9月に入ってから、カリグラフィー教室でケルト模様の書き方を習っていました。
ケルト模様というのは簡単に言うとヨーロッパのケルト民族に伝わった複雑に絡まりあう紐でできた模様です。
近代になって再び取り上げられてアールヌーボーのミュシャの背景にも使われたりしています。
描き方としては決められた範囲にひたすら交差する紐を順に上下上下と交差させて描いていき、形を作ったり埋め尽くしたりするという非常に地道な作業なんですが、これが妙に楽しい。
うまく全体がつながると意外な達成感が味わえます。
自分でアルファベットの中に気に入った模様を配置してデザインしたり、書いた字の背景に応用したり楽しんでいます。
うまく行く形と行かない形があって、そこを調べだすと数学の未解決のひも理論に踏み込みそうだったのでそちらはあわてて回避して、課題を仕上げたあと図書館に行ってレファレンスコーナーでケルト模様そのものの関連書籍を数冊勧めてもらって取り寄せ予約しました。
とりあえずかけるようになったらもっと種類を増やしたい、それぞれの意味が知りたいという欲が出てきました。
一気に涼しくなってきたのでそろそろアップルパイを焼こうねといっているのですが、アップルパイの表面にパイ生地で組むのがこのケルト模様さながらの上、下と順にくぐらせた格子。
毎年何回か焼くうち一度や二度は組み間違えてやり直しているうちにパイ生地がだれてきて残念な見た目になるのですが、今年はノーミスでいけるかな?