北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

寒いよ~

2004-12-20 | Weblog
寒いよ~!! 風も吹いてないのに何でこんなに寒いんや! マンションに貼ってある天気予報によると、日中ずーっと氷点下らしい。少し外をあるくだけで芯から冷えてくる寒さ。これでも今年は暖冬らしい。信じられん...。
 ところで今漢方を習っているのだが、今日も午後にその授業があった。漢方の世界は奥深く、単純に「腎臓の陰を補う」などといわれてもピンとこない。すぐに理解できない私たち生徒がぐちゃぐちゃと質問を続けたら、何と先生イライラし始めて、教室内はものすごーく嫌な雰囲気になってしまった。もともとその先生は漢方医学の世界でもかなり有名らしく(自分で言っているので信憑性は定かではない)、普段は漢方を学ぶ中国人学生相手に教鞭をふるっているらしい。言わば私たち素人に教えるなんてボランティアみたいなものだろう。
 しかしこっちもお金を払って勉強しているわけだし、中国人学生のようにすんなり理解できるわけがない。この講座の名前自体「漢方入門講座」ではないか! しかも、どうも先生は高血圧の持病があるらしく、イライラすると益々体に悪いようだ。漢方の権威でも自分の高血圧はどうしようもないのだろうか??

大学のクリスマス会

2004-12-17 | 北京生活編 大学生活
 今日は大学のクリスマス会。午前中の授業をまたまた潰して発表の練習練習。午後も昼食後に集まって最後の確認をして本番に備えた。
 クリスマス会は全て生徒による出し物で構成されている。全部で20個の発表があり、歌あり踊りあり演劇ありHipHopあり...と盛りだくさんである。中には「あんたらどれだけ練習してん??」という本格的なミュージカルもあり、ここまでちゃんとしたクリスマス会とは思っていなかったので感激した。また欧米人留学生のダンスの素晴らしいこと!めちゃめちゃ格好良かった!
これは太極拳の発表。午後に太極拳のクラスがあるのだが、それに参加している人たちの発表である。先生のお琴に合わせた動きを見てさすが中国の大学..と感動。(前のおっちゃん、ちょっと邪魔) 
 私たちの発表も無事に終わり、参加した生徒全員になぜかイルカのぬいぐるみ又はトトロ(もどき)のぬいぐるみが配られた。こんな経験は多分ないだろうし、大学に行って良かった~としみじみ思った1日だった。

”みんな一緒に”ではなくて...

2004-12-16 | 北京生活編 大学生活
 遂に雪が降りました! 朝めちゃめちゃ寒いなあと思いながら大学へ行ったら、案の定着いた頃からちらちらと降りだし、授業中には窓の外が白い状態。その光景を見て大喜びの留学生達...。
 さて、明日のクリスマス会に備えて、何と授業を潰してまで練習である。午前中ずーっと歌いっぱなし、踊りっぱなし。振り付けもきちんと決まっているので、みんなの立ち位置も決まっている。「今日来ている人は明日絶対休んではダメ!」と先生。しかし今日休んでいる生徒は...? 1人の女の子が「A君は今日来ていないけど、明日来たらどうするの?一緒に踊るの?」と聞いた。すると先生はビシッと「今日欠席なら明日、参加不可!」
 それを聞いた生徒が「それは可愛そう...」と言うと、なんと先生は「授業でも欠席した生徒には単位をあげないし、卒業もさせない。クリスマス会も一緒。彼が練習もせず参加して、その結果私たちの発表がうまくいかなかったら、私たちこそかわいそうじゃないの!!!」と一気にまくしたてた。教室内はいや~なムード...。
 日本だったら「みんな一緒に」という雰囲気があって、何とか全員参加させようとするのではないだろうか?まあ大学だし、みんな一緒というのも変だけど、クリスマス会みたいに皆で楽しむものに対してそこまで厳しくしなくても...。これは単にこの先生の考えなのか、中国ではこういうのが当たり前なのか???

クリスマスパーティーの出し物

2004-12-15 | 北京生活編 大学生活
 今週大学でクリスマスパーティが行われる。その会で、各クラス、何か1つ出し物を、というのが決まりになっている。先週から先生を中心に何をしようか色々考えてきた結果、今日ようやく歌とダンス(というありきたりなもの)に決定した。たかだか3分程度のものなのでちょっと練習して終わりかな、と思っていたら甘かった。先生の注文がめちゃめちゃ厳しいのである。
 歌の歌詞(もちろん中国語)の内容に合わせてちょっとした演技も盛り込みつつ、振り付けを考える。あまりに簡単な振り付けでは先生が納得しない。結局授業を1時間潰して大半が出来上がった。
 その中で天使の役をする男の子のために、天使の羽と天使の輪を用意しようということになった。それなら家に近所で買えるから私が買ってくるよと安受けあいしたのは良かったが、輪は見つかったのに羽が見つからない! マンションのスーパーで「羽はないか!」と聞いたら、「2~3週間前に出していたのに何で買わなかったんや!」と言われる。あんたらそれ、クリスマスようではなくハロウィン用やろ。店員さんはわざわざ何箇所かに電話して天使の輪があるか聞いてくれたが、残念ながらなし。そこで。
 結局自分で作りました。ハンガーとベルトとクリーニングカバーを切り貼りして何とか形になりました!(上の天使の輪は既製品)

