

3年前の2月号も、ヨーロッパ選手権がメインだったが、
表紙はドイツのダンスカップル(ゾンビプロではない方)で、中の写真もドイツ選手メインだった。
「所詮ドイツの雑誌さ」と半ばやさぐれながらページをめくっていって、心臓が止まりそうになった
裏表紙の裏(内側)にわたしの好きな選手の写真がでかでかと載っていた

最新号の話題に戻る

ドイツの雑誌なのに、何とアメリカやカナダの国内選手権を写真入りで取り上げている。
カナダは1ページで、唯一写真が載っているのはパトリック・チャン選手ではなく、
リアム・フィルス選手であるのが本当に謎である

全米選手権は2ページで、メインはもちろんこの方々


記事の中ほどに、ジュニアやノービスの記事がある。
そこにはジュニア1位の樋渡君の名前もあるのは当然としても、
なぜかノービスは2位と3位の選手の名前しか載っていない。
ノービス3位のマキシム君は、両親が元フィギュアスケート選手で、
さらに世界選手権の金メダリストなので記事になったようだ。
(ジュベナイル1位のイリヤ君も同じく、お母さまが元四大陸選手権の金メダリストなので記事になっている)
ピーター君の名前が記事になったのは、コーチが墺国関係者であるということは、
改めて言うまでもないだろう

今のところは、「元墺国の五輪選手だった」コーチの方が有名なので、
そちらの名前が先に出るのは仕方ないだろう。
できれば写真入りで載せて欲しかったが、それは無理な相談というものだろう

しかし、日本にスケオタはたくさんいるが、わざわざドイツの雑誌を定期購読している人はそうはいないだろうと思う。
そう言えば昔、大学生の頃は海外のサカオタだったため、
イギリスのサッカー雑誌やデンマークのサッカー新聞(週刊)を購読していたのだ。

やはりわたしは他の人とは違う趣味を持ち合わせているようだ





幅跳びか高跳びか

2016-02-22 22:22:41 | フィギュアスケート
昨日は(結果はわかっているのだが)四大陸選手権の男子フリーを見てしまった。
その後、動画をあさっているうちに、眠くなってきてブログを書けなかったのである
今も、『ファイアーダンス』の音楽が頭の中で鳴っている

フィギュアスケートのジャンプには、表題の2タイプあると思う。
幅のあるジャンプを跳ぶか、高さのあるジャンプを跳ぶかに二分されるのではないだろうか。
もちろん、両方を兼ね備えた選手もいるので、きっちりと分けられるわけではないが、
たいていはこのどちらかの特徴が強く出ると思う。
幅のあるジャンプは、豪快だけれども、転倒も派手である。
高さのあるジャンプは回転が速いけれど、着地が詰まったり、回転不足になりやすい。
わたしは、どちらのジャンプが好きとは言えない。
それぞれの選手が自分のジャンプの特徴を知った上で、長所を生かしているのなら、どちらでも良いと思う。

ところが、わたしがこれまで好きだった選手の多くが、幅跳び型である。
一番好きな(元)選手のシニアデビューが2004~2005年のことだが、
そのシーズンのヨーロッパ選手権と世界選手権の動画を見ることができた。
また、翌シーズンのトリノ五輪の映像は、ビデオに録画してある。
(保存に不安があるので、DVDにダビングした
その映像を見る限り、昔からジャンプの質は良かったように思う。
特に、シニア2年目のトリノ五輪のSPでは、3回転のルッツとフリップの両方が入っていて、
しかも片手を上げて跳んでいた。
手を上げて跳ぶのは、難易度が上がるのである。
アクセルだけは2回転だったが、このアクセルの苦手なことが最後まで堪えた
どれも幅のある大きなジャンプだった。
ただし、スピンやステップははっきり言って雑だった
17~18歳の頃なので、若さと勢いで滑っていたようだ。

アメリカを拠点にしてからは、滑りの質が格段に上がったのだが、
鼠径部や膝の故障もあって、ジャンプでノーミスがあまりなかったのが残念だ
(数少ないノーミス演技の1つが、2013年のユーロのSPだった)
くどいようだが、決まれば本当に幅のある、なおかつ流れのあるジャンプだったのだ。
引退して間もなく2年になるが、あの美しいルッツが見られないのは悲しい

