北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

中国の文房具

2005-11-30 | Weblog
 昔から文房具にはやたらとこだわりがある。夫は駐在前に北京の大学に短期留学したのだが、その時の彼からもらったメールには「単語帳を買ってきてください。こちらのは紙が薄くて、透けて見えるので意味がありません」とあった。

 文房具マニアの私としては、こんな環境はとてもじゃないけど納得できない。中国に来る前にありとあらゆるボールペンを試し書きして、よりすぐりの2種類を替え芯と共にどっさり持ってきた。ノートもルーズリーフもシャーペンも、とにかく自分が好きなものを買いだめした。言うまでもなく単語帳も。

 そして今。やっぱり満足いく文房具には出会えていない。この前学校に着いてから筆箱一式忘れたことに気付き、慌てて文房具屋でシャーペンと消しゴムを買った。問題はその消しゴム。消しゴム=文字を消すという常識はここでは通用しないのか。消せば消すほどノートは黒く汚くなっていく。まるで指でごしごし擦ったかのように。

 ポストイットもしかり。何度も貼ったりはがしたりできるのがポストイットの売りのはず。ところが。明日引越しやさんが見積もりに来るので、船便か航空便かを仕分けするためにポストイットを利用した。ちょこちょことメモをして各部屋の家具に貼り付けて戻ってきたら...。

 貼り付けたポストイットがほとんどはがれて落ちてるやんか! 

 安いのはいいけど、これではねえ。

家具が届いた!

2005-11-29 | Weblog
 昨日の日記で触れた家具(電話台)がようやく届いた。出来上がりは満足。色塗りも丁寧である。良かった良かった。ただし、一つ欠点が。

 色塗りの前にチェックした際、後ろ側に小さな穴をあけるようにとお願いした。この穴は、中に携帯とか電化製品を入れた時にコードが通るようにと思ってお願いしたのだ。最初に注文した時に既に言っていたのだが、チェック時にそれができていなかった。で、穴の大きさ、位置まで再度指示しておいた。のだけど...。

 出来上がりの家具に穴がありませ~ん! やっぱり...という感じ。まあなくても別に構わないけど、何のために1回チェックしたのやら。まあとにかく無事に完成したので、良しとするか。

約束を守らんやつ

2005-11-28 | 北京生活編 中国の人々
 今更だが、中国人の約束や時間に関するいい加減さにはほとほと呆れる。来た当初はそれこそ毎日ムカついていたものだ。もちろん全ての人がそうだという訳ではない。きちんと約束事を守る人もいる。が、そうではない人が実際多いのだ。今日も改めていい加減さを思い知った。

 約1ヶ月前に家具を注文して作ってもらっていた。本来なら23日には出来上がると言う話だが、今日現在でまだ手元にない。先週色塗りする前の状態を見に行き、その時に「5日後には出来上がる。出来上がったら電話する」と言われていた。が、5日過ぎても電話はこない。この程度のことはもちろん想定範囲内だったので、今日電話してみたら、もう完成しているとのこと。ほな、電話してこいよ!

 で、今日の5時に届けてもらうことになった。その時間はちょうど留守にしているのでマンションのフロントに預けておいてくれと頼んでおいた。で、外出から帰ってきてフロントに聞いてみたら...。案の定届いていない。これももちろん想定内である。

 で、先ほど店のオーナーに電話してみた。すると、「配達の車がまだ戻ってきていない」としれっと言うではないか。どうせこれも口からでまかせだろう。信じられないことだが、多くの人が自分が悪くても謝らず、平気で嘘をつく。というか、この程度は「自分の非」にあたらないとでも思っているのかもしれない。

 ぬけぬけと「ほな明日でどう?」とか言ってきたので、明日必ず届けるようにと約束して電話を切った。こういう人と口論しても自分が嫌な思いをするだけで体力の無駄なのだ。アバウトな行動に振り回されることにも随分なれたけど、やっぱり腹立つ~!!

