北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

男だってお料理大好き!

2005-11-11 | 北京生活編 中国の人々
 いつも行くスーパーには、声も大きくよく怒鳴っているので周りからは怖いと思われている兄ちゃんがいる。が、一旦知り合えばなかなか良い奴で、私の顔を見るたびに「うまいもん、もって来たか~?」と聞く子供のような兄ちゃんなのだ。(持ってこなかったというと、それはそれは悲しそうな顔をする。かと言って甘やかすわけではなく、何かを持っていくのは旅行の後とかたま~になんだけど。)

 彼は気前もいいのか、よくお菓子やパンなどもくれる。が、今日はなんと彼のお手製のパスタを食べさせてくれたのだ。

 何よりもまず彼がお料理が出来るということに驚いた。しかも中華ではなくパスタ! ちょうど晩御飯を食べようとしていた彼は、私の顔を見るなりタッパに入ったナポリタンらしきパスタを食べさせてくれた。

 全然期待せず食べたのだが、その美味しさにびっくり! 家で作ってきたのだからすっかり冷めているのに美味しいのだ。素直においしいと言うと、もんのすごく得意気な彼。気をよくしてそれ以外のお料理についても色々教えてくれた。まるで主婦みたいやな...。

 そう言えば以前スーパーの別の人が「あいつは女よりも綺麗好きで細かい」と話していたけど、がさつに見えて掃除もお料理もできる家庭向きな人なのかもしれない。

 彼に限らず中国の男の人がお料理ができるのは、そう珍しいことではない。そういう意味ではちょっとうらやましいかも。