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『鬼平犯科帳1 第3話「蛇の眼」』 1989年日本

2021年03月23日 21時23分00秒 | ■映画・ドラマ
  "鬼平犯科帳1 第3話「蛇の眼」"


先日、BSフジで放映していた『鬼平犯科帳1 第3話「蛇の眼(くちなわのめ)」』を観ました。

-----story-------------
闇にはびこる悪を斬る“鬼の平蔵”只今参上。
「池波正太郎」原作の人気TV時代劇シリーズ。

「長谷川平蔵」は、そば屋で一人の男とすれ違った。
物腰は柔らかいが、「平蔵」を窺う目に鋭い憎悪が走った。
その男、表向きは印判屋の看板を立てるが、「蛇の平十郎」という異名をとる大盗っ人。
時間をかけて強盗を企み、水際立った手口で大富豪ばかりを狙う。
凶行の日まで、手下にさえ顔をみせない男である。
その「平十郎」が次に狙うのは、将軍家にとり入り、御典医に成り上がった「千賀」の屋敷。
からくりを見抜いた“鬼平”は一網打尽にしようとする。
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二代目「中村吉右衛門」主演の『鬼平犯科帳』の第1シリーズの第3話にあたる作品です。


「鬼平」こと「長谷川平蔵(中村吉右衛門)」の厳しい取り締まりに恐れをなし、盗賊たちは次々に江戸を逃げ出していく… しかし、「蛇(くちなわ)の平十郎(石橋蓮司)」は動かなかった、、、

「平十郎」は、前老中の「田沼意次」に取り入り、将軍家御典医にまでなった… 彼は「千賀道有(福中勢至郎)」の屋敷を狙っていた。

その金蔵から一万両を盗み、江戸で大仕事をやってのけることで、「平蔵」たちの顔に泥を塗る魂胆だった… 「平十郎」の企みが自分への挑戦だと悟った「平蔵」は、慎重に調べを進めていく。

「平十郎」の手下の「白玉屋紋蔵(誠直也)」の指揮で準備は進んでいた、、、

「徳太郎(重田尚彦)」は、屋敷の下女をたらしこみ、裏木戸を開けさせた… 「彦の市(山田吾一)」は、あんまに化けて屋敷にもぐりこむ。

用心のため、手下どうしはお互いの顔を知らない… しかし、それが裏目に出た、、、


「彦の市」がかこっている女「おその(松居一代)」「徳太郎」が誘惑したのだ… それに気付いた「彦の市」は嫉妬のあまり、「徳太郎」を刺し殺してしまう。

「おその」を取り調べた「平蔵」は、彼女を釈放して「酒井祐助(篠田三郎)」に見張らせる… その後、「彦の市」「おその」の元へ戻り、張り込んでいた「祐助」らに捕まる、、、

厳しい調べに「彦の市」は、千賀屋敷の件を自白… そうとは知らない「平十郎」はある夜、屋敷に盗みに入り…。


クライマックスの「平蔵」「平十郎」の対決… その際に交わされる二人のセリフや、事件を解決したあと、「平蔵」「祐助」に語るセリフが忘れられない作品でした、、、


もちろん、正確には覚えていませんが… 「平十郎」の云う「蛆虫を生んでいるのは御上じゃねえか!」という幕府批判の言葉、「平蔵」の云う「江戸に悪者がいる限り、俺がやるしかねえだろう!」という覚悟の言葉、それぞれの立場を表している印象的な言葉でした。


あっ… 天ぷらそば、邪道と言われていましたが美味しそうでした、、、


久しぶりに食べたいな… ちなみに、本作品の原作は『座頭と猿』『蛇の眼』の二話のようです。



-----staff/cast-------------
企画:市川久夫
   鈴木哲夫
プロデューサー:能村庸一
        櫻林甫
        佐生哲雄
原作:池波正太郎
脚本:田坂啓
監督:高瀬昌弘
音楽:津島利章
制作:フジテレビ 松竹株式会社
キャスト:
 長谷川平蔵 - 二代目中村吉右衛門
 久栄 - 多岐川裕美
 佐嶋忠介 - 高橋悦史
 酒井祐助 - 篠田三郎
 小野十蔵 - 柄本明
 木村忠吾 - 尾美としのり
 小林金弥 - 中村歌昇
 村松忠之進 - 沼田爆
 沢田小平次 - 真田健一郎
 小柳安五郎 - 香川照之
 竹内孫四郎 - 中村吉三郎
 山崎国之進 - 中村吉次
 白玉屋紋蔵 - 誠直也
 おその - 松居一代
 鶉の徳太郎 - 重田尚彦
 彦の市 - 山田吾一
 蛇の平十郎 - 石橋蓮司







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