北京暮らしを始めてみれば その後

3年間の北京暮らしを終え、2006年1月に帰国しました。
その後の日本での生活を綴っていきます。

花の本数にも意味がある

2005-10-31 | 北京生活編 中国ならでは
 中国に来てから思ったことの一つに、「中国人はよく花を贈るなあ」ということ。空港では花束を抱えて家族や友人を出迎えている。私が毎朝乗るバス停が花屋の前にあることも関係するが、バスに花を抱えて乗ってくる人も少なくない。バレンタインデーにはバラの花が普段の十倍以上の値段に跳ね上がるにも関わらず、男性は女性にお金をはたいてプレゼントする。

 ところで、送る花の数にも意味があることを最近知った。

 1本:「一心一意」 一途な気持ち
 2本:「成双成対」 結婚
 3本:「三生三世」 生まれ変わってもまた一緒

 それ以外の本数にもそれぞれ意味があるらしい。例えば9本だと、中国語の9の発音「ジウ」に合わせて長久(チャンジウ)とかけたり...。中国人ってほんま、語呂合わせ(というかダジャレ?)が好きやなあ。

占いで名前を変える人々

2005-10-30 | 北京生活編 中国ならでは
 今の学校の先生(女性)が今年の2月くらいに結婚するらしい。何とその結婚のきっかけが、占いによる名前の変更だったそうだ。

 先生は今まで何人かと付き合ってきたが、交際期間が長かろうが短かろうがどうしても結婚に至らなかった。なんでや??というわけで、占い師に見てもらったそうだ。すると占い師が言うには、もともとの名前が良くないという。他の面ではまだ良いが、こと結婚面に関して言えば、この名前では一生結婚できないという。

 そこで占い師が提案したのは名前の変更。と言っても何か手続きをするわけではない。メールや手紙を書く際に、最後のサインを新しい名前にしてみたり、友達には新しい名前で呼んでもらうようにしてみたり、とにかく普段の生活でその名前に触れる機会を増やすのだそうだ。

 占い師は、「新しい名前にすることで、あなたは素晴らしい結婚相手と出会い、更にスピード婚になるだろう」と予言したらしい。それが今年の4月頃の話。その後数ヶ月、先生は常に「素晴らしい人」と出会わないか緊張していたが数ヶ月たっても出会わない。なんでやねん!と思い始めた2ヶ月前。先生曰く「見た目はバットしないけど、心は最高の人」に出会い、あっという間に結婚を決めたのだそうだ。

 さて、これが名前を変えたお陰なのかはわからない。今回の結婚相手が本当に運命の人なのかもわからない。が、この話を聞いた韓国人学生達はものすごく興味津々で、早速先生に占い師の名刺をもらっていた。中には結婚している奥さんもいるのだが、名前を変えてまで一体今の何を変えようとしているのだろう?

ゴルフを習う

2005-10-28 | Weblog
 この間からゴルフを習い始めた。と書くと何となく優雅な感じだが、どうも私が行っている練習場は優雅とは程遠い。今日で2回目。場所は今通っている学校のすぐ隣にあり、学校帰りについでにいけるかなあと安易に申し込んだのだが...。

 日本語を話せる先生がいる所にしたほうがよかったかも。

 その場所は韓国人が多く住む所なので、先生は皆韓国語が話せる。が、日本語は無理。私がそのゴルフ場を知ったのも、友達の友達である韓国人が通っていたから。初対面のその人がやっているのを見て、勢いで申し込んでしまったのだ。

 全くの最初から、つまりクラブの持ち方から教えてもらうのだが、中国語で言われると何か軍隊で訓練させられているような気分になる。日本語だと何となくやさしく、「はい、クラブを持って~」「背筋伸ばして~」とか指導してもらえそうなイメージだが、ここでは違う。「挺身!(背筋のばせ!)」「抬頭!(顔上げて!)」と一言で命令される感じ。その声で緊張してしまうのだ。

 で、先生もつきっきりで教えてくれるわけではなく、2時間の間ふらふらと数人を見て回って、またふらふらと戻ってきては悪い所をチェックするという感じ。更に練習場にはあちこちに灰皿があるので、先生は悠長にタバコを吸いながらのレッスンなのだ。

