北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

明日は建国記念日

2005-09-30 | Weblog
 明日は中国の建国記念日。会社や学校では1週間ほど休む所も少なくない。私たちも明日からお休みだ~!!
 というわけで、1週間ほどブログはお休みです。

阪神優勝~!!!

2005-09-29 | Weblog
 たった今、阪神が優勝した!2年前は何と言っても「18年ぶり」ということだったので、もう最後まで落ち着かず、優勝した瞬間は「うれしい」というより「有難う!」という気持ちで一杯だった。

 それに比べ今年は余裕を持って見てられる。M1の今日の試合も、最初から勢いが違うし、投手それぞれ完璧ともいえるピッチング、負ける気がしない。巨人のエラーも手伝って、全ての流れが阪神に向かっている、そんな気さえする試合だった。

 それにしても今日BSの中継があって良かった~。大事な試合なのに放送がないときは、ヤフーの一球速報をこまめに更新して(自動更新を待てないから)、試合を追っかけていたものだ。この作業の面倒くさいこと!おまけに中国ではブロードバンドなんて口だけのおっそい回線なので、イライラさせられてばっかりだった。BSがあってほんま、良かった良かった。

 それにしても、2回の優勝ともに日本にいられないなんて...。

 いずれにせよ、甲子園での優勝。ほんとにおめでとう!!

美女と野獣は幸せになれる?

2005-09-28 | 北京生活編 中国の人々
 北京でよく目にするもの。それは「スタイルもよく、髪も長くさらさらで、なおかつ美人」な女の人と「パッとしない」男の人の組み合わせ。来た当初は偶然かな?と思ったけど、あちこちでこういう組み合わせがベタベタひっついている。(そう、中国では密着度が意外と高い) 中国人と日本人の美的感覚が違うんやろか?と思っていたが、ある友人から面白い話を聞いた。

 彼女も同じくこの現象を不思議に思っていたようで、思い切って中国人に聞いたようだ。すると、思いもよらない答えが帰って来た。 「中国人は”美女と野獣”のような組み合わせの方が幸せになると信じているらしい」

 ...ほんまかいな? ということは、きれいな女性はわざわざそんな根拠もない迷信(?)のために、ぶさいくな人を選ぶのか?? さらに、その選んだ男性をもう少しこざっぱりさせようとか、格好よくしようとかも考えず、あえてセンスのない、だらしないままの彼と付き合い続けるのか??

 理解できない!!! もしかしてこんな迷信がまかり通っているから、中国の男性はいまいちパッとしないのかもしれない。だってぶさいくでも綺麗な人が寄ってくるんやもん...。

 ただ、この説明を聞いてもやっぱり思うのは、日本人とは美意識に違いがあるのではということ。テレビドラマで主役をはっている男性も、みんなのアイドルと言われている男性も、絶対に日本人好みではないと思う。もしかすると、日本で売れなかった俳優さんが中国にやってきたら、意外と新しい道が開けるかも。

タンを吐くな!

2005-09-27 | 北京生活編 中国の人々
 中国に来てから2年半以上たつが、未だに慣れないことがある。それは、中国人が所構わずタンを吐くことである。来た当初は周りから「カァ~ッ」という音がしたら、「ペッ」と吐かれる前に素早く離れたものだ。自分のすぐ側でタンを吐かれるほど嫌なものはない。

 その後SARSが発生し、タンを吐いたら罰金などという法律もあったらしいが、そんなものは中国人の記憶の彼方のもっともっと遠い所にしまいこまれたようだ。昨日も今日も中国人は思う存分タンを吐いている。

 さて、半月前から以前の大学とは違う所で中国語を勉強している。大学に行っていた時は友人4人とタクシーに乗り合わせていたが、今は1人で通っているのでバス通学である。

 今日もいつものようにバスに乗っていると、斜め前に座っていたおっさんが、おもむろに窓を開けた。と、次の瞬間、何と窓からカーッとタンを吐くではないか。しかも一度ならず二度三度と...。少なくとも1回は隣を走っていた車の屋根にかかっているに違いない。

 それにしても不思議なのは、何でそんなにタンが出るのかということである。日本では道端でタンを吐かなくても、みんな普通に生活している。もしや中国人はひっきりなしにタンを吐かないと処理しきれないくらいのタン持ちなのだろうか?いずれにせよ、オリンピックまでにこの習慣がなくなるとはとても思えない。