日本語で”牛肉”

2004-12-14 | Weblog
 今日もマンション内のスーパーへ行き買い物をした。お肉屋さんで牛肉を買ったときに「教えて欲しいことがあるんだけどと店員に話しかけられた。何かと思えば「”牛肉”を日本語でどう言うの??」
 ちなみに中国語でも漢字は同じ”牛肉”。ただ発音は全く違う。そこで「ぎゅうにく」って言うんやでと教えてあげたが、なかなかうまく発音できない。そうなのだ。「ぎゅう」という音が中国語にないのだ。他の音なら同じ音の単語を並べて「これと同じ読み方」と説明できるのだが、存在しない発音に関しては聞いたまま言ってもらうしかない。
 中国語にも日本語にない発音がいろいろあって苦労するのだが、逆もまた同じなんやなあ。

晩御飯の場所を探して

2004-12-13 | 北京生活編 食べ物
 週末は買い物をしたので随分歩き回った。昼間とは言え外はかなり寒い。風に直接あたる耳や顔が痛いくらいである。さて買い物を済ませたのが4時すぎ。晩御飯には早いが小腹が空いたので早めの晩御飯にすることになった。夫と二人何処へ行こうか考えながら、飲食店がわりと集まっている場所へ行くことにした。そこならどこか開いているだろうと思ったのだ。
 さて最初に行ったのはイタリアンのお店。中をみるとテーブルに女性が二人。やったー!開いてるー!と思って入ったら、奥は真っ暗。まだ開店前のようだ。ならばこの女性はなんやねん??どう見てもお店の人ではない。お昼ごはんからずーっと店の中でねばっているという感じである。
 仕方なく別のお店を探す。ラーメンでもいいわ、とラーメン屋へ行くが5:30開店と書いてある。ふとその隣を見ると「営業中」と書かれた日本料理やが。入ったことないけどここでもいいわ、とドアを開けたら、リラックスする店員とばっちり目が合った。そして「まだ準備中」とあっさり断られてしまう。ほな「営業中」の看板外しとけ!
 結局その後寒空の中探したが、こんな時間にやっているお店はない。仕方なく近くの市場まで歩いて時間を潰して、5時オープンのいつも行く炉端焼きのお店へ行った。もちろん私たちが一番乗り。ようやく温かいところでゆっくりすることができたのだった。

高齢者の再婚についてどう思う?

2004-12-09 | 北京生活編 大学生活
大学の討論の時間に、「高齢化をどう考えるか」というテーマで話し合いをした。その中で「高齢の男女の再婚についてどう思うか?」という話に及んだ時、クラスの女の人は大半が賛成したのに対し、男の人はほぼ反対だった。「なんて
伝統的な人間なんや~」と他の人からからかわれていたが、1人の男の子に至っては「嫌悪感すら覚える。結婚は天から授かったものだ。キリスト教の教えに基づくものだ。一生で1人の人としか夫婦になってはならん!」と力説していた。それに対し同じくキリスト教徒の欧米人は「それはキリスト教とは関係のない話だ!」とばっさり。みんなの色んな意見が出ておもしろかった。
 その中で1人の生徒が「じゃあもしあなたのお母さんが亡くなってお父さんが別の女性を好きになっても反対するの?」と聞いた。すると彼はその質問の途中でさえぎり、「僕の母親が亡くなるなんて仮定はやめてくれ! どこかの誰かが...という設定で話してくれ!」と主張した。確かにその気持ちは同じだけど、もし私が効かれたら、あくまで仮定の話として答えるかも。必死で力説する彼がとても微笑ましかった。
 さて、先生によると中国での高齢者に対する再婚はやはり反対する人が多いらしい。が、その理由は「年を取った自分の親が再婚なんて恥ずかしい。メンツが潰れる!」だった。またメンツかい!!!

幸せな誕生日

2004-12-08 | 北京生活編 大学生活
 今日は誕生日。思いがけず色々な人にお祝いしてもらった。
 大学での授業と授業の間の休み時間にカフェテリアでお茶を飲んでいたら、クラスメートの1人がチョコパイにろうそくをさして「イ尓的生日快楽!(Happy Birthday To You!の意味)」と歌いながらやって来た。するとその場にいた見ず知らずの留学生達も一緒に歌ってお祝いしてくれたのだ。で、休み時間が終わり教室に入ると、また先ほどのクラスメートが同じくチョコパイにろうそくを立てて私に差し出してくれたのだ。それを見て誕生日と知らなかったクラスメートも一緒に10数名がお誕生日の歌を歌ってくれた。更に、授業が終わると普段はみんなそれぞれ帰るのだが、今日は韓国人とフランス人のクラスメートが何と日本語で「お誕生日おめでとうございます!」と言ってくれたのだ。 みんながお祝いしてくれたことは本当に思いがけないことで、忘れられない幸せな誕生日になった。
 夫や家族からもお祝いのメッセージをもらい、幸せなお誕生日を過ごせたことで、みんなに感謝の気持ちで一杯になった1日だった。