 さて、1回目、2回目とも2時間ずーっと素振りのみ。最初は振り子程度、今日はもう少し大きく振る感じ。腰は痛いし、腕も凝るし、更に終ってから何かを持とうとすると手ががくがく震えてめちゃめちゃ怪しい人みたい。帰りのバスで紙幣を差し出した時に手が震えているのを見て、車掌さんに変な目で見られた。恥ずかし~。

 この練習は合計15回。計10000円程度。素振りだけでも何となく楽しいので頑張って通ってみよう。

家具を購入!

2005-10-27 | 北京生活編 中国ならでは
 以前からずーっと中国家具には興味があったのだが、未だ購入には至っていなかった。何度か家具屋さんを見たり、インターネットで家具を検索したりしてイメージはわいていたのだが、安い買い物でもないので躊躇していたのだ。でも今日、遂に買ってしまった。日本でも使える大きさの電話台である。

 今までたくさん家具を作っている友人の家に遊びに行き、家具を見せてもらって、その足で家具屋さんへ。更にその家具屋さんの工場に連れて行ってもらい、そしてそして更に最近オープンしたと言う店にまで足を伸ばした。友人の家具は全てそのお店で作っているので、店長も彼女をVIP扱いである。帰りもマンションまで店長の車で送ってもらった。

 さて、工場まで行った段階では、まさか今日購入するとは思っていなかった。色んな種類がありすぎて持っていたイメージもあやふやになってしまったのだ。ところが最後の新しくオープンした店の中で、思っていた感じに近い家具があったのだ。

 そこで店長と相談しながら、新たに設計図を描いてもらうことにした。基本は店内の家具、そこに自分が好きなように引き出しを足したり、彫刻を加えたり、棚をつけたり、色を決めたり...と細かく決めていく。もともとシンプルなものが欲しかったのでいかにも中国家具という感じではないが、ちょこちょこと中国っぽさも入っている。

 出来上がりは25日後。色付けの前に一度出来を確認することになっている。中国でこんな風に大きな買い物を即決するなんて初めてである。これも、かなり色々見てからこの店に決めたと言う友人の紹介があったからこそ。ほんと、感謝感謝!!

交差点で名刺をばら撒く人々

2005-10-25 | 北京生活編 中国ならでは
 毎日昼前に通る交差点には、いつも4人の男の子が立っている。片道三車線の広い道路なのだが、その中央分離帯のあたりに4人並んでいるのだ。彼らは一体何をしているかというと、通り過ぎる車に名刺を差し込んでいるのだ。

 その場所はバスで通るだけなので、一体何の名刺かわからない。個人のものか、それともどこかの会社のものか??

 以前私もタクシーに乗っていたとき、あいている窓から急に名刺が放りこまれた。その時も彼らのテクニック(?)にびびったが、その時の場所は交差点近くで車がいつも渋滞するところである。だから、そうそう難しいものでもなさそうだ。

 しかし、今回の4人組はものすごい。青信号の時に普通の速さで走っている車にも名刺を差し込むのだ。差し込むというのは、窓ガラスとボディーの隙間に名刺を入れるということ。時速60キロ程度で走っている車相手なのだから、ものすごく危険である。

 もちろん失敗することも多いらしく、車の通過の勢いで名刺が宙に舞っている。地面には白い紙切れがバラバラ落ちている。そこまでして名刺を配るメリットが果たしてあるのだろうか?

 ちなみに最も気の毒なのは赤信号で彼らのまん前に止まってしまった車である。ここぞとばかり4人が近寄ってきて名刺を車に刺し放題。この宣伝方法、却って逆効果では...? 