中国人の結婚式

2005-09-26 | 北京生活編 中国の人々
 昨日初めて中国人の結婚式に出席した。中国語と日本語をお互い教えあっている友人の結婚式である。まあ、結婚式と言ってもパーティ形式だったが。まず困ったのは服装。招待状には「ドレスコード:カクテル」となっている。中国人は結婚式に出る時でもかなり普段着に近い格好で出ると聞いた事があったが、今回は勝手が違うようだ。 それからお祝い金。一体どれくらい包めばいいのか?プレゼントと一緒に渡した場合、幾らが相場なのか...。

 結局服装は、日本の結婚式に出席するのと同じような格好にした。夫もあまり堅苦しくないようなスーツで。結局それでよかった。中にはやっぱり「普段着??」と思うような人もいたけど...。

 さて、パーティー自体は日本の披露宴をこじんまりさせたようなものだった。新郎新婦の昔の写真などが映し出される中、乾杯の挨拶、そして何人かのスピーチが続いた。

 ところで友人夫婦はとても国際色豊か。旦那さんは大学卒業後すぐに日本へ留学し、その後就職。かれこれ11年も日本に滞在したとか。なので、今の会社の上司も日本人である。一方友人は大学卒業後フランス、イギリスに留学。なので今の上司はフランス人。 というわけで、式も日・中・英・法4ヶ国語を交えての珍しいものであった。(ちなみに私と同じテーブルの人は、イタリア人と中国人。英語、中国語が交じり合う妙な雰囲気...)

 スピーチで興味深かったのは、日本人、中国人ともに「今は両国の関係が微妙だけど、私たちの間では仲良くしましょう!」という内容を話していたこと。戦後60年で反日感情が高まる番組ばかり放送されているけど、個人対個人ではこういう気持ちを持っている人も少なくないのかもしれない。

 ところで、中国人の年配の人が挨拶の中で、「まずは計画出産!」と叫んだのには驚き。最初聞き間違いかと思ったが、夫も確かにそう聞こえたとのこと。「早く子供を」というのならわかるけど、これは一人っ子政策の国ならではの発言か...。 なにはともあれ、楽しい良いパーティだった。

お久しぶりのビビアンスー

2005-09-24 | Weblog
 ビビアン・スーというタレントさんを覚えているだろうか? 先日何気なく台湾系のテレビを見ていたら、トーク番組のゲストとして彼女が出ていたのだ。ただしトーク番組と言っても決して「徹子の部屋」のような真面目なものではなく、バラエティっぽいもの。司会者の男女もイマイチである。

 さて、ビビアン・スーに向けられる質問はやはり日本の芸能界に関することが圧倒的。私も日本人とは言え芸能界については全くの無知なので、司会者たちと同じくビビアンの証言を信じるしかないのだが、時々「それは誤解を招くやろ~!」という発言もあった。たとえば。

 「日本ではお辞儀は90度が当たり前。よく芸能人がスタッフを足蹴にしているのを見かけた。更に何かでミスをした人は次の日、丸刈りにして謝罪の意を表した。」

 ...それは極端な例ではないの? 話を聞いた司会者が「そうなんだ~、日本ではわびる時に丸刈りにするんだ~」と言っていた。一応ビビアンは「必ずしもそうではないよ」と説明してはいたけど...。(当たり前じゃ! 詫びる度に丸刈りにしていたら、髪の毛なんぼあっても足りひんわい!) それにしても司会者がまず「日本では謝る時やっぱり土下座するの?」と聞いていたが、そういうイメージが残っているのね。

 ところで、妙に納得した話は「突っ込み」に関すること。例えばダウンタウンの浜ちゃんとかは、突っ込みを入れるときビシバシ相手をどついている。私たちにとっては見慣れた光景だし、これも一つの芸風だと思っていたけど、ビビアンにとってはかなり納得いかないことのようだ。台湾ではそういう風習がないから、かなり気分が悪かったみたい。確かにそうやろなあ。

 ところで、「黒色餅干」ってなんのことかわかりますか? 彼女達の会話の中で「黒色餅干の時は...」という言葉がちょこちょこ出てきて一体なんのこっちゃと思っていたのだが...。途中でようやくわかりました。「ブラックビスケッツ」、ビビアンたちが番組の中で結成していたグループ名なのだった。

 日本のテレビに出ていた頃と全く変わっていなかったビビアン。今も日本で活躍しているのでしょうか?