中国語検定...よりも強烈な出来事

2005-11-27 | 中国語について
 今日は中国語検定の日。準1級を受けてきました。HSKの成績を考えるとこの級くらいかな...と思って受けたのだが...。

 ヒアリング、思いのほか難しかったです。というか、簡単なのと難しいのとの差が激しいような気がした。相変わらずヒアリングはあかんな...。筆記はまあまあ。というわけで、合格するかどうかはヒアリング次第と言う感じ。結果は1ヶ月後に郵送されるそうだが、万が一遅れて私が帰国していてもいけないので、実家に送ってもらうことにした。その頃には結果なんてどうでも良くなっていて忘れてそう...。

 ところで、試験よりも強烈に印象にのこった出来事があったのだが、それは...。

 お母さんに付き添われて試験会場に来た男性がいた!

 身長180センチはあろうかと思われる大男、ぱっと見、年齢も30歳近いかな?(もしくは単に老けてるだけか?) そんな男性がお母さんと一緒に試験会場に入ってきたのである。会場と言っても普通の学校の教室。もう私の目は2人に釘付けである。

 最初そのお母さんも受験するのかと思ったが、どうも違う。息子の席を探し出すと手招きして彼を呼ぶ。何やら話しこんだ後ようやく教室を出たかと思ったら、「あっちゃん、お水飲む??」と入り口から声をかける始末。 あっちゃん、お母さんの指示通り、2リットル(!)のペットボトルをおもむろに取り出しラッパのみを始めた。満足そうなお母さん。

 そんな「あっちゃん」は試験の出来はどうだったのだろう? この試験では出来た人から途中退出して良いのだが、あっちゃんは何と途中退出していたようだ。出来が良かったのか、あるいは諦めが早かったのか? 前回の試験の合格率は6.2%(低!!) 私もあっちゃん(←すっかり慣れなれしい)もその中に入っていればいいのだけど...。

漢方を飲み始める

2005-11-26 | 北京生活編 中国ならでは
 今日も鍼治療へ行ってきた。今日は前よりも痛かった~! と言っても針を刺すときだけなのだが、「腎臓」に効くところに刺した針が痛かった。こういう思いをすると次回の診療を躊躇してしまうのだが、いずれにせよ中国にいる間だけなので頑張ってみようと思う。

 ところで今日から漢方を飲み始めることになった。先生が直接漢方やさんへ行って買ってきてくれたのだ。それがこの写真。 早速家に帰って煎じてみた。

 まずは水に1時間弱浸す。それから強火→弱火で1時間ほど煮る。こうして1回分ができあがる。同じ作業をもう一度繰り返してもう一回分つくり、1日分が完成した。面倒くさい~!!

 が、面倒くさいよりも部屋中にたちこめる漢方の匂いがすごい!外出から帰ってくる夫はきっとびっくりするやろうな~。

再び鍼治療を開始! その2

2005-11-25 | 北京生活編 中国ならでは
 診察を始めるとまず先生は音楽をかけ始めた。内容は「冬のソナタ」のサントラ(?)。残念ながら私はちゃんと見たことがないのでよくわからないのだが、大喜びの患者さんもいるかもしれない。

 さて、針を打つ前に先生が何やら紙を取り出した。そして今日の日付をチェックする。聞くと、その紙には月日及び時刻の一覧表があり、今この時間に患部に対して一番良い方法を見つけることができるらしい。...よくわからん。でも面白そう。さすが東洋医学。 先生は紙とカレンダーと時計をちらちらと見ながら何やらつぶやき、ようやく治療方法を決めたようだ。

 手首、足首、耳の周り、首、そしてお腹と5箇所数本ずつ針を打ってもらう。もちろん使い捨ての針なので安心である。これで20分ほどじっとしているのだが、途中ちょっと痛みがあったり、大きく息をするとお腹の針が痛かったりと、結構長く感じる時間だった。

 これからしばらく通うのだが、針以外に漢方薬ももう一度飲み始めることにした。今まで飲んだことがあるのは、粉を溶かす方法、もしくは病院で煎じてもらいそれを温めて飲む方法だった。が、今度は自分で煎じなければならないらしい。先生曰く、

 「もちろん煎じてお渡しすることもできますが、昔ながらのやり方で自分でじっくり煎じたら、心もお薬に入れることが出来ます。より穏やかに薬を飲み、効果を高めることができるのです」