故障したバス

2005-10-24 | 北京生活編 中国ならでは
 今朝乗ったバスは最初から調子が変だった。信号やバス停で止まると、ぷすんと音を立てて動かなくなる。何回かはすぐにエンジンをかけて回復したのだが、遂にあるバス停で動かなくなってしまった。こうなるともう車内及び車外はめちゃめちゃである。

 後ろの車からはクラクションが鳴り響く。車内では「故障だ故障だ」と乗客が騒ぎ出す。バスには運転手と車掌がいるのだが、そのバスの女車掌は「いいからとにかく運転しろ」と怒鳴り散らす。そしてとうとう...運転手がキレてしまった。

 「もう運転なんかしーひん!」と運転席を立ってしまったのだ。

 これを聞いて女車掌は更に怒りを爆発させて、とにかく車を動かしてみろと叫びだす。バスの乗客の態度はバラバラだった。すぐに降りて次のバスを待とうとする人、携帯でバスの故障を連絡する人、何の確証もないのに皆に向かって「動くから、大丈夫やから、待ってろ待ってろ!」となだめる人。ちなみに私は、そのなだめてる人の言うことを聞いて大人しく座っている人の1人だった。

 女車掌の勢いに負けて、一度バスを降りてしまった車掌だが、しぶしぶ運転を再開した。時速およそ20キロ程度と思われるのろのろ運転で、危なっかしくバスは進んでいく。途中のバス停で乗ってこようとした人がいたのだが、車掌はすぐに「このバスは故障してるけど一応走ってるだけ。次のバスにした方がいいよ。」と乗車拒否。その言葉を聞いて車内の空気が一気に悪くなったのは言うまでもない。

 幸い私の降りる場所はそこから二駅くらいだったので、のろのろバスにもほんの5分程度乗っていれば済むだけだった。しかし、乗客はまだ10人程度残っている。彼らは一体何分かかって目的地まで着くのだろうか??

 
 そしてもう一つ不安なことが。なんか、ブレーキをかけるときも精一杯という感じなのだ。女車掌が車内の器具を必死に踏んで、運転手と協力の上ようやくゆーっくり止まったという感じ。大丈夫なんやろか?

日本語を勉強するのはいいけれど

2005-10-23 | Weblog
 いつも行くスーパーには熱心に日本語を勉強している店員の女の子がいる。彼女は半年くらい前から勉強し始めたのだが、色々わからないことがあるらしく、スーパーに行くたびに質問攻めにあう。今までのパターンでいうと、店内の商品のパッケージを一つ一つ指差しながら、「これはどういう意味なの」と聞いてくる。その時も彼女が何かを抱えて駆け寄ってきた。この商品に書いてある言葉の意味を教えて欲しいという。何かと見てみたら...。

 屋台のやきそば、一平ちゃん。

 ...覚えなくていいやろ、これは。 残念なことに当時彼女が聞いてくることは半分は固有名詞で、いちいち覚えなくてもいいものばかりだったのだ。しかし最近、彼女は勉強方法を変えたようだ。あまり手当たり次第に商品の名前を見てみても意味がないと思ったらしい。ところが、今回の方法にもちょっと問題があったのだ。

 先日スーパーへ行ったら、何やら冊子を持ってくる。見るとそれは日本人向けに配られているフリーペーパーだった。北京在住の日本人がレストランなどを探しやすいように、広告が一杯載っている冊子である。その中の一つを指して、これはどういう意味かと聞いてきた。が、それを見て絶句。

 「スナック○○、チーママがどうのこうの...」

 この中の”スナック”と”チーママ”の意味がわからなかったらしい。よりによって何でこの広告で勉強するねん??

 とは言え私もスナックやチーママの詳しい定義も分からず困ってしまい、その場で悩んでしまった。今後この手の質問が増えるのだろうか?? ちょっと不安。
 

可愛そうなサル...

2005-10-20 | 北京生活編 食べ物
 今日書く内容は、私にとってはかなり残酷と思える話である。

 学校の授業中、先生が中国の山の珍味について話し出した。
 「中国の珍味は”熊の手”とか”サルの脳(しかも生!)”とか...」 やはりこういう料理を好むのは広東人らしい。(動物保護の観点から最近では食べないと聞いたが、まだこういう食習慣は続いているのか??) それぞれの国の食文化があるのだから外国人である私が文句をつけるつもりはないが、とあるレストランのやり方はかなり残酷だと思った。

