英語と書評 de 海馬之玄関

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アガサ・クリスティーの全作品の中で一番好きなフレーズ、鴨。

2021年12月29日 21時08分23秒 | 雑記帳

 

Victoria ・・・🍎🍎

Joan felt  her heart beating with sudden excitement.

It was good to be home.

She felt, just for a moment, as though she had never been away.

England, her own country. 🍎🍎

Nice English porters・・・🍎🍎

A not so nice, but very English, foggy day❗

Not romantic, not beautiful,

just dear old Victoria station 

just the same as ever, looking the same,

smelling just the same❗

Oh, thought Joan, I'm glad to be back.

(Agatha Christie as Mary Westmacott「Absent in the Spring」(1944) chap.12)

 

わぁーーーい、ビクトリア駅🍎🍎

いきなしジョーンはなにがしかのでも強い感動を覚えた

人間、男女問わず地元に帰るとおちつくもの

ジョーンは、しばらく、外国にいっていたことさえ忘れた

イングランド、わが母国🍎🍎

キリッとして快活なイングランドの駅スタッフさんたち🍎🍎

あんまり誇れるものでもないけれど、いかにもイングランドらしい

煤混じりの霧😢😢

ぜんぜんお洒落でも綺麗でもないけれど、ちゃんと

いつも通りにわたしたちを迎てくれる懐かしい古い

ビクトリア駅。

なにも変わっていない❗

外観も界隈の空気も❗

やれやれ、

【でも、母親としての自分のつとめをはたして】

こうして母国に帰れた。

素直にそれは嬉しいこと、鴨。

と、ジョーンは思った。

(本書は早川書房さんから「春にして君を離れ」として翻訳もでています。

訳者は中村妙子さん。中村さんの訳なら安心だし勉強になるはず。

こんど、わたしも読んでみたいです)

 

イギリス英語の入門書紹介――役に立つのにお洒落で楽しい「イギリス英語」の招待状のようなもの

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2387050ede4ca0a2947e1c5783157128

覚書★アガサ・クリスティーという愉悦

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/a70ff39c23a027bd8166d9b911af7045

書評:日本人の知らない日本語(海野凪子・蛇蔵)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/04ef12bcccb7b2ca55a14f392ef89859

岩波書店『カント全集』完結♪(画像差しかえ版❤)

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/95ae24e813f4c07a0a3983d5c0ba686d

そして、

読まずにすませたい保守派のための<マルクス>要点便覧-あるいは、マルクスの可能性の残余

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/385e8454014b1afa814463b1f7ba0448

防衛省Mag☆MAMOR:特集「英語力を装備する自衛隊」--英語好きにはお薦めだったりする
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2377f54478cd51ab00abbce530bf67f6

 

🍎Dameアガサ・クリスティー(DBE)のKABU好みの作品🍎

コロナくんと一緒にこの夏読み返した結果です

1)予告殺人

2)動く指

3)スリーピングマダー

4)鏡は横にひび割れて

5)牧師舘の殺人

6)NかMか?

7)象は忘れない

8)運命の裏木戸

次点)なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

次点)五匹の子豚

次点)秘密機関

次点)茶色の服の男

次点)書斎の死体

番外佳作)ハロウィンパーティ

番外佳作)ヒッコリーロードの殺人

番外佳作)死者のあやまち(≒ポアロとグリーンショアの阿房宮

論外傑作)火曜クラブ

論外傑作)春にして君を離れ

 

 

要は、地元が一番。母国が一番。

ということでもありますが、

この夏、コロナくんのからみもあり、

なにげに、クリスティー先生の作品を

まとめて読み返した。で、もちろん、

「A Pocket Full of Rye:ポケットにライ麦を」

最後の数ページは別格として、

このフレーズが今年もあとAKB48グループの

48時間とはいわないけれど、60時間はきった

いま、いま一番印象に残る、鴨。

と、思いました。

 

 

而して、この経緯をアーネスト・ゲルナーはこう述べています。

民族を生み出すのはナショナリズムであって、他の仕方を通じてではない。確かに、ナショナリズムは、以前から存在し歴史的に継承されてきた文化あるいは文化財の果実を利用するが、しかし、ナショナリズムはそれらをきわめて選択的に利用し、しかも、多くの場合それらを根本的に変造してしまう。死語が復活され、伝統が捏造され、ほとんど虚構にすぎない大昔の純朴さが復元される。(中略)

ナショナリズムがその保護と復活とを要求する文化は、しばしば、ナショナリズム自らの手による作り物であるか、あるいは、原型を留めないほどに修正されている。それにもかかわらず。ナショナリズムの原理それ自体は、われわれが共有する今日の条件にきわめて深く根ざしている。それは、偶発的なものでは決してないのであって、それ故簡単には拒めないであろう。

【アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』(1983年)
 引用は同書(岩波書店・2000年12月)pp.95-96】 

 

蓋し、所謂「多様性」なるものの価値や素晴らしさというもの。それを保守派も必ずしも否定はしないでしょう。わが国も、古来、数多の「帰化人」の方々を<新しい仲間>として受け入れてきたし、日本の文化伝統なるものの多くは彼等とのコラボレーションの果実であることを否定するような向きは「保守」などではなく、単なる、「無知」なのだと思いますから。

しかし、「多様性」なるものを具現する道のりやスタイルは、リベラル派がしばしばそう口にするように、別に、すべての国が「その市民社会を<地球市民的>なる無国籍の色合いに染める」ものばかりではないのではなかろうか。個々の国家が、各々、独自の文化と伝統を競いあうことによって、世界の総体としては百花繚乱・千紫万紅の<コラージュ>状況を現出する道のりもありはしないか。蓋し、保守主義に親和性のある「多様性」は間違いなく後者のスタイルであろうと思います。

畢竟、いずれにせよ、リベラル派が主張するような「多様性」だけが<多様性>ではないことは明らかでしょう。ならば、各人各様、個性と野心を競いあうことで、多くのごく普通の少女たちに自信と将来の「そうなっていたい自分」についての具体的なイメージを提供した<AKB48>グループのような。そんな展開。

我々、保守派はそんな、本当の意味で多様性に満ちた活気のある日本と世界を求めているの、鴨。

<再論>保守主義の再定義・・・占領憲法の改正/破棄の思想的前哨として

https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/141a2a029b8c6bb344188d543d593ee2

 

NMB48の安田桃寧さん

卒業おめでとう🍎🍎

 

安田桃寧 卒業公演  

https://ameblo.jp/nmb48/entry-12718317884.html

・・・Wアンコールはドラフト2期生で「アリガトウ」を披露しました!

ラジオ、MC、バラエティと多彩な活躍をしてくれた安田。

弛まぬ努力と妥協を許さない根性はアイドルとしてのお手本であり、NMB48の誇りです。

卒業後もその愛され力で幸せになってください!

卒業おめでとう!

配信をご覧いただきました皆様、

今まで安田桃寧を応援してくださった皆様、

誠にありがとうございました。・・・

 

"安田桃寧「アイドルありがとうございました!!💗」卒業公演後(NMB48)    
20211229 21時" を YouTube で見る
https://youtu.be/6qRPoejdOKo

2021.12.30 杉浦琴音  

https://ameblo.jp/nmb48/entry-12718410639.html

 

 

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