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『こんちき あくじゃれ瓢六捕物帖』 諸田玲子

2022年08月25日 21時27分07秒 | ■読書
「諸田玲子」の連作時代小説『こんちき あくじゃれ瓢六捕物帖』を読みました。


あくじゃれ 瓢六捕物帖に続き、「諸田玲子」の作品です。

-----story-------------
色男「瓢六」が大活躍。
人気捕物帖シリーズ第二弾

今回も「瓢六」は高価な茶碗を探し出したり牢名主の跡目争いを解決したり。
「八重」との関係にも進展が……。
粋で愉快でほろりとする六篇
解説・「高部務」
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色男「瓢六」が、北町奉行所の同心「篠崎弥左衛門」とともに、江戸の町の難事件を鮮やかに解決する「あくじゃれ瓢六捕物帖」シリーズの第2作です。

 ■消えた女
 ■孝行息子
 ■鬼と仏
 ■あべこべ
 ■半夏
 ■こんちき
 ■解説 高部務


晴れて無罪放免となった「瓢六」だが、「お袖」と熱々の平和な日々も長くは続かない… わけありの母子を匿ったり、瓦版を作ったり、そして今度は「お袖」が牢に入れられる……!?  痛快無比の時代小説。


前作で難事件を次々に解決し、その功績から牢獄と娑婆を行き来する生活を免除され無罪放免された「瓢六」… 恋人の「お袖」の家に転がり込んでヒモのような生活を送り、暇をもてあますようになっていた、、、

「瓢六」は反骨精神でお上を困らせる存在である瓦版に手を染めることに… 本シリーズは登場人物のキャラクター設定が魅力的なのですが、貸本屋で瓦版の発行元の賀野見堂の主人「弐兵衛」や絵師の「筧十五郎」など、新しい登場人物が加わり、面白さがグレードアップしていましたね。

「お袖」が牢に入って奉行所の捜査に協力したり、前作で孫娘と息子を相次いで失うという不幸に見舞われた「ちえ婆さん」が生き生きと活躍したり、「篠崎弥左衛門」「八重」の不器用な恋もちょっとずつ進展したり… と、今後の展開が愉しみで、次の作品が読みたくなりましたねー 古書店で探さなきゃ……。





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