 先生の友達が広東に出張へ行った時のこと。接待で連れて行かれたのがそのレストラン。もちろん名物はサルである。なんと檻の中に数匹のサルが入れられていてその中から1匹を選んでくれというのである。彼が選ぼうとすると何とサルたちは...。

 自分達の中で一番弱そうなサルを皆でグルになって差し出そうとしたのである。

 サルって賢いだけにやることが残酷...。特に強そうなサルは先頭きって弱いサルを人間の方へ方へと押し出していたらしい。で、結局先生の友人が選んだのは。

 一番強かったサル。

 それにしても...。私にとっては書いているだけで気分が悪くなるような残酷な話である。(だったら書かなかったらいいんやけど、あまりに衝撃的だったので...) そんなにしてまでサルを食べたいのか??? 

平穏な北京市内

2005-10-18 | 北京生活編 中国ならでは
 小泉首相の靖国参拝でまたデモでも起こったら嫌やなあと心配したが、今の所至って平穏、いつも通りである。

 さて、今私はバスで片道30分かけて学校に通っているのだが、そのクラスは私以外全員韓国人。中国人に囲まれてバスに乗るのと、韓国人に囲まれて勉強すること、昨日の今日だけにちょっと緊張したけど...。全く無用の心配だった。

 今日利用したバスは「小公共(ミニバス)」と呼ばれるもので、運転が荒い分バスより早い。普通のバスがいくら待てども来なかったのでミニバスに乗った。一駅分くらいですぐ座れたのだが、それまではちょっと振り回されたらバスから落っこちそうになりながら、みんな団子状態で進んでいく。

 ミニバスの中は普通のバスよりガラが悪いと思う。そのせいで時々嫌な思いもするけど、他にはない一体感(?)のようなものもある。交通警察の目を一緒にごまかして乗り降りしたり、通行禁止の立て札を勝手に取り除いてさっさと渋滞を抜けたり...と、とにかく早く前へ進むためだけに妙な一体感があるのだ。(私はようやらへんけど)

 更に今日は学校に着いた時、普段あいさつなどしてこない韓国人が私に挨拶してくれた。思いもよらないことでとっさに返事が出来なかったくらい...。
 なんか警戒していたにも関わらず、今日は逆に普段以上に中国人、韓国人に親しみを感じてしまった。

 ところで、今日もニュースは有人宇宙船のことばかり。更になんか知らないけど立派な文学の巨匠が亡くなられたそうで(もしかして有名人?)、大きく取り上げられている。このまま靖国参拝の記事が大きく報道されず終わるのかも...。

小泉首相の靖国参拝

2005-10-17 | Weblog
 大使館からのメールで小泉首相の靖国参拝を知る。「(緊急)反日デモに関するご注意」というタイトルのこのメール。内容は、靖国参拝に反発して対日抗議行動が起こるかもしれないのでくれぐれも注意するように、というものだった。

 さて、中国の報道はどうやろ...?と昼のニュースを見ていたが、中国のテレビは有人宇宙船「神舟6号」が帰還した報道一色。今朝無事に帰還したため、午後は専門家の話や記者発表、夜には宇宙飛行士のインタビューなど盛りだくさん。とても靖国参拝にまで十分時間をさけないのだろうか...?

 しかし、インターネット上ではそんな悠長な感じではなかった。いくつか掲示板を見てみたが、ものすごい罵詈雑言が並んでいる。よくもここまで他国を罵倒できるものだと思うくらいの非難である。普段の生活のうっぷんをもしかしてここで晴らしているのではないかと思うくらいだ。物を食べながら見ていたのだが、あっという間に食欲も失せ、気分も悪くなった。日本、そして日本人が、インターネット上で罵倒され「死」や「血」と言った言葉で攻撃されているのだから。

 せっかく2ヶ月以上続いた中国の「日本に戦勝してから60周年!」というキャンペーンも終わり、ようやく「どこの国の人?」と聞かれて「日本人」と答えてもいいかなと思い始めてきたのに...。 とにかく明日以降デモなど起こらないことを祈るばかりである。