現在はスケートの先生になっているのだが、教え子のピーター君がこれまた幅跳び型である。
先月の全米ノービスでは、どちらかというと高跳び型の選手が多い中で、
金銀メダルの2人は、幅のある大きなジャンプだったように思う。
ピーター君はもう少し着地が流れると加点がもっと付くような気がする。
ついでに言うと、スピン以外の他の部分(ステップや繋ぎの滑り)までこの師弟はそっくりである。
やはり、教えた通りに生徒は実行するものである

このマスコットキャラクターを見よ(続)

2016-02-19 22:03:46 | フィギュアスケート
Yoggl君の仕事をもう一つ(昨日書き忘れ)
客席に入って、客を煽ることである

良く見ると、後ろの方の電光掲示板にもYoggl君がいる。

インスブルックで開催されたユース五輪は、冬季大会はこれが第1回目の開催であった。
そのため、彼は墺国のあちこちでプロモーションを行っていた。
これは、モーツアルトの生誕地のザルツブルクを訪れたときの写真。
一緒に写っているのは、モーツアルト玉の宣伝用看板である。
(ちなみに、最大手のミラベル社の看板)


街中では、このように子どもたちとスケートを楽しんでいる。
彼が手にしているのは、ペンギンの人形である

動画で見ると、結構スケートが上手い

ザルツブルクに関しては、わたしの好きな(元)選手が、2年前の墺国マスコミのインタビューにて
「冬季五輪の開催地に立候補すればいいのに」というようなことを言っていた。
実際に開催するとなると、施設や資金の問題もあり、実現は難しそうな気がする。

動画には、こんなシュールな場面もある。
これは、リュージュがYoggl君の形(というか着ぐるみをかぶせてある)なのである。


この大会のアンバサダーは、Yoggl君の両隣の2人である。

向かって右側にいるのは、バンクーバー五輪女子フィギュアスケートの金メダリストのキム・ヨナさんである。
この時は、シーズン全休だったが、ユース五輪のアンバサダーや平昌五輪の誘致活動など
リンクを離れても大活躍であった。
(なお、今年のスペシャルオリンピックスのアンバサダーもつとめている模様)

Yoggl君はヨナさんと仲良くなった模様なのに、とある動画ではアイスホッケー対決をしている。

こうして見ると、ヨナさんは痩せていても脚の筋肉がすごいことがわかる。

最初は和やかに楽しんでいたのに、最後にはこの通り


Yoggl君は、ヨナさんの他にも、スキーのリンゼイ・ボン選手などと一緒に動画を撮っている。

日本人の感覚からすると、可愛いと言っていいのか迷うキャラクターだが、
これが墺国クオリティだと思う

このマスコットキャラクターを見よ

2016-02-18 23:12:07 | フィギュアスケート
五輪のようなメジャーな大会にはマスコットキャラクターがいるものである。
先月行われたヨーロッパ選手権には、マスコットキャラクターがいた。
Facebookで見たそのキャラクターのイラストは、日本のゆるキャラにも似て可愛い感じがしたのだが、
会場にいた実物(?)キャラクターは可愛いを通り越して不気味なものになっていた
そのあたりが、ユーロクオリティである

さて、インスブルックユース五輪にも、やはりマスコットキャラクターはいた。
これである。

名前はYoggl君という。
これは、ユース五輪の(英語の)頭文字YOGからとったものであると、容易に推測できる。

冬五輪なので、先ほどのスキーの他にもこんなことをしている。

と思ったら、なぜかテニスをしている

関係ないが、墺国の若きテニス選手が、先日の大会でナダル選手に勝ってしまった。
そういうこともあるものだ。

最初に見たときは鹿だと思っていたが、どうやら山羊のようだ
これは、仲間(?)の銅像に抱きついている図。
後ろから見ると、目が飛び出ている


Yoggl君のお仕事は、メダリスト達を祝福したり

ぬいぐるみになってメダリストのみなさんに配られたり

会場で応援したりと色々である。


4年前のユース五輪の公式サイトには、このYoggl君のキャラクターグッズのコーナーもあった。
あの時買っておけば良かったと、今、本気で後悔している。