ゆうべ至急回覧が回って、ご近所でご不幸があったと知りました。
その方とは挨拶程度のお付き合いしかなかったのですが、時々見かけるお姿は中折れ帽の似合う素敵な老紳士で・・・ひそかにファンだったのに、残念です。
とりあえず今後のことを、と夕べのうちに当事者を除く同じ組(通り沿い一列でひとつの組を作っています)十軒のうち、「若手」(三、四十代)五軒の間で携帯メールが飛び交い、「上」に相談しようと決まりました。
そして朝八時すぎ、子どもを送り出したあと仕事の時間に追われていない「若手」のうち三人が集まって、ぞろぞろ「古参」(七十代)の方のところへ地元の慣習を伺いに行きました。
そして、その方を先頭に「組長」の八十歳の方のところへ伺い、意見集約と段取り決めをしました。
それは、同じ組の中でもお付き合いレベルに応じて三段階の参加方式が選べるという柔軟なシステムでした・・・。
聞いてみるものです。
社宅のときは住民が数年で入れ替わるので、何かあったときに右往左往するのを避けるため、冠婚葬祭の支出額まで自治会規約に記載して議決していました。
逆に今は規約がなさ過ぎて町内で組同士が対立することもありますが、組の中は日ごろから年代を超えて集まって立ち話する仲のよさで、話が早いです。
また、お年寄りが頼りにされているのを目の当たりにすると、自分も年をとることが受け入れやすい気がします。
この週末は、みんなでお見送りしてきます。