 これまでになく、精神面を重んじる先生らしい。

再び鍼治療を開始! その1

2005-11-24 | 北京生活編 中国ならでは
 一度は諦めた鍼治療を再開した。耳鳴りがかれこれ1年半以上も続いていて一向に治る気配がないのだが、漢方やら鍼治療やらを本場で体験できるのもあとわずか...というわけで再び病院へ行ってみた。

 今回の病院は家のすぐそば。歩いていける所である。前からずーっと気になっていたのだが、そこへ通ったことがあるという話をほとんど聞かないので躊躇していたのだ。だが、日本人会からくるパンフレットにもしっかり載っているので大丈夫やろ、ということで思い切って行ってみた。

 先生は中国人。だけど日本人女性と結婚し日本国籍を取得したそうで、言葉の問題は全くなし。まずは数十分かけて体全体を按摩してもらう。その間体の悪いところを一つ一つ指摘してくれる。私はどうも血の巡りがわるく、お腹のあたりに何やらたまっているらしい。

 ところで按摩の途中で先生がひとこと。「耳鳴りは気にはなるでしょうが、世の中にはもっと大変な病気を抱えている人もたくさんいるのです。そう考えると、むしろこれくらいで有難いと思えるかもしれませんね」と穏やかな口調でおっしゃるのだ。先生、私を精神世界へいざなうおつもりですか? ...確かに重い病気ではないし、ずっとずっと健康で有難い...けど、凡人の私はやはり「この耳鳴りなんとかしてくれ~!」と思ってしまうのだった。

 按摩が終るといよいよ針治療。続きは明日。

小指の爪が長いのは

2005-11-23 | 北京生活編 中国の人々
 北京に来てすぐに気になったことの一つは、小指の爪だけを伸ばしている人たちだった。特に男性。タクシーの運ちゃんの手元をふと見ると、小指の爪だけびよ~んと伸びている。一体何のため?と不思議に思っていたが、先日ようやく理由が分かった。その理由とは。

 金運をあげるため。(ほんまかいな?)

 手を広げて小指の長さを見ていただきたい。小指の先が薬指の第一関節の線より上にあるだろうか?小指の先がその線より下にあった場合、金運に恵まれないらしい。そこで爪を伸ばして運勢を変えようとしている、というわけ。

 てっきり鼻をほじったり、耳を掻いたりするのに便利だからと思っていたが、意外と深い意味があったのだ。でも結局は鼻ほじり耳ほじりに活用されているおっちゃん達の爪。とても金運アップは見込めそうにないな...。

賄賂がまかり通っているのか?

2005-11-22 | 北京生活編 中国ならでは
 中国で賄賂がらみの話はよく聞く。学校でも時々お金がらみの話を聞くのだが、先生はしれっと「受験や仕事探しの時なんか、お金が結構やりとりされる」と話す。日本でも同じようなことが行われているだろうが、どうも感覚が違う。日本なら「賄賂なんて許せん!」という反応があると思うのだが、中国では「ま、そういうこともありうるでしょ、普通のことでしょ」と言った感じなのだ。

 さて、賄賂がらみで面白い話を聞いた。北京のとある場所では、タバコを換金してくれるらしい。当然ながら店が買い取ったタバコはその場で販売もされている。 ある日のこと。1人の男性がその店でタバコを購入した。早速吸おうと開封してびっくり! 中に入っていたのはタバコではなく...。

 タバコのように丸められた100元札がぎっしり!!

 恐らく誰かが賄賂(?)として別の人にタバコを贈ったのだが、その人はタバコを吸わないためこの店で換金した、というわけ。それにしても、えらい高価なタバコやなあ...。

今更ながら疑問に思うこと

2005-11-20 | 北京生活編 中国の人々
 午前中。家具屋さんに頼んでいた家具の仕上がり具合を聞くため電話した。本来なら先週半ばには色塗りの前の段階まで出来ているはず。ところが。

 私 「家具の出来具合はどない?」
 店長「明日店に来たらええわ」
 私 「今日やったらあかんの?」
 店長「今日工場から家具が届くから明日以降しかあかんわ」

 というわけで、明日時間のない私は明後日行くことにした。が、電話を切ってふと思う。なんで店長はそんなに偉そうなのか?最初の話より2~3日仕上がりが遅れているにも関わらず、自分本位の話の進め方である。

 さて午後。播家園という骨董市へ行ってきた。気に入ったカゴがあったので値切り交渉開始。相手は2人。私は一人。どう考えてもかなうわけがない。しかも相手は巧みに「グッドコップ、バッドコップ」方式で責めてくる。つまり1人が「そんな値段では商売あがったりじゃ!」と怒りをあらわにすると、もう1人が「ほらな、あいつ怒っとるから、○○元でええやろ」と穏やかになだめにはいってくる。見え見えじゃ!!!

