じゅうのblog

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『プラスマイナスゼロ』 若竹七海

2024年06月02日 21時00分05秒 | ■読書
若竹七海の連作ミステリ短篇集『プラスマイナスゼロ』を読みました。
ここのところ、若竹七海の作品が続いています。

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お嬢様と不良娘と平均値ガールの奇妙な友情 × 痛快系青春ミステリ
海辺の町“葉崎”を舞台に、超凸凹トリオが厄介でおかしな事件の謎を解く!
文庫版だけ! とびきり切ない書き下ろし「卒業旅行」収録

ある時、センコーがアタシらを見てこう言った――「プラスとマイナスとゼロが歩いてら」。
不運に愛される美しいお嬢様・テンコ、義理人情に厚い不良娘のユーリ、〝歩く全国平均値〟の異名をもつミサキの、超凸凹女子高生トリオが、毎度厄介な事件に巻き込まれ、海辺にある おだやかな町・葉崎をかき乱す!
学園内外で起こる物騒な事件と、三人娘の奇妙な友情をユーモアたっぷりに描いた、学園青春ミステリ。
〈解説・福井健太〉
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2008年(平成20年)に刊行された葉崎市シリーズの第5作です。

 ■そして、彼女は言った ~葉崎山高校の初夏~
 ■青ひげのクリームソーダ ~葉崎山高校の夏休み~
 ■悪い予感はよくあたる ~葉崎山高校の秋~
 ■クリスマスの幽霊 ~葉崎山高校の冬~
 ■たぶん、天使は負けない ~葉崎山高校の春~
 ■なれそめは道の上 ~葉崎山高校、1年前の春~
 ■卒業旅行
 ■解説 福井健太

葉崎市の学園内外で起こる物騒な事件と、お嬢様と不良娘と平均値ガールの超凸凹女子高生三人娘の奇妙な友情をユーモアたっぷりに描いた学園青春ミステリ。

テンコ、ユーリ、ミサキという3人の女子高生が織り成す学園コメディとミステリ要素が組み合わさった作品……3人のキャラクターはそれぞれ個性的で、不良娘のユーリ、平均的なミサキ、そして不運なお嬢様のテンコが、学園内で起こる事件に巻き込まれていきます、、、

彼女たちの友情や日常のエピソードが楽しさとほっこり感をもたらす展開なのですが、個人的にはちょっと物足りなかったですね……学園コメディとミステリの要素がどちらも中途半端な印象だったからかな。
コメント
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