桂林!上海!蘇州! その8

2005-09-23 | Weblog
 旅行4日目。今日は上海から蘇州への日帰り旅行である。渋滞を抜けて2時間弱で蘇州到着。高速から降りた直後は、徹底的に整備され、企業の建物が並んでいる。交通量も少なく、研究者だけが住んでいるような、綺麗だけれど閑散とした印象を受けた。

 しばらく走ると雑然としてくる。最初に行ったのは「拙政園」。世界遺産である。

 

 蓮の花のシーズンは終わっていたが、夏の緑が非常に美しい。以前大学の授業で蘇州の庭園に関する随筆を読んだことがあり、それ以来一度は見てみたかった庭園である。設計は細部まで計算しつくされているのに、それを自然に感じてしまう。橋、回廊が続き、これが雑然とした街中にあるなんてとても信じられない。

 

 次に訪れたのは「寒山寺」。唐代の詩人の一篇の詩によって有名になったお寺である。中国人の友人によると、大晦日の夜にはここの鐘をつきに来る人があまりにも多く、寺の敷地にも入れないくらいだとか。

 それから「虎丘」へ行く。面白いのは、イタリアのピサの斜塔のように傾いた塔である。

 

 これ以外に刺繍工場や、シルク工場を見学し、再び上海へ向かう。上海ではお土産を購入し、とてつもない渋滞を抜けてやっとこさ晩御飯にありついた。

 最終日。両親は国際線で一路関空へ。私は空港で分かれて国内線で北京へ。

 

 駆け足のように3箇所周った旅だったが、実に充実した内容の濃い旅だった。お父さん、お母さん、楽しい旅行を有難う!

桂林!上海!蘇州! その7

2005-09-22 | Weblog
 午前の飛行機で桂林から上海へ。上海では前日の夜台風の影響でひどい雨だったそうだが、着いた時には快晴!昼食を済ませてから上海市内観光へ行く。

 まずは南京路へ。ここで気付いたのだが、上海の道には中国各地の地名がつけられていて実に面白い。南京路は普通の繁華街。北京で言えば王府井のようなものか。歩行者天国になっていた。次は豫園へ。

 

 観光名所だけあって、豫園は人で一杯。すぐ近くに人気の小龍包やさんがあるとのことで、地元の人も観光客以上に多いようだ。その辺の店をぶらぶらしていると「五香豆」やさんがあった。テレビで見たことがある。美味しかったら買おうかと思って「味見させてくれ」というと、「あかん!」とあっけなく断られた。これにはびっくり! なんで?なんで?北京やったら嫌っちゅーほど味見させてくれるのに!! 上海人は商売上手(というか、ケチ?)だと聞いたことがあるが、これもその一つなのか??

 さて、豫園の庭園を見て周る。敷地は大きくないものの、実に細部まで行き届いた設計で、とても美しい庭園である。

 

 夕食は豫園でも有名な老舗のお店。が、老舗に胡坐をかいているのか、従業員の態度が悪い。その従業員。男性の服装が「ガクラン」そっくりなのだ。まるで高校生が制服のままバイトしているかのような印象だった。

 今日最後は外灘の夜景。うわさに違わず美しい。人工美ではあるものの、一方では西洋建築を残したままの建物が並び、もう一方では近代的な建物がライトアップされている。

 

 ところでこの夜景を見ていた時のこと。私たちの両脇に、実に不自然な男性二人が近寄ってきた。一目でスリとわかる態度である。夜景に気をとられているうちにスラれる観光客も多いのだろう。中国に来てからすっかり見慣れた光景であるが、人ごみではやはり気を抜けない...。

 翌日は日帰りで蘇州へ行った。続きはまた明日。

桂林!上海!蘇州! その6

2005-09-21 | 旅行
 桂林の夜景を楽しむナイトクルーズに参加した。船に乗って鵜飼を見たり、二胡を聞きながらライトアップされた桂林の夜景を見るというもの。

 早速船着場へ向かう。しつこいようだが、あのガイドに連れられている私たちは一番乗り。どうせ他のお客を待たないといけないのだから、早くついても仕方ないっちゅーねん。

 しばらく待てば出発するとのことだった。が、待てども待てども船は出ない。聞くと、「二胡の演奏者がまだ来ない」とのこと。結局演奏者を待つことなく船は出発。怒り狂う同船している台湾ツアー客たち。それを見てガイドが一言。「台湾人はその場でものすごく文句を言うが、日本人は日本に帰ってから文句を言ってくる。」...確かに。

 船から見る夜景は確かに素晴らしい。が、川には10幾つの橋が架かっていて、それらは全て世界の名所旧跡を模しているとか。例えばこれ。パリの凱旋門である。なんで美しい桂林にこんなものを造る必要があるのか。美的感覚がわからん。

  

 程なくして鵜飼が始まった。が、2羽ほどが成功したらさくっと終了。早!! そして出発30分後...。ようやく二胡演奏者が到着した。ところが、来たのはどこにでもいるようなおっちゃんである。美しい女性が演奏してくれるものと思い込んでいたのでこれは意外。

 おっちゃんは早速演奏を始めた。最初は「北国の春」(なんでや!?) 台湾でも有名な曲らしく、ツアー客の反応はすこぶる良い。で、次は「四季の歌」。「はぁるを愛するひぃとぉは~」というやつである。暗い! 船の上に悲しい雰囲気が漂う。が、その時。

 「ぴろりろり~」と携帯の着信音が! 誰やねん、こんな時に!と見たら、何とおっちゃん演奏者が「もしも~し」と出ているではないか。演奏中くらい電源切っとけ! 