 ここでもふと思う。いくら安い買い物とは言え、私は客である。お金を払っているのである。それが何故怒鳴られんとあかんねん?

 中国に住んでいる間に、いつの間にか店員から温かい態度やサービスを期待する気持ちなんてこれっぽっちもなくなっていた。むしろそれが当たり前になっていた。が、たとえ少しの間でも過度ともいえる日本のサービスを体験すると、やはり中国の常識が非常識に思えてしまうのである。

帰国まであと○○日

2005-11-19 | Weblog
 来年一月にいよいよ帰国となりました。一月に入ってすぐなので、残る北京生活はあと1ヶ月ちょっと。寂しい~!!

 が、寂しがってもいられず、現実の問題を一つ一つ解決していかねばならない。大きな問題は「住居」。そこで日本帰国後の住まいを探すべく、この4日間日本に帰っていた。

 会社で紹介してもらった物件の中から数件実際に見てみた結果、良さそうな物件があったので恐らくそこで決めるだろう。家が決まれば今後は引越しが待っている。はぁ~...。考えるだけでしんどいわ。

 ところで今回私は初めて「中部国際空港 セントレア」を利用した。今日出発の便が早かったので空港のホテルで前泊したのだが、せっかくなので空港内にある展望風呂に入ってきた。なんかお風呂から飛行機を眺めるなんて不思議な気分。

 それにしても人が多い。わざわざ空港に遊びに来てる人も多いのかもしれない。確かに他の空港とはちょっと違って、結構並んでいるお店もおもしろいし、十分に楽しめた。

 とにかくあと1ヶ月ちょっと。有意義に過ごさないと!!

またまたゴルフへ

2005-11-15 | 北京生活編 中国ならでは
 先日の土曜日はまたまたゴルフへ行った。夫がタダ券なるものをもらったというので。

 練習場にも既に6回通って、ようやく思い切り振りかぶってボールを打たせてもらえるようになった。と言っても、目の前に垂れ下がった布のマトに向かってうつだけ。お天気がいいので空に向かって打ったら気持ちいいやろなあ~と思いながら、空に背を向けマトに向かう私。

 さて、先生について教えてもらううちに、「何かいけるんちゃう??」という気になってきた。これやったらコース本番で夫の度肝を抜いてやるで!と意気揚々と出かけた。結果...。

 別の意味で度肝を抜いてしまいました。

 なくしたボールは一体いくつになるのか??? というのも、そのコースは私のようなド素人が行くような所ではなかったのだ。前半9ホールは至る所、池、池、池。小さな橋を渡ったり、飛び石を渡りながら進んでいくのである。どこへ行っても飛距離がでない限り池ポチャの運命にあるのだ。

 先生の教えどおり忠実に打てば、キャディーさんにも「漂亮!(ナイスショット!)」と言ってもらえるようにはなった。が、池を目の前にすると私のボールは池へ池へと吸い込まれていく。ボールよ、自然に帰りたいのか?

 ところで私はゴルフ用の靴を持っていなかった。これからどれだけ続けるかわからないのに、専用のシューズを買うのもなんか勿体無いとけちっていたのだ。そこで、そこらの市場で一見ゴルフシューズに見えるものを購入した。そして当日。

 もちろんゴルフ場の人から許可をもらえるわけもなく、レンタルシューズで回ったのだった。浅知恵な自分を反省。

前門近くで見かけたもの

2005-11-13 | Weblog
 今日は天気も良かったので夫と前門、そして瑠璃廠へ行ってきた。まずは前門。

 ここは庶民的な雰囲気が残る場所で、見ているだけで「中国人って面白いなあ、楽しそうやなあ」と思ってしまう場所である。どこからともなく食べ物の美味しい匂いが漂ってきたかと思うと、次の瞬間にはトイレ臭が鼻をつく。あちこちで怒鳴り声と笑い声が響く、楽しい(?)場所である。

 ここでの私たちの目的は「小龍包」! 安くて美味しいお店があるのだ。今や世界中に名の知れた、日本でも人気の「ディンタイフォン」のようなお店もいいが、前門のお店は味では決して負けてはいない。(ちなみにサービス面、清潔さでは惨敗!)

