北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

今更ながら疑問に思うこと

2005-11-20 | 北京生活編 中国の人々
 午前中。家具屋さんに頼んでいた家具の仕上がり具合を聞くため電話した。本来なら先週半ばには色塗りの前の段階まで出来ているはず。ところが。

 私 「家具の出来具合はどない?」
 店長「明日店に来たらええわ」
 私 「今日やったらあかんの?」
 店長「今日工場から家具が届くから明日以降しかあかんわ」

 というわけで、明日時間のない私は明後日行くことにした。が、電話を切ってふと思う。なんで店長はそんなに偉そうなのか?最初の話より2~3日仕上がりが遅れているにも関わらず、自分本位の話の進め方である。

 さて午後。播家園という骨董市へ行ってきた。気に入ったカゴがあったので値切り交渉開始。相手は2人。私は一人。どう考えてもかなうわけがない。しかも相手は巧みに「グッドコップ、バッドコップ」方式で責めてくる。つまり1人が「そんな値段では商売あがったりじゃ!」と怒りをあらわにすると、もう1人が「ほらな、あいつ怒っとるから、○○元でええやろ」と穏やかになだめにはいってくる。見え見えじゃ!!!

 ここでもふと思う。いくら安い買い物とは言え、私は客である。お金を払っているのである。それが何故怒鳴られんとあかんねん?

 中国に住んでいる間に、いつの間にか店員から温かい態度やサービスを期待する気持ちなんてこれっぽっちもなくなっていた。むしろそれが当たり前になっていた。が、たとえ少しの間でも過度ともいえる日本のサービスを体験すると、やはり中国の常識が非常識に思えてしまうのである。