 その後も何度も携帯音に演奏を邪魔され、結局きちんと1曲聴いたのは、最初の北国の春だけであった。こうして盛りだくさんの桂林滞在を終え、次は上海へ。続きは明日。

桂林!上海!蘇州! その5

2005-09-20 | 旅行
 合計4時間ほどの川下りの終点は「陽朔」と言う町。お土産屋さんが立ち並び、いかにも観光客向けというこじんまりした町である。時間の関係でこの町にはゆっくりいられないことはわかっていたのだが、何と滞在時間は30分にもならなかった。例によってあのガイドに追い立てられるよう、文字通り店が立ち並ぶにぎやかな通りを「素通り」したのだった。

 その後少数民族が暮らす場所へ立ち寄ると言う。それを聞いた時は、てっきり少数民族が自分達の文化を守り伝統工芸などを作っている生活ぶりを見られるのかと思ったが...。連れて行かれた場所は、ふつ~の古い家が数件立ち並ぶだけの、何の特徴もない場所だった。北京の胡同の方がよっぽど趣がある。何が興ざめやったかって、どの家にもかなり上等なテレビが置いてあるからである。しかも家の入り口からすぐのところに。

 まるで、「このテレビを提供するから、この生活ぶりを観光客に見せてあげてくださいね。」といわれてるかのよう...。家をちらっと覗くと、大抵の人は何をするでもなくぼーっとそのテレビを見ているだけだった。テレビがあることに不満を感じたのではなく、同じ機種のテレビが、全く同じ場所に設置されてることに違和感を覚えた。

 でもここに訪れてよかったのは、桂林ならではの風景を見ることができたから。

  

 川沿いでなくても、桂林にはこういう山々が広がっているのだなあ。

 その後一路桂林市内へ。夜は市内を流れる川でのナイトクルーズが企画されている。が、そこでもまたアクシデントが。続きは明日。

桂林!上海!蘇州! その4

2005-09-19 | 旅行
 船が次第にスピードを落として近づいて行ったのは鍾乳洞。ガイドに連れられ中へ入ると、ひやりと空気が冷たい。周りはライトアップされてはいるが、素晴らしい自然美である。

  

 この中をトロッコに乗ったり、小船に乗ったりして見学する。これらが途方もない年月をかけて自然に出来たものとは、とても信じられない。これ↓は一番メインのものだが、高く高くそびえていて自然の神秘を感じずにはいられない。



 周りの観光客も感嘆の声をあげ、それに応えるようにそれぞれのガイドが懸命に説明を続ける。だがこの興奮の中、1人退屈している奴がいた。言うまでもない。私たちのガイドである。

 一連の行動から彼の性格がわかってきた。一つ。時間に正確、いや正確すぎる。とにかくやるべきことを早く済ませて残った時間は休んでいたいと言うタイプ。 更に、積極的にガイドをしようとする姿勢がない。最低限のことだけやったらOKと思っているのだ。そんなガイドだから、私たちがゆっくり立ち止まって鍾乳洞を観察するのが我慢できないらしい。ふと見ると先を歩いていたガイドが振り返って、「早く来い!」といわんばかりに眉間にしわを寄せている。誰が見てもガイドに向いてない彼。一体どうしてこの仕事に就いたのか?

 一通り見終わって船に戻る。言うまでもなく私たちが一番乗りである。どうせ他の観光客が戻ってこないと船は出せないのに、どうしてこのガイドは早め早めに動きたがるのだろう? こうしてあっさりと鍾乳洞観光を終えて、船は再び桂林を下っていくのだった。続きは明日。 

桂林!上海!蘇州! その3

2005-09-16 | 旅行
 ツアー客を乗せた船はゆっくり出発した。前後にも同じような船が何艘も続いている。間もなくテレビや写真で何度となく目にした桂林の風景が目の前に広がる。

   

 ず~~っと見たかった風景が今目の前に! 感動してしばらくはぼーっと景色を見続ける。雨の桂林も良いらしいが、今日のように快晴の桂林もまた素晴らしい。
 桂林の川には動物も暮らしている。これは近くに住んでいる人に飼われていると思われる水牛。たくさん集まって寝そべっているのもいれば、親子で仲良く水浴びするものもいる。肩まで(?)しっかりつかって気持ち良さそう。