 熱々ジューシーな小龍包、お気に入りの「蟹と豆腐を混ぜた熱々のもの(?)」、そして生ビールで至福のひと時。久しぶりに行ったが、相変わらず地元の人で一杯だった。

 ところで、前門で見かけたのがこれ。



 一瞬、竹中郵政民営化大臣かと思ってしまいました...。CCTV(中国の中央テレビ)のポスターだったのだが、誰なんやろ...?テレビで見たことある司会者やったっけ??

 そこから歩いて瑠璃廠へ。ここでは筆などの書道道具を買うことができる。以前から母親に頼まれていた筆を購入。合計60本。数が揃わないから明日マンションへ配送してくれるというが、ちゃんと届けてくれるだろうか?不安や...。

 ところで前門近くにはこんな建物もあった。



 中国のユースホステルである。今まで国内、海外問わず何回かユースに泊まったけど、こういう雰囲気のあるところなら泊まってみたいなあ...。

オリンピックキャラクター決定!

2005-11-12 | 北京生活編 食べ物
 昨日で北京オリンピックまで1000日となった。テレビでは大会マスコットの発表もあり、大盛り上がり。特に北京のテレビ局では夕方ずーっと発表の中継が流れていた。

 さて、写真はその時の様子。最後に紙ふぶきが舞い、若者達が踊り狂う。(としか見えなかった) そして歌っている歌詞の大半は「北京歓迎イ尓!(北京へようこそ!)」の繰り返し。歌に合わせて手拍子している外国の来賓や中国のえらいさんも、「一体いつ終るねん...」といった雰囲気に見えた。

 ところでこのマスコット。合計5種類で総称「福娃」といい、それぞれ魚、パンダ、聖火、チベットの動物、つばめをモチーフにしている。そしてそれらの名前は「ベイベイ」「ジンジン」「ホアンホアン」「インイン」「ニイニイ」、続けて読むと「ベイジンホアンインニイ」つまり、先ほどの「北京歓迎イ尓!」になるわけ。5種類のマスコットで世界の人々を迎えてくれるといった感じか??

 マスコットを決める投票の様子が流れていたが、もんのすごく選びに選んだこのマスコット。作った人は「欧米的でもなく、もちろん日本的でもない。(←なんでわざわざ日本を持ち出すのかわからんが) 完全な中国のキャラクターだ」と自信満々だった。

男だってお料理大好き!

2005-11-11 | 北京生活編 中国の人々
 いつも行くスーパーには、声も大きくよく怒鳴っているので周りからは怖いと思われている兄ちゃんがいる。が、一旦知り合えばなかなか良い奴で、私の顔を見るたびに「うまいもん、もって来たか~?」と聞く子供のような兄ちゃんなのだ。(持ってこなかったというと、それはそれは悲しそうな顔をする。かと言って甘やかすわけではなく、何かを持っていくのは旅行の後とかたま~になんだけど。)

 彼は気前もいいのか、よくお菓子やパンなどもくれる。が、今日はなんと彼のお手製のパスタを食べさせてくれたのだ。

 何よりもまず彼がお料理が出来るということに驚いた。しかも中華ではなくパスタ! ちょうど晩御飯を食べようとしていた彼は、私の顔を見るなりタッパに入ったナポリタンらしきパスタを食べさせてくれた。

 全然期待せず食べたのだが、その美味しさにびっくり! 家で作ってきたのだからすっかり冷めているのに美味しいのだ。素直においしいと言うと、もんのすごく得意気な彼。気をよくしてそれ以外のお料理についても色々教えてくれた。まるで主婦みたいやな...。

 そう言えば以前スーパーの別の人が「あいつは女よりも綺麗好きで細かい」と話していたけど、がさつに見えて掃除もお料理もできる家庭向きな人なのかもしれない。

 彼に限らず中国の男の人がお料理ができるのは、そう珍しいことではない。そういう意味ではちょっとうらやましいかも。