北京のゴルフ場デビュー

2005-10-16 | 北京生活編 中国ならでは
 昨日の土曜日、遂に北京のゴルフ場デビューとなった。先のビンタン島ゴルフ場で散々だったにも関わらず、夫は「日本に帰ったらなかなか行けないだろうから..」と予約を取ってくれたのだ。正直言うと、その時は楽しみ1割不安9割と言った感じ。北京でゴルフをする奥さん達は皆めちゃめちゃ上手と聞いていたから、ド素人の私が良いのだろうかと緊張しまくりだった。

 当日、市内から車で1時間半かけてようやく到着。すると、駐車場はもう満車状態。ものすごい人である。ゴルフ場の周りには別荘も立ち並んでいた。...が、人が住んでいる気配はなく、まるでモデル住宅状態。当初のもくろみとは裏腹に、きっと買い手がなかったのだろう。勿体無いなあ...。

 さて、スタート時間よりも20分ほど遅れてようやく私たちの番が回ってきた。キャディーさんも一目で私をビギナーだと見切り、何故かいつも5番アイアンを渡してくる。そう、5番でもほとんど飛ばないので、最初から最後までフル活用なのだ。

 ハーフを終えて移動してびっくり。15、6人の中国人がたむろしている。彼らは全て順番待ちなのだ。私たちもその辺に腰を下ろして打つ人を見るともなしに見ていたら、なんか中国人のおっちゃんが騒がしい。何やろ..と目をやると、何と彼らは私のゴルフバッグを覗き込んでいるではないか!

 私のゴルフセットはかなり前に母親から譲り受けたものである。その中には今ではほとんど見ないパーシモン(柿の木のウッド)があった。前日夫が私のクラブを見て「こんなん見たん、十何年ぶりや~」と驚愕していたのだが、中国人にとってもそうだったらしく、何やら引っ張り出しては興味深そうに見ている。勝手に人のもん、触るなよ~...。 ところで、そんな年代物のウッドを持つにもかかわらず、私はド素人...。彼らの視線を浴びながら打つことほど恥ずかしいものはなかった...。

 それにしても、中国人ゴルファーのうるさいこと。「お静かに」の札を掲げたいくらい、大声でしゃべる(わめく?)彼ら。街中と変わらないではないか。

 マナーに関して言えば、ショックだったのがキャディーさん。かなり若い女性で、下手くそな私にも何の文句も言わずついてきてくれたのだが、何と彼女グリーンで「かーっぺ」っとタンを吐いたのだ。せめてゴルフ場ではやめようよ~。

 そんなこんなでゴルフに興味を持ち始めた私。今日早速夫と近くのゴルフショップへ出かけてゴルフセットを購入した。ミズノ...のニセモノ。値段も日本の十分の一以上か、というくらい安い。初心者の私にはこれくらいで丁度いいのだ。あっという間に寒くなってしまう北京、このゴルフセットを使う機会はあるのかな?

シンガポール!ビンタン島! その5

2005-10-14 | Weblog
 バンヤンツリーのアメニティは洗練されているというより手作り感があふれていた。これは部屋の鍵。手作りっぽく可愛いけど、如何せん大きい! こういうリゾート地のホテルの鍵ってなんでこう大きいんやろ??

 

 これ↓はシャンプーやバスオイル。ぽってりした入れ物がとてもかわいい。が、使いやすさを考えると、購入には至らなかった。

  

 毎日サービスされるペットボトルのお水も、ちゃんとケースに入っている。

 

 あと、ここはやはり自然の中に作られたホテルなので、周りは動物も生息している。そしてもちろん、蚊を代表とする虫たちも生息しているのだ。というわけで、虫対策のスプレーや蚊取り線香などなども、カゴにまとめて入れてあった。

  

 ところで動物と言えば...。私はかなりの動物好きだと自認している。このホテルを選んだ理由の一つも、動物達がヴィラの周りに出没すると聞いたから。着いた当日からベランダでひたすら待った甲斐があって、木を駆け下りるリスとカメレオンの目撃に成功!! そして夜には思いもよらない動物がヴィラにやってきた。それは...。

 

 コウモリ!! 毎日彼らはやってきて、ベランダの天井にぶら下がっている。多いときは10羽くらいいたかも。ふらふら揺れる奴もいて、ずーっと見上げていても全然飽きなかった。

 というわけで、毎日お天気にも恵まれ、動物達とも交流し(餌付けをするという野望は敗れたけど...)、楽しい国慶節を過ごすことが出来ました。今まで何箇所か東南アジアの島に行ったけど、マレーシアのダタイホテルと並んで今回のバンヤンツリーは是非もう一度行きたいと思うホテルだった。(あ、でも、もう少しレストランは充実させてほしいなあ...)
  