論文

2004-12-07 | 北京生活編 大学生活
 大学の授業は1月下旬までなのだが、今学期の締めくくりに学生は論文を書かねばならない。テーマは自由。3000字程度、つまり原稿用紙7~8枚程度。あと2週間程度で一度先生に提出し、それを添削してもらい、再度仕上げて完了と言うわけである。
 作文は勉強の中でも好きな方だが、中国語で3000字となると結構大変である。1~2日でちょろちょろっと書いて提出というわけにはいかない。書くテーマは一応決まったので昨日から書き出した。が、約半分書いた所で考えていた内容を全て書き尽くしてしまったのだ。とほほ。もっと資料を用意して内容をふくらませなければ...。

偽ブランドのお店が

2004-12-06 | Weblog
 家から車で10分ほどの所に中国人・外国人共によく利用する商店がある。4階建てのビルの中に所狭しと小さな商店が並んでいるのだが、その中には偽ブランドを売る店も結構多い。ビルの正面玄関に大きな張り紙があって、具体的にブランド名が記載され、それらの偽商品の販売を禁止しましたと書いてある。が、実際にはまだまだ偽物を売る店がある。
 さて、昨日そのビルに買い物に出かけた。すると、とある商店の周りに人が群がっている。それもいつものようにワイワイ賑わっているのではなく、遠巻きに事態を見守ると言う感じ。よーく見てみると欧米人2人がその店の商品をチェックしているではないか。グッチやプラダのバックを一つ一つ手にとってチェックした結果、その店は大きなカーテンがかけられ、更に営業許可証も取り上げられてしまった。
 そこまで精巧な偽物でなければ見逃してもらえると聞いたことがあるが、その店では結構本物っぽいものを売っていたようだ。目の前で営業中止に追い込まれる店を見たのは今回が初めて。最近日本でも「ブランド刑事」と呼ばれる偽物をチェックする警察官が登場したらしいが、偽物が堂々とまかり通っているのはやっぱりおかしい!

明日はテスト

2004-12-04 | 中国語について
 明日、HSKという外国人対象の中国語試験がある。 去年も受けたこの試験。英語で言えばTOEICみたいなもの。去年は主催者側の不手際でヒアリングテストの環境が著しく悪く、不本意な成績に終わってしまった。今年選んだ会場は聞くところによると最新設備が整っているらしい。つまり、成績の悪さを機械のせいには出来ないということだが...。 
 さて、去年は文字通り寝食を惜しんで勉強していたのに今年のこの気の抜けようはなんだろう?? 1つには去年より学力が上がっている(だろう)ということ。同じ問題を解いても、去年は何となくとかまぐれで当たっていたのが、今年は自信を持って回答できている。まあ、1年経っているので当然と言えば当然なのだが。
 もう1つの理由に、この試験結果の有効期限がある。どんなに良い成績を取っても有効期限、つまり履歴書などに書けるのは、試験後2年まで。私の夫は今の所あと2年ちょっとは中国に滞在予定である。ということは、日本に帰国する頃にはこの成績を履歴書に書けないと言うこと。 なので、今回は自分のレベルチェックのつもりで受けようかなあと考えている。その分リラックスできているから案外良いのかも。

久しぶりにむかついた!

2004-12-01 | Weblog
 今日外に出てびっくり!!! 10メートル先も見えないくらいの濃い霧である。なんとなく埃っぽいから、もしかして近くで火事でもあってすごい煙が立ち込めてるのでは...?とも思ったが、空港でも霧のため飛行機が飛ばないなどという話があったから、北京全体でこういう天気だったようだ。
 さて、何となく霧やし安全な方がいいなあ...と、1.6元タクシーに乗った。(大抵の1.2元タクシーは安いがボロボロ)。 が、その運転手が最悪だったのだ!!!
 朝の道はめちゃめちゃ混むので、私たちは出来るだけ混まない道を選んで運転してもらう。今日もいつもと同じく行き方を告げたところ、なんぼ言っても聞く耳を持たない。自分の知らない道なのか、もしくは霧がすごいから知ってる道しか行きたくないのか、とにかくまっすぐ行ってくれというのに文句をたれ、結局自分の思うとおりに曲がってしまった。
 「何でこっちの言うこと聞かへんねん!!」と言っても、相手は自分の主張をするだけ。今まで出会ったタクシーは、文句をいう人もいたが、一応こっちの言うとおり運転してくれた。こっちはお金を払っているのだから、希望通りに走ってもらうのは当然の権利なのでは??
 案の定その運転手の走った道はめちゃめちゃ混んでいて、このままでは遅刻である。仕方なく途中で降りて歩く羽目になってしまった...。