今年のゴールデンウィークは外出自粛ということでしたが、我が家ではいつもどおりの大掃除の日々でした。
夫は自宅勤務の日は朝8時前から書斎にこもり、休日は二年サボっていた換気扇や照明器具の掃除、庭木の手入れをしました。
私も手伝いましたが、GW恒例の冬物の大洗濯や寝具類の片づけは「まだ花粉を感じる」という夫の反対で持ち越し中です。
それ以外にカリグラフィー教室の休みが続いているので自力で母の日カードをデザインして作り、ヨガ教室の休みが続いているので一人で続け、iPhone の各種設定や使い方を調べていました。
買い物が三日に一度なのにGW中は食べる量が増えて、買い物の計画が大変でした。
さて、マスクです。
我が家は上述のとおり夫が花粉症なので、ふだんから不織布のマスクをある程度常備しています。
今回の騒ぎが起こって、紙ベースの仕事が多く通勤が続く東京のソラのところにひと箱分送りました。
長野のユメにも送るべきかと思いましたが、ユメは生活関連業種の店で働いているので、会社支給のマスクがなくなった時にそなえて、および現在の休日用に、早々にマスクを手作りして自撮り写真を送ってきました。
店の人どうしでマスクを作っては見せ合っているそうで、それなりに楽しそうです。
夫は通勤時に不織布のマスクを使用し、洗って再利用していつまで続くかわからないマスク不足を警戒しています。
ところが4月後半になって、布のマスクを売っている店が出始めたのに気がつきました。
給食のマスクタイプで税抜き500円。
そこで、これくらいなら簡単に作れそう、私も作ってみようと思い立ちました。
無理しなければいいのにと今になって思うのですが、せっかく作るならとネットで立体マスクの型紙をダウンロードして(https://book.nunocoto-fabric.com/15460.html を参考にさせていただきました)、お茶のシミをつけてしまったガーゼハンカチと持っていたコットン生地をカットしてミシンをかけて作ってみました。
その結果、久しぶりのミシンは暴走、残念な仕上がりになりました。
ここしばらく枕カバーなど直線縫いのものしか作っておらず、カーブが微妙な立体マスクを縫い上げる技術は私にはありませんでした。
そこでユメに倣って一つ手縫いで作ってみました。
今度はなかなかいい感じに仕上がりましたが、ほつれ止めや押さえ縫いに手間をかけたのでもう一つ作る元気がすぐには出ません。
手縫いの縫い目の大きさと方向をそろえるなんて、普段針を持たない者にとっては肩こりのもとです。
不織布マスクと手作りマスクを併用するうち、不織布のマスクも以前の6倍くらいの高値ながら店で見かけることが出てきました(さすがに買えませんでした)。
また、義母の初夏向けの服を買いに行った店で、寝具カバー用のダブルガーゼ生地をマスクづくり用に切り売りしているのを見つけて購入しました。
これで「材料のガーゼがもうないから」という言い訳は自分でつぶしました。
いよいよ作るしかない!
・・・ところがその後立ち寄ったスーパーで、不織布マスクが以前の1.5倍の値段で売っているのを見つけました。
「たまたま今出たんですよ、ラッキーですね」とレジ係さんに言われながらありがたくゲットして、・・・同時にマスクを自作する意欲がちょっとそがれました。
しかしせっかく買ったダブルガーゼです。
ぼちぼち作るか、と思ってコットン生地と一緒に水通しとアイロンがけをしました。
そこへ、実家の母が「ヒマだけど何する気にもならない」というLINEが来たので、作り方サイトのURLを添えて「すぐカットできる生地と型紙送るからマスク作ったら?」と勧めたところ、乗り気の返事が返ってきました。
これまでは不織布マスクがあったのが、だんだん心細くなってきたところだったそうです。
今日、母の日お祝いセット(自作カードとお祝い品)と一緒にダブルガーゼやコットン生地などを入れて送りました。
母は洋裁・和裁が特技なので、私がするよりはよほど確実に仕上がりそうです。
でも余分に作っても隣に住む共働きの弟一家のほうに回るだろうなあ…。
母や娘との話題作りのためにも、私もまた水通しからゆっくり挑戦します。たぶん。(←