北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

再び鍼治療を開始! その1

2005-11-24 | 北京生活編 中国ならでは
 一度は諦めた鍼治療を再開した。耳鳴りがかれこれ1年半以上も続いていて一向に治る気配がないのだが、漢方やら鍼治療やらを本場で体験できるのもあとわずか...というわけで再び病院へ行ってみた。

 今回の病院は家のすぐそば。歩いていける所である。前からずーっと気になっていたのだが、そこへ通ったことがあるという話をほとんど聞かないので躊躇していたのだ。だが、日本人会からくるパンフレットにもしっかり載っているので大丈夫やろ、ということで思い切って行ってみた。

 先生は中国人。だけど日本人女性と結婚し日本国籍を取得したそうで、言葉の問題は全くなし。まずは数十分かけて体全体を按摩してもらう。その間体の悪いところを一つ一つ指摘してくれる。私はどうも血の巡りがわるく、お腹のあたりに何やらたまっているらしい。

 ところで按摩の途中で先生がひとこと。「耳鳴りは気にはなるでしょうが、世の中にはもっと大変な病気を抱えている人もたくさんいるのです。そう考えると、むしろこれくらいで有難いと思えるかもしれませんね」と穏やかな口調でおっしゃるのだ。先生、私を精神世界へいざなうおつもりですか? ...確かに重い病気ではないし、ずっとずっと健康で有難い...けど、凡人の私はやはり「この耳鳴りなんとかしてくれ~!」と思ってしまうのだった。

 按摩が終るといよいよ針治療。続きは明日。