東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

入浴とシャワー浴〜汗をかくことの意義〜

2016-07-15 13:14:56 | 生活の整え
入浴についての考察。入浴とシャワー浴との違いについて、あるいは汗をかくことの意義について。

暑い日が続いているので身体の循環を促す入浴もそれほど必要では無いのでは?との思いから、毎日の帰宅が遅いということもあって睡眠時間の確保を優先しての、入浴せずにシャワーで済ますという日が続いていた。

これは、入浴の意義を、循環の促進、皮膚からの排泄物の洗浄と捉えていたがゆえに、気温の上昇によって自然と循環の促進は行われているであろうから、残りの皮膚からの排泄物の洗浄であるシャワー浴で十分であろう、十分とは言えなくても、それなりに気温の上昇で循環は促進されている筈であるから、睡眠時間の確保を優先した方がいいと考えた。ということである。

しかしながら、数日間、入浴の代わりにシャワー浴ということを行ってみると、寝ている時の感覚も違えば、目覚めた時の感覚も違う。という現実があった。なんとなく寝苦しい、目覚めが悪いであった。そのことの確認の意味もあって、ここ2日間は、睡眠時間を削ってしっかりと入浴して見たのであるが、やはり疲れの取れかたが全然違うと、その効果実感している。

そこで、入浴とシャワー浴との違いを改めて考えてみると、両者ともに皮膚からの排泄物の洗浄ではあるが、入浴には湯船に浸かっての循環の促進に加えて、それと直接的な同一性としての湯船の湯との相互浸透が、多量の発汗ということがあると気付かされる。では、発汗ということが、そんなに身体の疲れを取るのに大事なことなのだろうか?

西洋医学の生理学では、発汗は体温調節のシステムであると教わる。また結果としてプラスアルファ的に、排泄の役目も果たしているいると教わるのだが・・・・・・。

汗をかくことの意義について自身を実験体として確かめ、考えて行きたい。
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