シンガポール!ビンタン島! その4

2005-10-12 | 旅行
 バンヤンツリーホテルから車で5分ほどのところにゴルフ場がある。「ラグーナ・ビンタン・ゴルフクラブ」と言い、グレッグノーマンの設計として有名らしい。...ところで、グレッグノーマンって、誰? 有名人?

 ...つまり私はゴルフに関してほとんど素人同然である。そんな私が恐れ多くもグレッグなんとか氏が設計したというゴルフ場に挑戦することとなった。

 

 ビンタン島を紹介しているサイトによると「17番の海超えのホールが評判高い」らしい。が、下手くそな私は海超えどころか、前へ進むだけで精一杯。せっかくの設計に応えることができなかった。ごめんよ、グレッグ。

 


 それにしても暑かった~!! 普段全く昼寝をしない私だが、さすがにホテルに戻って2時間ほど眠る。おまけに夢までみる。ターミネーターが実家にやってくるという夢。しかもターミネーターの襲来はそれが初めてではないらしく、夢の中で「あ、また来たんや」などと逃げながらも冷静だった。せっかくのビンタン島、何故にこんな夢...?

 ところで、このホテルのアメニティもとてもかわいらしい。続きは明日。
  

シンガポール!ビンタン島! その3

2005-10-11 | 旅行
 部屋に入ってまず驚いたのはベッド。天蓋付きである。そしてベッドを覗いてみて更にびっくり...。

 

 実は今回の旅行中に結婚記念日を迎えたのだが、何とわざわざベッドに葉っぱで「Happy Wedding Anniversary」とデザインしてくれていたのだ。そして夕方にはお祝いのケーキも。

 

 ちなみに、通常のベッドメイキングでは「Have a Nice Day」となるようだ。



 そうそう、ベッドにちょこんと乗っているのは手作りのカメのぬいぐるみ。ここではカメの保護に努めているらしく、毎日1人あたり1ドルを寄付することになっているようだ。そのお礼としてこのカメがいるというわけ。アニマル好きにはたまらないサービスである。

  

 ビンタン島ではゴルフも楽しめた。続きは明日。
  

シンガポール!ビンタン! その2

2005-10-10 | 旅行
 シンガポールからビンタン島へはフェリーで約45分。フェリー乗り場に着いた私たちの荷物は異常に重い。大型スーツケース2個の中身は、昨日シンガポールでしこたま買い込んだアルコール類。これからのんびり過ごすにあたり、缶ビール1ダース、ワイン2本、ウィスキーなどなど...。なんぼ飲むねん。
 さて、私たちの乗るフェリーはこれ。

 

 自由席だったので2階に座ったのだが、前方のテレビでは中途半端なサスペンスドラマが流れている。中国語で英語字幕つき。これから楽しいリゾートだ!という時になぜ次々人が殺されていくドラマを流すのか???

 さて、無事にビンタン島に到着。ここはインドネシアなのでビザが必要。あらかじめホテルに特急サービスなるものを頼んでおいたので、手続きは全ておまかせしてホテルへ。

 ホテルは「バンヤンツリー・ビンタン」。到着したらまずスタッフがこのドラを鳴らして「到着だよ~」と他のスタッフに知らせてくれた。



 このホテルは全てヴィラタイプで、部屋番号のほかに名前までついている。私たちの部屋は「111」、名前は「Mangga」 ...”まんが”?



 部屋は海に面した「Sea Front Villa」。 名前の通り部屋に入ると、ベランダの向こうは海!!! デッキの海を見下ろすジャグジーにも感動する私たち...。 続きは明日。