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『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』 東川篤哉

2024年06月15日 20時39分25秒 | ■読書
東川篤哉の連作ミステリ作品集『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』を読みました。
東川篤哉の作品は、昨年の9月に読んだ『殺意は必ず三度ある』以来ですね。

-----story-------------
鯉ヶ窪学園探偵部・霧ヶ峰涼に、ライバルあらわる――!?

■霧ヶ峰涼と渡り廊下の怪人
体育祭を二日後に控えた学園。
陸上部の練習終了後、主将の足立が倒れていた場所は、
渡り廊下の中央という奇妙な場所だった。

■霧ヶ峰涼と瓢箪池の怪事件
秋の学園祭。探偵部一同はお好み焼き屋を出店。
その夕刻、モテ男の生徒が謎の女性に襲われ、瓢箪池に転落してしまった。

■霧ヶ峰涼への挑戦
ミス鯉高祭を見に行こうとする涼の前に、大金うるるが現れる。
名前からして霧ヶ峰涼のライバル美少女は、
架空密室事件の挑戦状を探偵部にたたきつけた。

■霧ヶ峰涼と十二月のUFO
冬期補習の帰り、クール・ビューティー、池上先生と会った涼は、
二人で恋ヶ窪教会の前を通ったが、その庭で神父さんが……。

■霧ヶ峰涼と映画部の密室
ひょんなことから、映画部の映画に出演することになってしまった涼。
だがその部室から、40インチのテレビが消失した。

■霧ヶ峰涼への二度目の挑戦
またも現れた大金うるる。今度仕掛けた架空事件は“空家の刺殺死体”。
雪の中、第三者の出入りは不可能で、涼に“犯人”の疑いが?

■霧ヶ峰涼とお礼参りの謎
霧ヶ峰涼、二年最後の三月。学園には三年生による先生への
「お礼参り」という習慣(?)があるという。
池の畔に立つ体育教師に早速……。
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株式会社実業之日本社が発行している月刊の小説誌『月刊ジェイ・ノベル』に2011年(平成23年)から2013年(平成25年)にかけて不定期に掲載され、2013年(平成25年)に刊行された作品……恋ヶ窪のはずれにある架空の高校「鯉ヶ窪学園」探偵部の面々が中心となって活躍する鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの番外編の第2作です。

 ■霧ケ峰涼と渡り廊下の怪人
 ■霧ケ峰涼と瓢箪池の怪事件(『霧ケ峰涼の学園祭騒動記』を改題)
 ■霧ケ峰涼への挑戦(『霧ケ峰涼の学園祭騒動記(ミスコン篇)』を改題)
 ■霧ケ峰涼と十二月のUFO
 ■霧ケ峰涼と映画部の密室
 ■霧ケ峰涼への二度目の挑戦
 ■霧ケ峰涼とお礼参りの謎
 ■解説的  関根亨

大人気ユーモア本格ミステリー、最新刊! 鯉ヶ窪学園探偵部・霧ヶ峰涼に、ライバルあらわる!? 鯉ヶ窪学園探偵部副部長・霧ヶ峰涼と多摩川探偵部部長をはじめとするお気楽三人組の部員が総登場……学園の秋から冬、その周辺に起きる愉快な驚愕、7つの謎が読者を待つ。

どの物語もゆるく読めてクスッと笑える一方で、謎解きのトリックも結構工夫されていましたねー ユーモアとミステリのバランスが絶妙で読みやすい作品でした……美少女・大金うるるから密室事件を挑まれ、推理合戦を繰り広げる『霧ケ峰涼への挑戦』と『霧ケ峰涼への二度目の挑戦』が特に印象に残りました、、、

有り得ない! と思いつつも、『霧ケ峰涼と十二月のUFO』と『霧ケ峰涼とお礼参りの謎』のトリックも愉しめました……気楽に読めるけど、それなりにミステリ要素が愉しめる、そんなシリーズですね。

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