 船はゆっくり進んでいく。この船は全て日本人のツアー客だけなのだが、それぞれガイドに特徴があっておもしろい。1人はショッキングピンクのTシャツを着た女性。日本語もかなりお粗末である上に、ものすごく乱暴な物言いが鼻につく。更にあろうことか、気が弱そうな老人ツアー客を捕まえてDVDを売りつけている。「お前はホステスか!」と言いたくなるような態度で老人に擦り寄り、商売っ気丸出しの女ガイド。最低である。

 ふと反対側をみると、玉のような汗を流しながら一生懸命一人一人に説明をしている男性ガイドさん。「ちょっと休んだら??」と声をかけたくなるくらいの熱心さ。私たちも思わず彼の説明に耳を傾けた。

 ところで私たちのガイドは...???

 いました。船内のすずし~い部屋で、カード賭博(?)に興じとるではないか!!! こんなガイドとの楽しい旅はまだまだ続くのだった。続きはまた明日。

桂林!上海!蘇州! その2

2005-09-15 | 旅行
 桂林空港に着いたらガイドさんが待っていてくれた。まだ若い女の子である。すぐに車に乗って食事へ。食事は大阪の丸ビルのような建物の最上階。最上階と言っても19階なのだが、桂林では景観を損なわないために高いビルの建設が制限されているらしい。京都みたいやなあ。

 さてこのガイドさん、ものすごく気がつく素晴らしい人である。が、明日もこの人かと思っていたら、違うと聞いてがっかり。「明日は私の先輩がガイドします。お兄さんみたいだけど、ちょっと悪い...」

 
...え?? ちょっと悪いって何が悪いん??...この答えは次の日すぐにわかることとなる。

 9月11日。ロビーに迎えに来てくれたガイドは...。真っ赤なてろてろシャツに刈り込んだ頭、そして品のないサングラス。思わず避けてしまう風貌である。桂林にまるで似つかわしくないガイドさん。今日一日彼とべったり一緒なのだ。

 車に乗ってまもなく川下りの船着場が見えてきた。何艘も止まっている。そして大半が船上で調理ができるらしい。これが調理場の写真。





ひっきりなしにホースから水が出ているが、一体この水はどこから来るのだろう?まさか、あらゆるもの(船上トイレから流れる水も含む)が流れ込む桂林の川の水がそのまま上がって来ているのだろうか? あまり深く考えないことにして、いそいそと乗り込んだ。続きは明日。

桂林!上海!蘇州! その1

2005-09-14 | 旅行
 今日まで5日間、国内旅行へ行ってきた。私の両親と一緒に3人で桂林、上海、蘇州を周ってきたのだ。今回は日本の旅行会社のツアーに上海から途中参加という形だったので、全てガイドさん任せの楽ちん旅行だった。

 この3箇所はいずれも行きたかったところばかり。特に桂林は中国にいる間に一度は見たかった風景である。 と言うわけでものすごく楽しみな旅行だったのだ。

 9月10日。北京発上海行きへ。結構混んでいて、更に欧米人が多いのにはびっくり。上海空港に着いたら、先に着いた両親とガイドさんが待っていてくれた。団体ツアーだったのだが、何と3人だけ。

 着いた空港は浦東空港だったのだが、そこから虹橋空港へ移動する。次の桂林行きのフライトまで2時間程度。空港内でのんびりした。目の前にはトランプに興じる中国人たち。中国の人はどうしてこうトランプや賭け事が好きなんやろ?楽しくて仕方ないと言った風である。

 さて、桂林行きの飛行機に乗りこんだ。続きはまた明日。

北京のユニクロ

2005-09-10 | Weblog
 北京にユニクロがオープンした。先週の日曜日に近くまで行く用事があったので、ついでに見に行ってみた。その前日にオープンだから、さぞかし人でごったがえしてるかと思いきや...。

 なんか普通。 日本の平日のユニクロ店内という感じである。

 さて、店内の様子は日本とほぼ同じ。日本のユニクロに来たみたい。値段も同じくらいである。しかし商品の中には「これは一体誰をイメージして作ってるんやろ?」というような色の服もある。日本でも同じものを作ってるのかな?それとも中国人向けにわざわざデザインされた商品??

 朝晩はすっかり涼しくなってきた北京なので、子供用のフリースも売り出されていた。一時日本でどの子を見てもフリースを着ていた頃があったが、中国でもそういう現象が起こるのだろうか?