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『樹海警察〈2〉』 大倉崇裕

2024年05月06日 18時25分47秒 | ■読書
大倉崇裕の連作ミステリ作品『樹海警察〈2〉』を読みました。
ここのところ、大倉崇裕の作品が続いています。

-----story-------------
山梨県警上吉田署にある樹海で見つかった遺体専門の部署・地域課特別室に、キャリアなのに配属された柿崎努。
ひとくせもふたくせもある部下の巡査、栗柄慶太と桃園春奈にもまれ続けて半年。
戸惑いばかりだった樹海での捜査にも少しずつ慣れてきた彼に、またもや災難が降りかかる。
そしてその災難は最大級で……。
富士の樹海に平和と混乱をもたらす、大人気の迷トリオが帰ってきた!待望の第二弾。
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2022年(令和4年)に刊行された作品……樹海警察シリーズの第2作です。

 ■柿崎努の冒険
 ■柿崎努の推理
 ■柿崎努の逃亡

深い霧と神秘に包まれた富士の樹海の中で、柿崎警部補とそのチームが繰り広げる捜査……柿崎警部補の成長や、部下である栗柄慶太や桃園春奈たちとのやり取りやそれぞれの個性を活かした活躍が愉しめるコメディタッチの物語、、、

樹海の洞穴で発見された殺人容疑者の死の謎を解く『柿崎努の冒険』、

雪の樹海で発見されたテント内での死体……柿崎が宿に代々伝わる謎のドリンクを飲んで抜群の推理能力を発揮(でも記憶が欠落)して事件を解決する『柿崎努の推理』、

柿崎がホテルの一室で起きた殺人事件の容疑者として追われる……前2篇をあわせた全体の事件を解決に導く『柿崎努の逃亡』、

柿崎の堅物で杓子定規な性格に、やや苛立ちを感じつつも、一見、無軌道とも思える行動をとるが、実は優秀な警察官としての能力を備えている部下たちに支えられながら柿崎が事件を解決するというドタバタ劇に惹き込まれました……どんどん先が読みたくなる独特の魅力がありましたね。

樹海という独特の舞台設定や、登場人物たちのキャラクター性が魅力かな……機会があれば第1作も読んでみたいですね。

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